icon 奥秩父 乾徳山・黒金山・大ダオ周遊 icon

2014年11月13日(木)晴れ

黒金山山頂にて 

黒金山山頂にて

参加者数:男2名、女1名:計3名

*** コースタイム ***

二宮5:45=車=勝沼IC 7:45=車=乾徳公園P8:10―乾徳山登山口8:35―11:05乾徳山11:25―11:45水ノタル(昼食)12:05―13:05黒金山13:25―14:05大ダオ14:15―堰堤下の林道15:45―登山口16:25―乾徳公園P16:50

【行動時間8時間40分、歩行時間7時間40分】

*** 山行経過 ***

ゆっくりした歩きで、植物観察などしながら、休憩なども度々とって秋を楽しんだ。

錦秋の紅葉と沢沿いの道を求めて乾徳山~黒金山~大ダオ周遊の道を歩く。乾徳山では少し岩登りも楽しめる。距離が長いが、早朝に出発し暗くなるまでに戻る計画にした。

GPSトラック 

GPSトラック

乾徳公園駐車場に車を置いて歩き出す。ここはバス停があり「乾徳山登山口」となっているので上にある乾徳山登山口と紛らわしい。上の登山口から登山道に入りカラマツ林の急坂をあえぎながら登っていく。

錦晶水付近よりようやくゆるくなり一息つく。国師ヶ原の四辻を通り白樺林の道を行くと南に富士山が見える道になり、草原からは乾徳山の岩場が見えてきた。尖った大岩もあり結構面白そうだ。

前方にボルダリングにちょうど良い岩が見えてきた。月見岩との標識があった。時間があれば遊べたのに今回はパス。ここで道満尾根が合流し急に登山者が多くなった。

五人グループなどを追い越してH1860m付近から岩場になる。スバッと割れている髭剃岩の横を通り急な梯子を下り大岩を巻いていくとカミナリ岩の鎖場。ホールドも多く登るのはやさしい。次も5m程の鎖場。ここには二か所鎖場があり、右側のやさしいところから登る。

いよいよ鳳(おおとり)岩の鎖場。クラックの窪角の登りであるが、スラブでのっぺりしておりクラックを使わないと難しい。ここは鎖を頼りにして登った。

鎖場を登るとすぐに乾徳山の頂上で、富士山がきれいに見えた。展望を楽しんで水ノタルへ下る。下りは梯子があり楽に降りられる。

国師ヶ原への下山道分岐で時間を確認したら黒金山から大ダオを周回しても明るいうちに林道に下りられることが判明したので予定通り黒金山周回コースに踏み入れた。

ここから踏み跡が細くなって見極めながら下った。鞍部の水ノタルの日が当たるところで昼食にした。ザックも軽くなり、力も充実してきた。

樹林帯の踏み跡をたどって笠盛山に到着。前方には黒金山が見えて来た。あと一登りだ。踏み跡は更に不明瞭になりテープも参考にして灌木やシャクナゲが追いかぶさった道や倒木の道を行く。50m程登ると大ダオへの分岐点。ここから17m程階段を登ると黒金山山頂だ。

やったー、ついに到着。左に富士山、前方には金峰山、国師ヶ岳、甲武信ヶ岳、木賊山、破風山などが見えた。南アルプス方面は雲がかかりはっきりしない。

大展望を楽しんで大ダオ分岐へ戻り大ダオへ下った。下りはコースタイムでは30分とあるが、道が益々わかりにくくなり赤テを探しながら下ったので50分かかった。この辺りはシラビソの林で気持ちが良い。樹間から鞍部が見えてきて大ダオに着いた。

ここでしばし休憩。後は下るのみであるが、道がとてもわかりづらいとの情報。道探しに疲れたので、ルートファインデングが得意なK原さんに先頭を替ってもらう。

100m程下ると再び樹林帯の苔むした道になった。H1790m付近に源頭があり近くにコップがかけてあった。沢を14回ほど渡渉して「ご迷惑をおかけします」との看板が出てきて左を高巻くように虎ロープが付いていたが、無視して直進すると堰堤が出てきた。

左岸側が崩れており厳しそうなので沢を渡り右岸に行こうとして下ったが右岸には堰堤の下に道路が見えなかった。少し戻って左岸側を見ると堰堤の下に道路が確認できたので再度戻って崩れた所を突破することにした。ちょうど木の根が出ており、スタンスもあるので木の根につかまり無事通過。よかった。

堰堤を超えると舗装された林道に出て、後は落ち葉の道を下り、乾徳公園駐車場(乾徳山登山口バス停)にまだ明るい16:50に着いた。歩行距離16.9kmを8時間15分で歩いた黒金山~大ダオ周遊を終わって満足して帰路についた。山はすでに紅葉が終わっていたのが少し残念であった。

*** 感想 ***

鎖場を登る 

鎖場を登る

icon リーダー S.A

久しぶりの長距離で、しかも時間が限られているので乾徳山で判断したが、メンバーの協力により無事暗くなる前に予定したコースを歩くことができてよかった。

icon K.K

今回の山行は天気に恵まれた。乾徳は数回行きましたが、黒金山、大ダオ周りは初めてです。大ダオの下りは藪に覆われ、沢沿いの部分は踏み跡がなくなり、ほとんど廃道状態でした。

1時間40分を要して林道に出ほっとしました。いろいろバライティに富んだ、試される、いつものリーダー選ぶ期待のコースでした。

*** 費用 ***

icon ガソリン代 3900円、通行料往復2700円 計6600円(2200円/人)

icon 写真をクリックすると大きな写真を表示します。

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Tag:奥秩父,ハイキング,日帰りハイク
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