icon 尾瀬ヶ原から平ヶ岳、景鶴山 icon

2011年5月2日~4日

平ヶ岳を下る 

平ヶ岳を下る

参加者:男性2名・女性1名 計3名

コースタイム

icon 5月2日晴のち曇

藤沢駅4:30=あきる野IC 6:30=沼田IC 8:00=鳩待峠9:15~50―山ノ鼻11:05~25―柳平12:25~ 45―フタマタ沢右岸尾根取付13:20―1810m稜線14:55~15:05―ススヶ峰15:55―三分岐下(テント泊)17:00     歩行時間 6:50

icon 5月3日晴のち曇のちアラレ

三分岐下6:10―1911mピーク6:20―三分岐6:25―1895mピーク7:25~35―白沢山7:50~55―平ヶ岳 9:05~20―白沢山10:30―1795m鞍部(昼食)11:05~35―1920mピーク12:10―三分岐下12:30~13:05 ―大白沢山北トラバース―1898mピーク14:10~20― 景鶴山下15:00―景鶴山頂上15:25~40― 景鶴山下16:00~15―1898mピーク16:45―三分岐下(テント泊)17:35     歩行時間 9:55

icon 5月4日曇のち晴

三分岐下6:15―ススヶ峰7:00―1920mピーク7:20~35―1810m稜線分岐7:50―1605m休憩8:20~30 ―フタマタ沢右岸尾根取付8:44―柳平9:30~40―山ノ鼻10:25~55―休憩11:43~55―鳩待峠12:10 ~20―駐車場12:25~50=花咲の湯13:30~16:00=沼田IC 16:50=狭山PA 20:10~40=八王子IC 21:00=藤沢22:30  歩行時間5:30

*** 山行経過 ***

雪の時にしか登ることができない景鶴山と尾瀬ヶ原からの平ヶ岳を計画した。景鶴山は尾瀬ヶ原から眺めて前から行きたいと思っていた。尾瀬ヶ原から平ヶ岳へは、結構距離が長く時間がかかりそうであったが、調べると充分行くことができる山であることが分かった。

天気が悪いとコースが分からなくなるため、天気が良い日を選定して歩いた。

icon 5月2日

予定の時間に鳩待峠に到着。駐車料金が高いのに驚く。準備をして山ノ鼻まで雪道を歩く。夏道と異なるが、既に踏み跡がしっかりついており快適に下る。山ノ鼻は雪が1m程ある。連休の始めなのでまだ人は少ない。

黄砂でぼんやりした空の下、雪原を柳平目指して一直線に歩いて行く。わずかに踏み跡があるが歩いている人はいない。カッキリ堀南の尾根を越えると広く開けた柳平に入った。ここは雪のある時期にしか歩くことができないのでワクワクする。

山ノ鼻にて

山ノ鼻にて

カッキリ堀南付近

カッキリ堀南付近

クヌギなどの大木の林に入り猫又川に沿って歩く。枝沢を過ぎ猫又川左俣のフタマタ分岐より尾根にとりつく。

柳平へ

柳平へ

柳平北の大木

柳平北の大木

急坂を50m登ると緩い尾根に乗り、標高1810mで予定した至仏山からの稜線に着いた。稜線には小さい赤布があり、ルートになっていることが分かった。南方向には大きな至仏山が見えた。快適な稜線をススヶ峰に向かって歩くと広い所に出た。

猫又川左俣沢分岐付近より尾根にとりつく

猫又川左俣沢分岐付近より尾根にとりつく

ススヶ峰を目指して稜線1875m付近

ススヶ峰を目指して稜線1875m付近

地図を見ると湿原であるようだ。東に景鶴山、北東に特異な形をした大白沢山(おおしらさわやま)が見えた。青空であればすてきな写真が撮れるのに。 ススヶ峰では、遠くに大きな平ヶ岳も見えた。

