箱根伊豆 大観山、白銀山
- 山名
- 箱根伊豆 大観山、白銀山
- 山行日
- 2013年12月8日
- 人数
- 15名
- 費用
- タクシー代 1,050円/人
天気 曇り
箱根高原ホテル8:10=タクシー=富士見台別荘地入口8:35―巡視路入口8:38―箱根新道横断9:05―大 観山駐車場9:55―白銀山登山口11:30―白銀山11:50~12:10―御所山12:40―砦跡13:00―桜山駐車場 跡13:20―玉川源頭13:45―玉川右岸踏跡14:06―玉川左岸林道14:15―ターンパイク高架橋下14:28― 白銀林道14:52―石垣山入口15:52―早川駅16:45 歩行時間 7:50
箱根富士見台別荘地入口でタクシーを降り、別荘地に入るとすぐに送電線巡視路を示す標識が現れる。
ここから巡視路をたどり、沢を渡るところで巡視路と分かれて右下に下る。しばらく進むと箱根新道が近づき、石垣が現れる。箱根新道の下をくぐるトンネルを探すが見付からない。やがて大沢が近づき、モノレールが現れる。
さらに下流まで行くがトンネルは見付からないので引き返し、やむなく踏み跡をたよりに箱根新道に上がり、走ってくる車の隙間をついて横断する。
横断点から少し東に行って大観山北尾根の末端に取付く。
取付きは急斜面の低い笹藪であるが、それを上がると広くて緩い植林の斜面になり、薄い踏み跡もある。踏み跡をたどり尾根を登って行くと、やがて右下からはっきりした山道が上がって来るので、これに入る。以下この道をたどり、難なくターンパイクに登り上げ、左に進んで大観山駐車場に着く。ここから芦ノ湖方面の大展望が得られるはずであったが、この日は生憎の天気で霧がかかってぼんやりとしか見えない。
大観山から白銀山までは箱根町と湯河原町の境界尾根を行く。
この尾根には山道が開かれていて、一部ヤブがかぶっているものの、高低差も少なく問題なく歩ける。白銀山頂上付近は刈り払いがすんでいて広場になっている。ここで昼食とする。
白銀山にて-第1班
昼食の後、箱根湯本に下る登山道を進み、御所山の手前で左折する道と分かれ、直進して御所山を通り過ぎる。右に大きく回りこみ、平坦な尾根を下って行くと、御所山砦入口の標識が現れる。
山腹を上がり砦跡を探すが、はっきりした跡は分からない。入り口に戻り尾根を下り、右へ下る分岐に入るとターンパイクに出、横断するとそこは桜山駐車場跡であった。
ここまでで関白道の上半分を歩いたことになる。
駐車場からターンパイクの路側を進み、玉川への下降点を探ると、明瞭な切り開きがある。これを下ると放水路の水溜めがあるが、これより下には切り開きがない。やむなくヤブを伝い川原に下りるが、大きなごろごろした石で歩きにくい。
左岸に旧い林道の道形があるので、これに上がりヤブをこいで進む。しかし、密なヤブに耐え切れずまた川原に下り、右岸の聖岳西面にある踏み跡をたどる。しばらく進んで踏み跡が不明瞭になるとまた水のない玉川を左岸に渡り、林道に上がるとヤブはなく歩き易くなる。
林道を下って行くと程なくターンパイクの高架橋が見え、林道は舗装道路となり、車が駐車している。この後はひたすら林道を歩き、石垣山を経て日没とほぼ同時に早川駅にたどり着くことができた。
感想1 N.K
2年前の会ハイクで関白道の下半分を歩いているので、今年の忘年山行の機会にその上半分を踏破すると共に、玉川源流の道を探ることにした。大観山の取付きの箱根新道のトンネルが見付からなかったが、おそらく石垣のあたりにあるのだろう。玉川源流の道は2年前とは違っていて、川辺にあった土の道がなくなっていた。大水で流失したのであろうか。
玉川への下降点をもっと下流に採るほうが良いだろう。ただし、左岸林道の密ヤブはかなり手ごわく、このルートはお勧めできない。関白道の上半分と下半分をつなげて歩き通すのが良いだろう。ただ、下半分ではターンパイクの脇をかなりの距離歩かなくてはならない。
感想2 N.A
なかなか忙しくてVハイクの仲間に入れないでいたので、せめて忘年山行のVハイクには参加してみたいと思っていました。いやあ楽しかったですね。子どものころは野山を駆けめぐっていたので、まさに童心にもどったような爽快さでした。急な下りを両手で木々をつかみながらおじいちゃん、おばあちゃんの集団が下りていく様子は、見ていて「よくやるなー」と思ってしまいました。柔らかい落ち葉の上を歩くときは膝にも優しく感じました。20㎞ほど歩いたようですが次の日は疲れも筋肉痛もないのが不思議でした。
感想3 S.K
今年の1月から2月にかけ参加した箱根Vハイクでの笹薮こぎでは強烈な印象を受けました。白銀山は更に輪をかけて強烈でしたが、大人数で歩くと手強い笹薮こぎも小学生の遠足の一コマになっていました。
コースとしては途中に御所山砦跡などがあり、山中のひっそりとした跡地には何もない故に想像で古に想いを致す感覚を味わい、歴史好きには結構良かったです。自動車専用道路のすぐかたわらをいい歳をした我等15人がザックを背負いヤブをこいで歩いている。なんとも面白い絵だとほくそ笑みながら実に楽しく歩きました。
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