icon 伊豆:三浦歩道と暗沢山 icon


icon 山名
伊豆:三浦歩道と暗沢山
icon 山行日
2013年3月30~31日
icon 人数
8名
icon 費用
交通費:小田原から南伊豆フリー乗車券 4,300円
 
宿泊費:雲身温泉・太郎 9,900円 入湯税 150円
一里塚から三浦歩道へ 

一里塚から三浦歩道へ

*** コースタイム ***

3月30日 晴

藤沢駅7:21=熱海駅8:20~25=下田駅9:53~10:00=バス=松崎(昼食)10:50~11:50=バス=一里塚 12:05~20―石部13:30~35-黒崎展望台13:55~14:05-三競展望台14:20~40-雲見 15:30―烏帽子 山―雲見、網元太郎(泊) 歩行時間 3:25

3月31日 曇

雲見7:50=車=登山口8:05~15-長者ヶ原9:35~50-暗沢山10:05~15-大峠10:20-岩科(寺・学 校見物)11:35~12:06=バス=長八美術館12:10~25―宮前橋河川敷(昼食)12:50―伏見橋13:40~ 14:01=バス=下田駅14:48~15:35=伊豆急・JR=熱海駅17:10 歩行時間 3:55

*** 記録 ***

icon 3月30日 海とサクラの三浦歩道ウオーク

リゾート列車で車窓から散り始めた桜を眺めながら下田へ。伊豆の山々は山サクラが多く、萌黄色の中に白やピンクのモザイク模様が美しい。バスの時間が変わっていて急いで乗車し、峠を越して西伊豆に向う。

大沢温泉付近まで来ると那賀川両側の土手は下田まで続く満開の桜並木、そして河川敷では黄色の菜の花が迎えてくれた。松崎で昼食後乗り換えて海を見ながらすぐ先の一里塚で下車する。

一里塚からが三浦歩道で、「石部2:14キロ」の道標を見て狭い階段を登って行く。

三競展望台から 

三競展望台から

放置された段々畑の側には色々な花が咲いており、振り返ると岩地の海岸の眺めが美しい。車道に下りて山道にかかると犬がうるさいなと思うと犬と泊まれる宿のようであった。昔の歩道らしく石仏やウラシマ草や蕗の多い山道である。

やがて石部の車道に出て川沿いに登るとヒジキ漁のシーズンらしく庭先でヒジキ干しをされている。川を渡り山道から尾根に出て最初の展望台の黒崎展望台へ、次にバックして今度は三競展望台に向う。

三競展望台 

三競展望台

ここには板張りの立派な展望台があり、白いサクラは大島サクラ、淡いピンクの山サクラが多く、海を見下しながら岩の海岸線と駿河湾の展望が素晴らしい。しかし今日は春霞の天気で、洋上はるかには富士山という景色だが望めず残念だった。また左前方には三角形の烏帽子山を見る。

赤井浜に下って再び山道に登ると右下はすぐに海だがここは石切丁場跡で、江戸城の石垣の石を切り出したところのようである。

赤井浜へ 

赤井浜へ

雲見浜を見下せる地点からは滑りそうな下り道で、今日一番に緊張をするところであった。皆さん海に滑り落ちることもなく無事に宿に着くことができた。

予定より早く着いたため有志にて三角形の絶壁の烏帽子山に登り、眼下の海や山の景色を楽しむ。帰着後は入浴して美味しい磯料理を食べてゆっくりと休んだ。

icon 3月31日 暗沢山登山

初めてのコースであるため早目の出発で、登山口まで宿の車で2回に渡って送ってもらう。予定より先の駐車場まで入れたので歩行時間の短縮が出来てよかった。その先の下部には棚田もあり周辺は夏ミカンがたわわに実っている。

ツツジの咲く頃になると登山者もあるようだが、道形も薄く自然林の中を登って行く。途中谷間で狸らしい動物の穴掘りを見たり、時々飛び立つ雉や山鳥をビックリさせながら小峠から少し登って長者ヶ原に着く。

ここはススキと山ツツジの草原で見晴らしも良く東屋で小休止する。ふと東屋の周辺を見ると早くもワラビが出ていて、皆さん早速にワラビ採りに夢中になった。

草原の前方は暗沢山で、山頂には電波塔があり大峠から山頂に登る。

暗沢山 

暗沢山

ここには立派な一等三角点標石がありベンチから駿河湾やモザイク模様の桜の山々を望むが、残念ながら今日も富士山は雲の中だった。

山頂から大峠に下り、歩きやすい道を一気に岩科を目指して下ってゆく。美しい大木の杉林や竹林に壊れかけた祠を見ながら岩科のバス停に予定より早く下山できた。近くのお寺や明治13年に完成した国の重要文化財の岩科学校を見て、1時間早いバスで松崎に向う。

時間も早いので途中下車して那賀川まで散策し、サクラと菜の花に囲まれた河川敷で昼食となった。昼食後は花見で、満開のサクラのトンネルをそぞろ歩きで伏倉橋の先まで歩く。

桜提の散策 

桜提の散策

急に雨が降り出して伏倉橋までバックしてバスに乗り、散り始める桜を見ながら下田に向う。今年は平年より早い満開のサクラに遭遇し、最適時期でヒヤリハットもなく花見山行も無事に終了した。

*** 感想 ***

icon 感想桜三昧 S.M

昨年、雲見温泉に来た時、バス道路が出来る以前のこの地域の生活道路であった三浦歩道を知り計画した。その時みなみの河津サクラは開花が遅くて見られなかった。今回はサクラ三昧と思い3/Eに計画したら今年は開花が早くて大変良かった。1日目はサクラと海を見ながらの旧道歩き、2日目は満開のサクラの山に登り、下山後は那賀川桜提の散策で天候にも恵まれてサクラ三昧の山行が出来た。

icon 感想西伊豆の海岸線は絶景 A.Y

天気の良い西伊豆の海岸線が絶景であることを知らなかった。下田駅でバスに乗り換え、やや内陸と思われる道筋の川の土手沿いに数え切れない見事な桜があるのも、満開に咲いていることも何も予測がなかったからただ感心して桜を眺め、松崎からは静かな三浦歩道を歩いた。

時々覗く海岸線が中国の桂林(写真でしか見ていない)、ハワイの海岸のハナウマベイみたいだ。夏はいいだろうな、海の色が違うなとか、山行ではあるけれど海岸をたっぷり満喫した。

二日目は日当たりの良い丘のような楽な道で蕨を採りながらみんなで歩いた。昨夜の夕食もグルメ、朝食にもお刺身付きで民宿も努力だなーと感心した。一年に一度は行って見たいような、もう少し歳を重ねてからも良いようで、山も道も待ってくれる優しさがあるように感じた。

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Tag:伊豆・箱根,ハイキング,宿泊
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