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2014年6月4日(水)  天候:曇り

装備を付けて入渓  写真提供:O井 

装備を付けて入渓  写真提供:O井

参加者:CL:S藤、SL:M田、O井、O井由、O中、S井、T橋(男3名、女4名、計7名)

コースタイム

二宮駅7:25=車=8:55用木沢出合9:17――山彦橋9:33―9:44石垣広場10:10――10:40 25m大滝11:40――堰堤12:18――12:40水晶沢出合(昼食)13:03――13:13水晶沢5m滝13:59――1135m尾根取付15:10――15:30登山道15:45―16:13水晶沢ノ頭16:14――1265m尾根分岐16:18――900m作業道17:08――山彦橋17:43――17:57用木沢出合18:20――19:40二宮駅

行動時間 8時間40分 ( 登り5時間20分、下り1時間58分)

*** 山行経過 ***

用木沢出合から歩く。曇っているが新緑がきれいで気持ちが良い。すぐに白石沢に架かっている無名の橋を渡り、赤い山彦橋を渡って堰堤手前の石積み広場から入渓。M田さんを先頭に遡行開始。

F5-4m で修業するT橋さん(S藤) 

F5-4m で修業するT橋さん(S藤)

すぐに堰堤に到着。右側から越えて沢に戻る。ゴーロの沢だが水もきれいで小滝に癒される。20分程で25m大滝に到着。3mナメ滝を登り近づいてみる。

上段は垂壁で登れそうもない。中間部の岩溝から巻く。ホールドもしっかりあるが、確保用のロープを出してもらう。12年4月に来た時はトラロープがあったが今回はない。

ここを登り右側にトラバースすると落ち口があり、すぐに瀞を持ったF2-5mナメ滝。右側から瀞に入り流芯に沿って左に登って行く。

瀞の左側から登ってみようとしたが水から上がる時のホールドが頼りなくドボンは嫌なのでおとなしく瀞の右側から登った。緊張した後のナメ滝で皆楽しそう。

次のF3-7m幅広ナメ滝は滑りそうなので右側から登った。次のF4-3m三角ナメ滝は瀞に入ったり右側をヘツッたりして登った。その上のF5-4m二条滝は楽勝。次の堰堤でモロクボ沢の楽しい所が終了。

ゴーロを行くと左から沢が流入。右俣の大岩にはケルンが積んである。こちらが水晶沢である。ここを確認しないで次のキメ岸沢に迷い込む人もいるようだ。モロクボ沢が水晶沢に流入する感じなので間違いやすい。

5m滝の苔むした岩を登る(O井) 

5m滝の苔むした岩を登る(O井)

キメ岸沢を過ぎると本日二番目の核心部5m壁滝。流芯はホールドがないので左の岩溝を登る。M田さんがリードで登りロープを出してもらう。

岩溝の上は土壁でいやらしい。前回は土壁を登らず右にトラバースしたがこの方が難しい。沢へはお助け紐で下りた。H890mで左俣に入り4mナメ滝や三段15mナメ滝を登って行く。15m三段滝は左から登り上部は右に移動して登ったが、右にトラバースする時に水をかぶってしまい腰から下が濡れてしまった。

この後H990m 二俣やH1050m二俣を間違わない様に磁石で確認して通過。H1135m付近から白ザレの急坂になり厳しくなったので右側の尾根に取りついた。

木につかまりかすかな踏み跡の急坂を登り、笹薮をかき分けてようやく鹿柵の下に出て登山道に出た。WEBによれば、そのまま急坂を登り左の尾根に取りついて登ったとの報告もあるが、フェルトの沢靴では滑って危険が大きいと思われる。

水晶沢ノ頭まで登って現在地を確認して少し戻りH1265mより水晶沢左岸尾根を下った。ここのポイントの確認が重要。前回よりも踏み跡がしっかりしているように思われた。

H890m付近から先は笹薮となったので薮に突っ込まずに南方向に少し下ると作業道が見つかり、後はこの道を下って山彦橋に出て無事終了した。尾根の下りはやさしくなったが、沢は12年4月の時よりもヌメリが多くなって歩きにくいように思われた

*** リーダー所感 ***

25m大滝の巻きやその上のナメ滝などを楽しんでいただけたと思う。予定より時間がかかってしまって確保の練習や懸垂下降の練習ができず、余裕がない沢登りになったのは反省する。沢登りの機会を多くして技術の向上をはかって行きたい。

*** 参加者の感想 ***

icon O中

水晶沢は名前からやわらかな静かなイメージを想像していましたが、どちらかというと“動”の楽しい沢でした。わかめを張り付けた様なつるつるの流れの中でも白く浮き上がる足場をみつけると嬉しい。

今日は靴底全体を意識できたしタイブロックも装着できたしと自分を少し褒める前に、常に安全を心掛け指導をして下さった皆さんに感謝の気持ちが湧きあがってきます。

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