icon 西上州 表妙義山 icon

14年6月16日(月)~17日(火)

相馬岳にて 写真提供:S藤 

相馬岳にて 写真提供:S藤

参加者:L:S藤、SL:会員外、M田、K原

(会員の参加者数:男2名、女1名:計3名)(非会員の参加者数:1名)

コースタイム

icon 6月16日(月) 曇

藤沢駅18:55=高尾山IC=松井田妙義IC 22:10=道の駅妙義(テント泊)22:30

icon 6月17日(火)曇時々晴

曇時々晴 道の駅妙義4:40⇒妙義神社登山口5:10⇒大ノ字5:54⇒辻6:19⇒見晴6:50⇒玉石7:07⇒大のぞき7:28⇒天狗岩8:09⇒タルワキ沢のコル8:50⇒9:10相馬岳9:30⇒国民宿舎分岐9:49⇒茨尾根ピーク10:45⇒堀切10:58⇒女坂分岐11:19⇒12:20鷹戻し12:34⇒鷹戻し下13:03⇒第四石門への分岐13:07⇒東岳13:17⇒中ノ岳13:45⇒主稜ノコル14:05⇒第四石門14:47⇒石門群登山口15:05=タクシー=道の駅妙義 15:57 歩行時間:10時間

*** 山行経過 ***

icon 6月16日(月)

関越道も渋滞しておらず予定した時間に道の駅妙義に到着。車が少なくガラガラ。車の脇にテントを張ってすぐに就寝。

icon 6月17日(火)

テントの撤収が早く起床後1時間10分で出発。妙義神社に無事に帰れるようお参りする。沢を渡って登って行くと20mの鎖場。ステップが切ってあり登りやすい。

お寺を後に丸沼に向かい、ペンションについて早速にスキー場周辺に山菜採りに出かけてハリフキやハンゴン草を採る。ワラビは遠くのため今回は採れなかった。

鷹戻しのルンゼの鎖 

鷹戻しのルンゼの鎖

帰りには大沼に立ち寄り珍しいドラム缶船に乗って対岸に渡り、新緑の湖畔を散策して宿に帰る。宿では山菜の珍味や盛り沢山のご馳走で満腹し、夜半の雨音を気にしながら休む。

ここを登って大ノ字に到着。展望は良いはずであるがガスがかかっていてはっきり見えない。振り返ると見晴まではまだ遠い。

少し行くと一般道への分岐である辻分岐と奥ノ院。さらに30m鎖を使って登りトラバースの鎖場から7mの鎖場を登ると見晴。尾根とその向こうに相馬岳北稜が見えた。

ここの鎖場は難しくはない。ビビリ岩5m鎖場を登ると玉石。木が茂っており展望はない。ここを下り鎖の付いた岩登ると大のぞき。御嶽三社大神の石碑がある。ここからの100m程切れ落ちた天狗岳岩壁の展望はすばらしい。

「滑り台状30m鎖場」を下りキレットに出て登り返して天狗岩に到着。烏帽子岩や赤岩、丁頭ノ頭がある裏妙義縦走路や相馬岳北稜が見えた。

天狗岳への道は稜線からの道がわからず、下に下りて沢を巻いて登り返して天狗岩に着いた。こちらからはしっかりした尾根道がある。どちらのコースが良いのかは不明。

下ってタルワキ沢のコルから登り返すと相馬岳。ここで一休みして昼食。二人組が追いついてきた。

ここからはバラ尾根や金洞山などが見えるはずであるがガスで見えなかった。国民宿舎分岐から下ってバラ尾根。ここは平坦でなくピークがあり登り降りしたり巻いたりして通過。第三ピークより切りたった鷹戻しと西岳、星穴岳が見えた。後には下ってきた相馬岳がそびえていた。

堀切、女坂分岐を過ぎるといよいよ核心部の鷹戻しの急坂の登り。木や木の根につかまり登ってさらに10m鎖場と10m梯子、また30m鎖場を登って行く。傾斜も70度程でステップもあり、岩と鎖につかまり落ち着いて登れば大丈夫である。

ただ岩を回り込む所は足場に注意が必要。鷹戻しは、北と南に二つピークがあり、南ピークが鷹戻しの頭のようだ。

鷹戻しのピークより少し戻って問題のルンゼ内垂直二段25mの鎖場を下る。上からは下が良くわからない。

ここはロープを使用して懸垂下降。下はハング部があったが無事に下降した。少し離れてみるとなるほどすごい所だ。腕力のない人はロープが必要である。

この後の東岳からの下りも厳しい。10m鎖場を下りコブ岩下の5m鎖場を登って馬ノ背に出た。ここで振り返ると東岳の厳しい鎖場が見えて良く下って来たものだと思った。

次の中ノ岳のピークを越し二段5+10m鎖場を慎重に降りて核心部は終了。結構楽しめた鷹戻しと金洞山であった。

稜線のコルに出て良い道を下り第四石門に出て石門群登山口に下山した。

*** リーダー所感 ***

サブリーダーを先頭に一定のペースで縦走したので疲労は思ったよりも少なかった。鎖場が多く鷹戻しの登り付近で少し飽きてきたが、集中して登った。今回安全を優先し30mロープ二本を使用したが、握力が心配な人がいる場合は必要である。

ヒヤリハットもなく楽しく縦走できたのはサブリーダー並びにメンバーの協力のおかげである。

*** 参加者の感想 ***

icon K.S

想定外の厳しいコースでした。凄い高度感、垂直な鎖場の連続で、滑落しないように必死に鎖にしがみつき、何とか完走しましたが、もう行くことは無いです。

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Tag:北関東・上州,岩登・沢登,前泊
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