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山行記録

~会山行や個人山行の記録~

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藤沢山の会

山行記録

 大菩薩 シオジの森~吹切尾根 

2014年6月20日(金) 天候:薄曇り

シオジの樹間を行く 

シオジの樹間を行く

参加者:CL:N鳥、S水、O本、O中 (4名)

コースタイム

大月=タクシー=8:43大峠8:50――10:20シオジ群生地下端10:30――11:50大樺ノ頭12:15――13:00雁ヶ腹摺山13:08――14:26吹切峰14:36――15:00奈良子林道に下降――15:32中双里尾根入口――15:56中双里―(10)―17:08送電鉄塔――17:35真木川――17:46野分沢(渡渉)17:56――18:10桑西18:27=バス=大月 (行動時間:9時間20分)

*** 山行経過 ***

大峠でタクシーを降り、林道のゲートを抜けてシオジ群生地に向う山道に入る。ほとんど水平に山腹を巻き、小沢を横切る山道が整備されている。あたりはほぼ広葉樹林で新緑が美しく、蝉の声がやかましい。

 

 

しかし、付近のササはすべて枯れている。大樺ノ頭の北尾根が迫り、シオジの大木が目立つようになると、真木小金沢林道への分岐が現れる。この分岐から広い沢地形を下りてゆくとシオジ群生地になり、すっくと直立するシオジの高木群に出会う。

群生地の下端まで来ると大樺ノ頭への分岐があり、ここから北尾根を登る。歩きやすい緩やかな山道が整備されていて、下りてくるハイカーとすれ違う。

尾根には背の低いミヤコザサが生えている。樺の大木が目立つようになると、やがて大樺ノ頭の頂上に達する。ここで昼食とする。

大樺ノ頭から高低差の少ない山道を進み、雁ヶ腹摺山に達する。ここから大峠への道を下り、道が大きく右折するところから吹切尾根を下る山道に入る。

緩やかに下る広い尾根の雑木林の下に明瞭な山道がついていて、しばらくして中背のスズタケが現れる。笹原の中の道を気持ちよく下り、平坦なピークをいくつか越えて行くと、笹はなくなり踏み跡が不明瞭になるが、やがて吹切峰に達する。

ここには苔むした岩があるのみで、何の印もない。

吹切尾根を行く 

吹切尾根を行く

吹切峰から踏み跡のない尾根を下る。背の高いスズタケが出てきて行く手をさえぎるので、左に回りこむと古い道形が現れる。しかし、笹が茂ってきて道は不明になるので、左手の雑木林にのがれ、下に見えてきた奈良子林道を目指し、最後に擁壁を下りて林道に下り立つ。

林道を南下し、右に大きく曲るところで路肩から山道に入る。少し進むと急坂になるので誤りに気付き、引き返してさらに林道を進み、次の右カーブの路肩から中双里への山道に入る。

しっかりした山道がついている。この道は大きく折り返して中双里の西面を行き、やがて不明になるので、この西面をつめて稜線に上る。稜線には薄い踏み跡があるが不明瞭で見失いがちである。

鬱蒼として薄暗い樹林帯の中の稜線を進んでゆくと、南西尾根に引き込まれそうになるが、大きく左に回りこんで南東尾根に乗る。長い尾根を下り、小ピークを越えると送電鉄塔があり、巡視路が現れる。安心して巡視路を下ってゆくが、尾根から野分沢に下りる左折点を見逃してしまい、真木川まで下りる。しかし、川は渡渉できないので左折点まで引き返し、道形を見つけて下るとすぐに野分沢に出会うが、沢にかかっていた木橋が落ちていて愕然とする。

沢に下りるのも岸が切り立っていて容易でない。立ち木を頼りにようやく沢に下り、飛び石伝いに渡渉して対岸に渡り、砂の斜面を斜上して山道に上がると、桑西の集落はすぐであった。

*** リーダー所感 ***

シオジの森の観賞のついでに、吹切尾根のVルートを下る欲張りなコースを歩いた。シオジの森の渓畔林は一見の価値がある。

シオジの森から雁ヶ腹摺山を周回するコースは一般ルートの半日コースである。吹切尾根の吹切峰から上は踏み跡もあり気持ちよく歩けるが、それから南は踏み跡がなく、難度が高くなる。

中双里尾根は深い樹林に覆われ、踏み跡が薄く自然度が高い。現在、野分沢の木橋が落ちているので、このコースのグレードは健脚Cである。奈良子林道から鳥屋ノ丸へ下るルート(今回間違えて途中まで下ったルート)をとれば難度は下がり、健脚Bとなる。

*** 参加者の感想 ***

 O.K

シオジの群生林を堪能し、快調に雁ヶ腹摺山に立った。そこまではアプローチで、そこからがVハイクの佳境に入った。踏み跡を探し、やぶ漕ぎをし、下りかけた尾根を登り返し、無残に落ちた木橋に遭遇し、まさにドラマチックな展開が隠されていた。

最後にいくほど緊張感が高まり、思い切って沢を渡ったところでピークに達し、ほどなく人家が見え、一気に解放された幕切れとなった。

さまざまな音がこのドラマの効果音のように耳に届いた。シオジの森の春蝉や鳥の鳴き声は楽しくにぎやかで、踏み跡がはっきりしない鬱蒼とした樹林帯での春蝉や沢音に、不安や緊張が高まった。

三人の先輩の豊富な経験の蓄積に感服し、自然と真剣に向き合う気持ちを思い出させてくれる山行だった。

 S.M

10年に設立された基金で、日本山岳遺産認定地となったシオジの森へ行ってみたいと思っていたところ、今回行くことができた。当日は前夜からの小田急電車の不通が続き皆さんが来れるかなと心配する。

水平道から大木の茂るシオジの森へ、そして吹切尾根の地図読みでかなりの健脚だった。最後の下山地では橋が流れていてちょっと手こずったが無事に渡渉もできて変化のある山行ができた。

 O.T

シオジの木は真っすぐに伸びていて心和む渓畔林にふさわしい木でした。私の古い鏡台に使われているのがこの木材で懐かしい人に出会ったような気持ちになりました。しかしCLからの説明の通り後半は緊張感を持っての山行でした。地形図を手にしていても広い尾根の中で10m、20m位の高低差はとても読み取れない。

立派な林道に出ると人里が近い様な気がして気持ちが緩んでしまう。尾根は先端に行くほどむずかしいことが良くわかりました。最後の野分沢の渡渉地点の見つけ方は良い経験になり楽しさ倍増のⅤハイクでした。

梅雨の晴れ間、木々の緑は綺麗でした。蓬莱山でヘルメット、ハーネス、同時に心構えの準備もし鋸岳へ。急降下、急登、ロープ、鎖、足もとは要注意と気を抜けない連続のところ、大ベテラン方のアドバイス、ご注意をいただきながら無事通過できた時はホッとしました。

** 費用 **

タクシー代:大月駅→大峠 7,480円

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Tag:中央線,ハイキング,日帰りハイク
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