西丹沢・檜洞沢
- 山名
- 西丹沢・檜洞沢
- 山行日
- 2013年9月12日
- 人数
- 4人
- 費用
- ガソリン代 1680円
- 遡行図
- WEB「 沢の風と空」を参考
天気 晴後曇
玄倉林道駐車場7:18―ユーシンロッジ8:52~9:05―堰堤9:30~45―ユーシン沢出合11:05―テーブル石 11:25―ザンザ洞出合12:00―奥ノ魚止滝下(昼食)12:20~40―経角沢出合13:36―中ノ沢乗越14:32 ~45―同角ノ頭15:15―大石山16:32―ユーシンロッジ17:22~40―玄倉林道駐車場19:07
アプローチ2:00、登り4:27(入渓点~中ノ沢乗越まで)、下り2:37(中ノ沢乗越~ユーシン)
玄倉林道駐車場に車を置きユーシンロッジまでの長い道を歩く。トンネルも暗く、つらいアプローチである。ユーシンロッジからは建物の右側の道を行き明治薬科大学の小屋の脇を通り、発電施設の上の踏み跡をたどって堰堤の上に出た。ここで準備してWさんを先頭に入渓。
沢が狭くなり3m滝。エメラルドグリーンの宝石のような瀞の右側をヘツッて越えた。
ゴルジュとなりチョックストーン3m滝。ツルツルしていて左から越えそうで越えられない。少し戻り左岩壁のシュリンゲを使ってヘツリ、岩をよじ登って越えた。岩が出ておりバランスが要求された。安全のためロープを出した。後で調べた「WEBぜいぜい」によると「岩を潜って突っ張って越える」とあった。
美しい小滝を越えると5m魚止滝。ツルツルのスラブでトロも深いため手前左の岩棚を巻く。特に難しくはない。
この後3m大岩のナメ滝、3mナメ滝ときれいなナメを登って行く。癒される沢だ。
次の4m吹割ノ滝は右手前から岩棚に登って簡単に越えられる。
ここで途中の窪みを登って見るが微妙なバランスで登れない。Wさん、Mさんにお助紐で引っ張ってもらう。ドボンせずに助かった。
右にユーシン沢を分けると4mスラブの滝。紅葉が岩に散って美しい。左をヘツリ快適に越えた。
多段ナメ滝に差しかかり、左に大岩があるナメ滝の大岩のヘツリが微妙なバランスで越せない。岩右脇のヘツリを試みるが瀞に落ちそう。
Mさんがここで大岩左の穴を発見。スルッと通過したが、私の場合はザックが引っかかるので、ザックを先に通してどうにか通過。フウー難しい。
すぐにテーブル石。まるで人が加工したように平な岩。不思議だ。
この辺りからゴーロとなり歩きにくいが皆さん快適に登って行く。960mで左から流入するザンザ洞を確認してさらに登って行く。
7m奥ノ魚止滝の手前で昼食。しばし休憩しザックが軽くなる。この滝は登れないため手前左から巻く。
この上には多段ナメ滝と7mトイ状ヒョングリ滝。
この7m滝もすべすべで登れない。滝の右側のリッジにロープがありここを登って越えた。
3m倒木のある滝と4mトイ状滝を越すと左から大きな沢が流入。ここには赤テープと石の上にケルンが積んであった。
下駄小屋沢出合 直進
沢の方向と標高より下駄小屋沢と判定しさらに登ると左俣が主流の二俣。ここが経角沢と判定し左俣に入る。
経角沢出合 左へ
5mナメ滝、3mナメ滝を通過して1260mの支沢出合に到着。
1260m左の沢に入る
方向を確認して支沢に進むと15分程で中ノ沢乗越の登山道に出て沢登りは終了した。
ここで装備を解除し、同角ノ頭まで登って石小屋ノ頭、大石山を通り、同角山稜をユーシンロッジまで下った。
途中アザミが多く踏み倒しながら下ったが足が痛かった。長時間の歩行で大腿四頭筋が痛くなったが無事にユーシンロッジに到着。休憩の後ヘッドランプを点けて玄倉林道駐車場まで歩いた。長かったが充実した一日であった。
エメラルドグリーンのきれいな沢 S.A
きれいでやさしい沢とのことで前から行ってみたかったが、ユーシンまでの往復に時間がかかるので日帰りでは難しいと思っていた。下山コースは東沢から仲ノ又林道を歩くコースやツツジ新道を下るコースがWEBに載っているが時間がかかるので、同角山稜登山道を下る事にした。ユーシンまで明るいうちに下ることができれば後は車道なので安全に歩ける。
沢はエメラルドのようにきれいな沢ですばらしかった。余裕があれば泳いだり、ザンザ洞を見学したりしたかったが日帰りではやむをえない。
長時間のアプローチと沢登り、同角山稜の下りとお疲れさまでした。
下りの同角尾根は楽しいコース S.K
沢の遡行より長い下山の方が心により強く残るコースですが、以前からユーシンロッジまで歩いてみたかったので大満足でした。同角ノ頭を下り、大石山の手前に出現した長い鎖場は大きな滑り台の如き白い砂礫の崖で、登るとフィールドアスレチックのようで純粋に楽しかった。
夕方、ユーシンロッジから車が置いてあるゲートまではどんどん暗くなって、山の端の空に星が光り、頭上には上弦の月がぼんやりと闇を照らし、実に長いナイトハイクでした。アプローチ、沢登り、下山、全て合わせて変化に富んだナイスコースでした。
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