icon 北アルプス:剱沢~長次郎谷 icon


2015年8月20日(木)~23日(日)

剱沢雪渓を登る」 

剱沢雪渓を登る」

参加者数:男2名、女3名

コースタイム

icon 8/20(木)

新宿高速バスターミナル23:00=(高速バス)=

icon 8/21(金)雨

4:50扇沢バスターミナル7:30=(トロリーバス)=7:45黒部ダム8:00――9:15内蔵助谷出合―(5)―(10)―12:00内蔵助平(昼食)12:30―(5)―14:50ハシゴ谷乗越15:00――16:30雪渓――17:00真砂沢ロッジ(泊)

(歩行時間:8時間、行動時間:9時間)

icon 8/22(土) 雨

真砂沢ロッジ7:13――7:50長次郎谷出合7:55――8:20平蔵谷出合8:25――9:07雪渓終点(アイゼン脱着)9:15――10:00剱沢小屋10:05――11:20剱御前小舎11:40――雷鳥平――13:40雷鳥荘(泊)

(歩行時間:5時間44分、行動時間:6時間27分)

icon 8/23(日) 晴れ

雷鳥荘7:20――7:50室堂山荘8:00――9:00堂山展望台9:30―(10)―10:20室堂駅

(歩行時間:2時間10分、行動時間:3時間)

山行経過

icon 8月21日

盆が過ぎ、1時間遅く出発の扇沢始発のトロリーバスに乗り、黒部ダムで降りて登山者出口から、Mパーティーとともに小雨の中、総勢12名で出発。約200m下って木橋で黒部川を渡る。見上げる黒部ダムが大きい。黒部川左岸に沿っていき、丸山東壁基部をへつるように内蔵助谷出合に着く。

下ノ廊下ルートを右に分け、内蔵助谷右岸の急登を越え、ハシゴやクサリや倒木に難儀しながら進み鉄橋を渡って内蔵助平に至る。真砂岳方面を左に分け、ゴーロ状の涸れ沢を進み、つづら折りの急登を登り切りハシゴタン乗越に着く。乗越からはザレたやせ尾根の急下降となり、ロープや腐りかけた木のハシゴが続き、下りのほうが歩きにくく時間がかかった。剱沢の雪渓に出て、雪渓を横切り踏み跡を辿って真砂沢ロッジに着く。

真砂沢へ

真砂沢へ

ハシゴ谷

ハシゴ谷

icon 8月22日

雨が降り続き、長次郎谷熊ノ岩及びMパーティーの長次郎谷左俣は中止となり、直接、剱沢を遡ることになったため、3時間遅れで一緒に出発した。雪渓は強い雨足にも拘らずカチカチな個所もあった。楽しみにしていた八峰の鋭い岩峰も霧に包まれ僅かにマイナーピークが霧に霞んで見えた。

2,300m近くに来ると雪渓も切れ、夏道が現れアイゼンを外し、雨の中やっと辿りついた剱沢小屋にも入れず小屋前で水分を補給して剱御前小舎まで頑張る。チングルマ・ヨツバシオガマ・ミヤマキンポウゲ・リンドウ・アキノキリンソウなどまだまだ高山植物は元気であった。小舎で暖かいお汁粉をお腹に入れ、新室堂乗越経由で雷鳥荘に向かう。途中雷鳥一家との出会いもあって結構楽しい下りであった。

真砂沢を登る

真砂沢を登る

もうすぐ雷鳥荘

もうすぐ雷鳥荘

icon 8月23日

雨も上がり、前日まで雨にたたられ絶景を楽しむことができなかったので、室堂山からのパノラマを期待して、ミクリガ池、ミドリガ池を楽しみながら室堂山へ向かう。

途中から浄土山、室堂山方面が雲に隠れたが、展望台に着き、ひと時であったが、ザラ峠から五色ケ原山荘の赤い屋根がはっきり見渡せ、剱岳、早月尾根、北方稜線の猫又岳、僧ケ岳方面を眺めることができた。ベンチで、ゆっくりティータイムを楽しんで、下山した。

*** リーダーの感想 ***

今回は、ピークハントではなく、剱沢の深奥部に入って長次郎谷・八ツ峰の絶景を熊ノ岩から楽しむ予定であったが、降り続く雨で残念でした。入山路を一般的な剱沢を下降せず、黒部ダムを下り、ハシゴタン乗越経由をとったが、乗越からの下りは、木のハシゴの傷んだ箇所も多く、雨が降っている時は、特に注意が必要です。

icon 

お勧めの山・関連する山行記

Tag:北アルプス,縦走,小屋泊
navi back 戻る