尾瀬 笠科川
2014年7月6日(木) 天候:曇り時々晴れ
参加者:男2名 女2名(内1名は会員外) 計4名
8:45 戸倉(P)9:00=タクシー=9:10 小赤沢出合9:44―12:20 20m 大滝12:35―12:40 昼食 13:00―沢終13:37―登山道14:17―15:10 横田代15:20―16:08 鳩待峠16:20=タクシー= 16:40 戸倉(P) 歩行時間:6 時間21 分(行動時間:9時間20分)
大磯IC から小田厚に入り、圏央道を経て鶴ヶ島JC から関越道へと混雑もなく快適に抜 けて行く。戸倉第一駐車場には予定より早い8:45 に着いてしまった。三時間で戸倉に着い たことになる。予約した尾瀬観光タクシーに乗り小赤沢出合の橋で下車。 前田さんを先頭に駐車禁止の標識から笠科川に下り渡渉して対岸の小赤沢に入った。昨 日の雨のせいか水が多いように思われた。大きな岩のゴーロを30 分ほど歩き、いやになっ てきた頃二条4m ハング滝。左から小さく巻いた。左から流入する支沢を確認し4m 扇状滝 となりようやく楽しめる沢になってきた。4m 大釜を越すと4x10m のナメ滝。気持ち良く登 って行く。水はやや冷たい。くの字二条滝を越すと5mx30m や4x20m の大ナメ。先頭は元気 が良くドンドン登って行く。少し立っている5m 幅幅広滝を右から巻いてまたも6x50m の大ナメ。少し日がさして来て流れがキラキラ反射して美しい。すばらしく心が休まる。 突然、空から水が降ってくるような20m 大滝が現れる。幅も広く迫力満点。この滝はIさんを先頭に手前の草付のリッジを登り、落ち口より少し上と思われる所を根曲竹につ かまって左にトラバースして落ち口の上へ出ることができた。踏跡がはっきりせず竹も滑 るため時間がかかったが核心部を越すことができてホッとした。 大滝の上もまた階段状のナメ滝で楽しく歩けたが、H1700m ほどから沢が狭くなってきて 両側の根曲竹をかき分けて登るようになってきた。ここでヤブ突入の防護のためカッパを 着たりサングラスをかけたりした。 H1745m 付近からヤブが狭くなりもはや沢をたどることができなくなったので左に逃げ てヤブの薄い所を選んで進んだ。密ヤブでは直径1cm 程の竹が両側から絡まり進めないの で、足を高く上げて踏みつけて越えた。とてもコンパスが指す北方向には真っすぐに進め ず進路は曲ってしまった。竹の薄皮が喉に入ったりしてこれも大変であった。40 分ほどで ようやく登山道に出ることができた。スボンやシャツは黒く汚れてしまったがようやく突 破できた。 大ナメの登りは天国であったが、根曲竹のヤブ漕ぎは踏み跡もなくとんでもない苦労で あった。距離にして350m のヤブを40 分で越すことができたのは他のWEB を見ても短く優 秀の部類と自己満足。 この後、横田代まで歩いてタテヤマリンドウやヒメシャクナゲ、ワタスゲなどの湿原の 花を愛でて鳩待峠まで下った. 初めての沢はワクワクドキドキで面白かった。
岳人にナメのやさしい沢と出ていたので小赤沢を選定したが、確かに大ナメと大滝はす ばらしかったが、詰めのヤブは踏み跡もなく大変であった。 ヤブ漕ぎの良い経験となったがつらいものであった。圏央道が開通しアプロ―チの時間 は短くなり日帰りでも行ける ようになったが、ガソリン代 が高騰し尾瀬はやはり「はる かな尾瀬」である。 先頭を歩いてくださったMさん及びメンバーの皆さん、 ありがとうございました。
ガソリン代7,755 円 タクシー代 7,260 円 駐車代1,000 円 通行料 9,700 円
計25,710 円 6,428 円/人
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