上信越・魚野川米子沢
- 山名
- 上信越 魚野川米子沢
- 山行日
- 2013年9月27日~10月1日
- 人数
- 3名
- 費用
- 合計16,516円、5505円(一人)
- ガソリン代 9,216円
- 通行料 湘南バイパス、圏央道 400円、高尾山IC→塩沢IC 2750円、湯沢IC→高尾山IC 3,750円 計7,300円
- 入浴代 500円
- 参考遡行図
- 「東京起点沢登りルート120 米子沢2009.9
9月19日
藤沢駅20:00=高尾山IC=塩沢石内IC=巻機山桜坂駐車場24:30
9月20日
桜坂駐車場6:05―第10堰堤6:20―5m滝7:12―17mスダレ滝8:40―ゴルジュ入口5m滝9:14―間 違い戻る9:35―5m滝上9:50―大ナメ(昼食)10:25~45―二俣11:50―左俣12:13―避難小屋12:20 ―ニセ巻機山12:55―駐車場15:48~16:05=駒子の湯16:30=そば屋17:30=湯沢IC 18:15=高尾 山IC=藤沢駅22:15 登り5:45、下り2:43
駐車場の脇の林道を15分程歩き入渓。Wさんを先頭に真ん中にスリットのある堰堤を通り岩ゴーロの沢を登って行く。途中二俣状の所で迷うが、島であることを認識して通過。50分程のゴーロの沢歩きで疲れた。
5mナメ滝が現れて元気を取り戻す。
20mくの字滝を過ぎるとナメ沢が左から流入してくる。
左側から巻きゴルジュにかかる8m滝や三段40m大滝を巻いて上に出た。沢に下りる所が分かりづらく巻き過ぎる人もいるようだ。
おもしろい形の9mナメ滝を越すと10m幅広滝。
左からも行けそうであるが、今回は中央ルンゼを登った。上部のホールドが小さかったので左に移動してカチをつかんで棚に上がった。ここはロープで確保した。
この上は15mナメ滝。途中でヒョングリになっており朝日があたりすばらしい。
15mナメ滝
5mや5mトイ状滝を越えゴルジュの5m滝を登ると燕岩の下の17m滝に到着。
開かれた空間に左から滝が流れ込み青い空と相まってスケールが大きくすばらしい。
中央部の階段状部をガンガン登って行く。多段滝15mを登るとゴルジュ帯で、右から日影沢が流入する5m滝。
ここは「右側から登り上部は水中をトラバースしてゴルジュに入る」のがルートである。
ここで間違えて踏み跡をさらに登ってしまい×印とトラロープがある所に出た。よく見れば左側の←の意味が左のバンドへ行くことを示していたのに、トラロープを避けて左側の踏み跡をさらにたどって、草付きの笹の斜面まで登ってしまった。下にはゴルジュの滝が見えて、木の枝には残置スリングがあった。おそらくここから懸垂降下して沢に戻ったグループが残していったものだろう。
前は踏み跡がなくなり道を間違えた事に気が付き戻った。
先程の×印と←のところまで戻り沢の岩壁を見るとバンドがありここに踏み跡があった。ようやく正しいルートが見つかりホッとした。狭いバンドをヘツッて沢に下り二段10m滝の下に出た。
沢を越えて右岸(左側)に移り左のバンドを登り途中で左岸に渡り岩棚を越えて滝を越えた。すぐに2mチョックストーン滝。水が多く越えられそうもないため少し戻り一段上の岩棚に登りトラバースして越えた。続いて二段8m滝が大きく行く手に立ちはだかる。
瀞の右側を行き右端の階段状部を登って下段を越え、上段は右側岩壁の階段状部を越えた。
この上の核心部7m滝は踏み跡をたどって右の岩壁の踏み跡を注意しながらトラバースして越えた。高さがあり注意が必要である。7m滝は「下部はステミングで登り、上部は左壁に移って最後は水流中の岩に突っ張って登れる」ようだ。上部は渋いとの事。次回チャンスがあればトライしよう。
次の6m滝は右側をヘツリ流れを渡り左側に移って簡単に越えた。次にニ条20m滝が立ちはだかる。
ここは右側の階段状部ルンゼを楽に越えた。
続く瀞がある二段15m滝の上段は、左側のルンゼの途中から中央の小さい割目に足をかけ、上の割目をアンダ―で持ち慎重に右に移りガバをつかんで登った。途中に残置リングとスリングがあるが、錆びていて力はかけられない。登った所に確保用リングが二ヶ所あった。この滝は左のルンゼをそのまま登っても抜けられる。
次の二段5m滝、6mナメ滝は右側を越えた。ここを越えるとようやく小ナメに到着。緊張が緩みホッとして一休み。ナメの小さいステップにはアクアが良く馴染み安心して登ることができた。
ここから先頭がMさんに代わり元気よく登って行く。二段7m滝は左から簡単に登り5mナメ滝と6mナメ滝を登るといよいよ大ナメ。
乾いた岩を快適に登って行く。振り返ると大源太山、谷川岳、茂倉岳、万太郎山、仙ノ倉山、白砂山がきれいに見えた。
二段6m滝やトイ状滝、4m滝、二段4m滝などを登ると二俣に到着。
楽しく緊張した米子沢も終了。この後、1780mの沢が右に曲がる所で直進する支沢に入り水場へ降りる登山道に出て避難小屋に到着。
装備を解除してニセ巻機山を通り井戸尾根を下山した。
米子沢は、2009年9月25日に初めて登っているが、後について漫然と登ったためにあまり良く覚えていない。その時は人数が多く時間がかかった。今回は三人なので標準時間内に登ることができた。スゴーイ。
先頭でルートファインデングをしてくださり元気よく登ってくださったWさん、Mさんお疲れさまでした。
今回ゴルジュ入口でルートを間違えて時間を浪費した事は反省点である。道間違いに気がつき戻って正しいルートを登ることができて良かった。今後は事前調査をしっかりしてルートを間違わない様にしたい。
天気に恵まれ、適当な岩登りとヘツリ、バンドトラバース、ナメの登りと腹いっぱい楽しむことができて大満足でした。紅葉は期待したがまだ早く10月初めが良いと思われた。
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