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山行記録

~会山行や個人山行の記録~

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藤沢山の会

山行記録

icon 富士周辺・三ツ峠山北口登山道~水雲山 icon

2017年10月26日(木)

会員の参加者:男4名、女6名 計10名

GPSトラック 

GPSトラック

コースタイム

icon 天候:晴れ

藤沢6:50=7:05辻堂=高速バス=9:00中央道都留 9:05=タクシー=9:20宝鉱山9:35―10:10北口登山道入口10:15―10:45猿遊台―11:15初滝11:20―11:45大滝―12:40白竜ノ滝―12:55昼食13:20―13:50水雲山分岐―14:15水雲山14:30―15:43七合目石―16:15大幡川徒渉林道―16:45北口登山道入口―17:10宝鉱山17:25=バス=17:45都留市駅

行動時間:7時間35分  歩行時間:6時間45分

*** 山行経過 ***

藤沢駅からの高速バスの到着が、厚木駅付近の渋滞で30分程遅れる。宝鉱山まではタクシーを利用し、準備運動の後9:35に出発する。大幡川に架かる「けいごや橋」を渡り、台風通過後の荒れた林道を30分程歩くと北口登山道入口に着く。登山道入口には安全登山を呼びかける大きな看板が立ててある。ここからは上級者コースで、四十八滝沢(別名:千段ノ滝沢)に沿って、初滝、三段の滝、大滝、七福の滝、白竜の滝と滝めぐりの登山道となる。

久々の秋晴れの中、木漏れ日の林間を気持ちよく歩き30分程で大きなブナの木のある猿遊台に着く。途中、左岸右岸と沢を渡りながら、台風で荒れた登山道を慎重に登って行く。右手に滑床が現れる高度1175m地点で初滝に着く。

けいごや橋を渡る 

けいごや橋を渡る

四十八滝沢沿いに初滝へ 

四十八滝沢沿いに初滝へ

初滝 

初滝

左脇の15段ほどの鉄梯子を登って、ワイヤーロープがかかる狭い登山道を右にトラバースして進むと、左岸への徒渉点が現れる。増水して危険なため、近くのロープにシュリンゲを足して両岸に架け、安全を確保して左岸へ徒渉する。沢に沿って足場の悪い急登が続き1230m付近で大滝に着く。木々に遮られて大滝の全貌を見ることは出来ないが、迫力ある流れを垣間見る。ここから七福の滝、白竜の滝までさらに急登は続くが、左手に雄大な滝が次々と現れ、見頃を迎えた紅葉と共に疲れを忘れさせてくれる。1450m付近で四十八滝沢を離れ、右手尾根に取り着き、傾斜の緩んだ紅葉の林間で昼食を摂る。

鉄梯子を登る 

鉄梯子を登る

狭い登山道を進む 

狭い登山道を進む

増水の四十八滝沢を渡渉 

増水の四十八滝沢を渡渉

七福の滝 

七福の滝

荒れた登山道を進む 

荒れた登山道を進む

白竜の滝 

白竜の滝

昼食後水雲山分岐に向かって200mほど登ると「水雲山入口」の案内板が現れ、北口登山道を分ける。踏み後と赤いリボンに沿って20分程下ると1570m付近で水雲山が現れる。水雲山は御巣鷹山北北東尾根上の小さな岩峰であり、「水雲山大権現」と書かれた白い案内板の脇を一登りすると頂上に出る。頂上からは、御坂黒岳~清八山~本社ヶ丸の稜線と奥には大菩薩山系も見渡せ、しばし山座同定を楽しむ。

水雲山分岐 

水雲山分岐

岩峰の水雲山 

岩峰の水雲山

水雲山からの山座同定を楽しむ 

水雲山からの山座同定を楽しむ

水雲山山頂から本社ヶ丸 

水雲山山頂から本社ヶ丸

「水雲山大権現」の白い案内板まで戻り、来た方向とは逆に進路を取る。ここから1350mまでは急な下りが続き、濡れた落ち葉で滑りやすく慎重に下る。下山道は踏み後もあり、リボンに沿って下れば迷うことは無い。1140mの七丁目石を過ぎ、黒い防護ネットの脇をしばらく進み、巡視路用の階段を使って大幡川川岸に降りる。対岸へ渡る巡視路用の小橋は流されて無くなっていた。増水の大幡川で徒渉点を探すのに手間取ったが、経験豊富なメンバーの助けで無事通過できた。

大幡川川岸へ降りる 

大幡川川岸へ降りる

増水の大幡川を渡渉 

増水の大幡川を渡渉

大幡川最後の渡渉 

大幡川最後の渡渉

大幡川を渡るとすぐに林道に出る。デコボコの激しい林道を1時間程歩いて、日が暮れる前に宝鉱山バス停に着いた。

*** リーダーの感想 ***

台風21号の接近通過にやきもきしながら結局予備日での実施になったが、山行当日は雲一つない秋晴れに恵まれて絶好の登山日和となった。北口登山道は滝が多くて勾配も険しく、台風通過後の増水と登山道の荒れで、予定以上に時間がかかったが滝めぐりの素晴らしいコースであった。

水雲山も「水雲山三ツ峠大権現」が祭られている凛とした岩峰で、山頂からの眺望は素晴らしく、また登りたい山のひとつになった。

増水した沢の徒渉も三度ほどあったが、皆怪我もなく下山でき、秋の山歩きを堪能した1日となった。また、高速バスでの移動も新鮮で遠足のような楽しさが心に残った。

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Tag:富士山,ハイキング,
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