ススヶ峰より三分岐へ

ススヶ峰より三分岐へ

大白沢山鞍部1870mでテント設営

大白沢山鞍部1870mでテント設営

三分岐を目指しておもしろい形をした雪庇の脇を下り、大白沢山との稜線を少し下がったシラビソの林にテントを設営した。春山は寒くはなくテントも快適である。キノコ丼とサラダのおいしい夕食をいただき眠りに着いた。夜はまさに満天星であった。

icon 5月3日

二日目は長丁場であるので予定より早く出発した。911mピークに出て平ヶ岳までのルートを確認する。

911mピークから三分岐、燧ヶ岳、大白沢山 

911mピークから三分岐、燧ヶ岳、大白沢山

かすかにアイゼンの跡があり先行者が二人いるようだ。はるか彼方には平ヶ岳が大きくそびえていた。燧ヶ岳、景鶴山もきれいに見えた。東側に大きく雪庇が出た1920mピークを下り1895mピークを登り返して亀裂が入った雪庇を避けて樹林帯を通り白沢山に着いた。

1895mピークより白沢山

1895mピークより白沢山

白沢山より平ヶ岳

白沢山より平ヶ岳

白沢山下りの雪庇を振り返る

白沢山下りの雪庇を振り返る

平ヶ岳頂上にて

平ヶ岳頂上にて

平ヶ岳はかなり近くなった。広い野原のような尾根を登り、2020mから急坂を登るとようやく平ヶ岳の頂上に着いた。頂上には気象観測用の柱があった。ここより、八海山、中ノ岳、駒ヶ岳の越後三山、荒沢岳、燧ヶ岳、至仏山、赤倉岳、会津駒、磐梯山、朝日岳などが見えた。

先行のトレースは大水上山に向かっているように思われた。いつかトライしたいコースである。風が出てきて寒くなってきたので、大展望を惜しみながら白沢山、三分岐へと戻った。平ヶ岳からの下りはザクザクと快調に下り気持ちが良かった。

平ヶ岳下1960mピークより平ヶ岳

平ヶ岳下1960mピークより平ヶ岳

1895mピークの雪庇

1895mピークの雪庇

こういう所はスキーが楽しめるのに。雪庇を見ながら1920m峰への129mをフウフウ言いながら登り返し、大白沢山鞍部に下りテントに到着した。

早くテントに帰ることができたので景鶴山に行くことにした。時間が無いため、大白沢山は登らないで北を巻いた。東の鞍部では、大白沢山頂上へ行く踏み跡があった。二つピークを越して景鶴山の西に着いた。頂上からは尾瀬ヶ原がかすんで見えた。

急斜面を登り景鶴山へ

急斜面を登り景鶴山へ

景鶴山頂上より尾瀬ヶ原

景鶴山頂上より尾瀬ヶ原

写真を撮った後、北側の雪の急斜面を1959mまで下りそこから同じコースをテントに戻った。予定したピーク二つを無事に登ることができ満足した一日であった。

icon 5月3日

三日目はススヶ峰から岳ヶ倉山を経由して下りる予定であったが疲れたため登りと同じコースを下った。

平ヶ岳と景鶴山に行くスキーのグループに会って状況を話した。このコースは慣れているようでコースには無駄が無かった。

ススヶ峰への登り

ススヶ峰への登り

ススヶ峰より至仏山

ススヶ峰より至仏山

稜線分岐より猫又川左俣に下る

稜線分岐より猫又川左俣に下る

柳平を山ノ鼻へと向かう

柳平を山ノ鼻へと向かう

柳平に来るとテントを張っている人もいた。沢を渡るスノーブリッジはかなり融けて下がっていた。一週間後くらいは渡れなくなりそうであった。大木の林に別れを告げ山ノ鼻に着いた。行く時と異なり人やテントも多くにぎわっていた。元気なT.Aさんの後についてつらい最後の登りを登り返し鳩待峠に着いた。

花咲(はなさく)の湯で花を眺めながら露天風呂に入り、三日間の汗を流しておいしいソバをいただき帰った。

*** 費用 ***

高速代、あきる野IC→沼田IC 1300円、沼田IC→八王子IC 1000円、ガソリン代 540km 10200円、

駐車代(3日間) 4500円、 計17000円、5670円(一人)

花咲の湯入浴代 600円、食費 1200円(一人)    計7470円(一人)

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Tag:尾瀬・日光,雪山,雪山,テント
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