富士山・宝永山
2012年8月5日(日) 参加者:13名
御殿場駅9:00=タクシー=富士宮口五合目10:00~20―宝永第―火口11:05―宝永山山頂12:00~30―宝永第一火口12:55―山体観測装置13:20~30―御殿庭下14:20―水ケ塚駐車場15:15=タクシー=御殿場駅16:20
【行動時間 5:35 歩行時間4:35】
御殿場駅からのタクシーは十分な台数が構内に待機しており、予約は不要であったが、料金が電話確認時のおよそ倍となった。おそらく受付が新五合目を富士宮口ではなく、御殿場口または須走り口と誤解したためと思われる。
帰りのタクシーも水ケ塚に来るのをためらっていたが、富士宮駅まで行かされると勘違いしたためらしく、御殿場駅までといった途端、受付担当の態度が急変したことから、予約時の情報伝達の大切さを痛感した。
一日殆ど曇りであったが、雨にも合わず、時々富士山頂も顔を出す、まずまずの天候といえた。今年のコケモモは花付き、実付きが今一で、9月の収穫期も期待できそうにない。
ただし、御殿庭から下のキノコはベニイロニガイグチを主としたイグチ類やチチタケが豊富に生えていた。
メンバーの体調も行動時間に影響するほど悪い者はなく、ほぼ予定通り下山できた。
世界遺産化の富士山頂コースは当然としても、宝永山コースも多くの若者で賑わっており、これからの登山界の発展も十分期待できる。ただし、植生の豊かな御殿庭コースは急にヒト気がなくなり、登山者の興味の対象が偏っていることには懸念を感じないでもない。
涼風が気持ち良い S.S
富士宮新五合目迄タクシーで入る。
宝永山の登り口をガレ場を踏み締めて登って行く。
途中第2宝永火口と第1宝永火口の火山特有の赤土を眺めながら、最近の「富士山噴火」のニュースがよぎる。ガレ場の急斜面を登っていくと、宝永山が見える。
やっと尾根に上がると涼風が気持よい。今迄見た事もない角度からの富士山を眺める。
頂上はガスで視界は残念。
下山はコケモモが群生している御殿庭から水ヶ塚に下る。
途中標識でいろんなコースがあるのを知り、富士山の懐の広さに驚く。ルート図、展望図を準備してくれたリーダーに感謝します。
初山行 O.K
宝永山は私の記念すべき藤沢山の会初山行でした。そして、なぜか縁のなかった富士山の初山行でもありました。
六合目から見上げると、真っ青な夏空を赤茶色の緩やかな大きな弧が切り取って迫っていました。こんなコントラストの鮮やかなシンプルな山の景色は初めてでした。
オンタデが赤茶色の急斜面に白く群生し、美しく広がっているのにも驚きました。
下りは一歩ごとにざらざら崩れる富士山らしい登山道を過ぎると、苔むした樹林帯もあり変化にとんだ充実のコースでした。
初めての参加で少し不安もありました。リーダーが歩きながら、さりげなくアドバイスをしてくださったり、植物について豊富な知識を教えてくださる人がいたり、何よりみなさんが気軽に声をかけてくださって、いっしょに登ることの楽しさを教えてもらいました。
藤沢~御殿場 2,200円、タクシー代 (往き3台) 30,000円 (帰り) 18,000円 合計3,700円/人
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