大雪山:トムラウシ山・旭岳
- 山名
- 大雪山:トムラウシ山・旭岳
- 山行日
- 2013年7月15~18日
- 人数
- 8人
- 費用
- 55,554円(一人)
7月16日 晴後一時雨
トムラウシ短縮登山口5:40―分岐6:20―カムイ天上7:00―コマドリ沢標識9:00~15―前トム平 10:17~30―トムラウシ公園11:35~45―トムラウシ分岐12:35~45―トムラウシ山頂13:25~50― 北沼分岐14:30―ロックガーデン15:20~30―避難小屋分岐17:05~15―ヒサゴ沼避難小屋(泊)18:15 歩行時間:10:42
7月17日 晴
ヒサゴ沼避難小屋6:25―ヒサゴ沼分岐手前の雪渓7:10~20―化雲岳7:45~8:05―-ポン沼手前の お花畑8:45~55―第一公園付近12:10~35―滝見台14:35~45―天人峡温泉(泊)15:40 歩行時間:7:45
7月18日 晴
旭岳ロープウェイ姿見駅6:45―七合目7:43~50―金庫岩8:30―旭岳山頂8:47~9:00―旭岳石室 10:23~30―旭岳ロープウェイ姿見駅10:45 歩行時間:3:28
7月15日
新千歳空港に時間通りに到着、しかしJRが車両火災で電車が動いていない。電車が動くまで待ち二時間以上遅れてトムラウシ温泉宿に着く。夕食中いきなり雨が降ってくる明日の天気が心配だ。
7月16日
昨日の雨は上がり、迎えのマイクロタクシーで短縮登山口へ。樹林帯を登っていくが、途中雪渓もあり残雪の多さを予感させる。カムイ天上分岐を過ぎると直ぐに旧道分岐があり、立ち入り禁止の道標が立っている。
緩やかな登りを進むとコマドリ沢分岐への急坂。降ると雪渓が現れ赤いマーキングがされている。コマドリ沢分岐道標は雪の中10㎝程頭が見えるほどで、マーキングがなければ迷う場所が良くわかる。前トム平からは岩稜地になる。
高山植物を見ながらトムラウシ公園を楽しみながらトムラウシ分岐に着く。
南沼キャンプ場が良く見えテントが4張りほど確認できる。岩場を登りトムラウシ山頂に着いた。
狭い山頂で記念の写真を撮りヒサゴ避難小屋へ降る。北沼は雪が多く周りは雪渓だらけ。
北沼から岩ゴロゴロのロックガーデンを慎重に降りる。日本庭園を過ぎヒサゴ分岐まで岩稜が続く。ヒサゴ沼が見えてきた大雪渓を慎重に降るが途中、沼の直前急坂で危ないので、藪漕ぎで湖畔の登山道に出てヒサゴ避難小屋に入る。6時を過ぎており小屋は満室。先客にお願いして二階5名、一階3名の場所を確保する。ツアーガイドの方が好意的で助かった。
7月17日
昨夜の雨も上がり今日も天気は良さそう。
ヒサゴ沼の雪渓を登り化雲岳に着く。化雲岳の周りはお花畑を満喫しながらポン沼へ。
ポン沼の先第二公園(場所標識なし)ぐらいまで広々とお花畑が続く。
第一公園も標識がなく笹の中を抜ける。天人峡ルートは倒木が多く手入れも行き届いていない。羽衣の滝を見る滝見台に到着したが標識もなく、ともかく虫がすごいので早々に天人峡温泉に降ることにした。事前情報の崩れた登山道は修復されていた。長い降りに疲れてやっと天人峡温泉に着いた。
7月18日
タクシーで旭岳ロープウェイ乗り場へ行き、ロッカーに荷物を入れザックを軽くして、大雪山系の最高峰旭岳に登る。山は富士山を思わせるザラザラした登山道、荷物が軽い分快調なペースで登っていく。
山頂は広い雲が晴れ一昨日登ったトムラウシ山も望めた。
下りではガスが上がって来て山は見えなくなってきた。姿見の池を見ながら降る、登山道はザラザラしているので滑りやすく慎重に降る。登山道に左右お花畑が広がっていたがまだ少し早いようだ、トムラウシで素晴らしいお花畑を見ているからかあまり感動はしなかった。
費用明細
- 飛行機代
- 羽田→新千歳 旭川→羽田 21,500円(一人)
- JR
- 新千歳―新得 2,560円(一人) 計24,060円(一人)
- タクシー
- 新得―トムラウシ温泉 19,780円
- 宿泊代
- 東大雪荘 72,870円
- タクシー
- 宿―登山口 18,890円
- 宿泊代
- 天人閣 78,520円
- タクシー
- 天人閣―旭岳ロープウェイ 9,000円
- ロープウェイ
- 22,400円
- ロッカー
- 900円
- タクシー
- ロープウェイ旭川空港 17,000円
- 通信費
- 2,000円
- 共同装備
- 10,590円
- 計
- 251,950円、31,494円(一人)
- 総計
- 55,554円(一人)
最高の山行 T.T
今回の山行はAさんの日本百名山登頂の百座達成登山の為、天候の良い時に登りたいと願っていましたが、運よく毎日夜雨が降り朝は上がって、午前中は雲のない好天気に恵まれ最高の山行が出来たと思います。岩稜地を重いザックを背負って、岩から岩に渡るのは大変です。雨や霧が出れば動けなくなるでしょう。残雪が多く雪渓や水溜り、倒木、藪道、計画よりかなり時間がかかってしまったが、旭岳の歩きを見ると、体力が無いのではない事が良くわかりました、皆さんまだまだ元気、自信をもって山に行きましょう。色々と予定通り行かないがメンバーの皆様協力ありがとうございました。
メンバーに感謝 A.T
百名山のトムラウシ山は行けないと思っていた山を達成。トムラウシ山は今年は雪が多いのではと覚悟していた。道内の山の中でも大自然と神秘的な景観のトムラウシ庭園、急登の残雪、ロックガーデンや沢山の高山植物に迎えられて、メンバーに支えていただき百名山を完登できた。山頂はロックガーデンが取り巻く中、メンバーからのサプライズをいただき感動、感謝、涙。天気も味方し幸福です。
残雪の中のヒサゴ避難小屋で神々に見守られ静かに宿泊。翌朝も晴れて残雪の急坂を登り化雲岳に登頂。広い大地一面たくさんのお花畑に歓声を上げた後、足取り軽く天人峡温泉に下山。山は変わらないが、自分は成長できると信じ、山筋ゴーゴー体操で体をほぐす。同行の皆様に感謝。本当にありがとうございました。
思い切って参加 O.K
トムラウシ山行に欠員があり、ボッカトレで声をかけてもらいました。縦走に20年近くも行っていないので迷いました。大雪山は19歳の頃、縦走した思い出の山でしたが、思い切って参加しました。
幸運でした。Aさんの百名山達成の記念の山でもあったのです。目標達成の歴史的な瞬間、大雪山の稜線の広がり、残雪、コバルト色の池、一面咲き乱れる高山植物の群落。
なにより、慣れない私を温かく迎えてくださったメンバーのみなさんに深く感謝します。原点となる大切なアドバイス、経験に裏打ちされたさまざまなコツなどたくさんのことを教えてもらいました。
今回はみなさんの好意に甘えてばかりでしたが、自立できるように頑張りますので、また声をかけていただけるとうれしいです。
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