教育・遭対部岩トレ:丹沢 広沢寺
2014年12月19日(金) 天候:晴れ時々曇り
会員の参加者数:男7名、女4名:計11名
10:00~14:00 広沢寺弁天岩においてトップロープによる岩登り登攀および下降練習
右側2本 中央1本のトップロープをセットして登り・下りの訓練を実施した。
冬の平日であれば、ゲレンデはガラ空きであろうと考えていたが、ガイドによる講習会と重なったため、かなりの混みようであった。
昼食後は日陰が多くなり寒かったので早めに練習を切り上げた。
リーダー
他の講習会と重なっていたが3本のルートを確保できたため充実した訓練を行うことができた。
3本のトップロープにより、クライミングシューズだけではなく登山靴による登攀訓練など各人が技能に応じた実際的な練習を実施した。
今回初めて岩トレに参加した方も全てのルートを経験できた。
本年度は前回が天候条件により中止となったため年間1度だけになってしまったが岩トレとしてはもっと回数を増やすことが必要と考える。場所も広沢寺だけでなく鷹取山、モミソ沢懸垂岩、幕岩など違う岩場での訓練も検討したい。
I谷
今年の夏山にちょっと不安を感じたことで、入会6年目にして初めて岩トレに参加しました。用具の名前、使い方はもちろん、お互いかけあう言葉も初めて聞くものでチンプンカンプンでした。
斜度70度?、高さ20M?の岩に向かうと寒さと恐怖心とで身体が硬くなっていくのを感じました。前の人の登る様子を見ていたのに、途中から手がかり、足がかりが分からず立ち往生、降りたいと言うと下から「もう少しだ、ガンバ!」との声。それを励みにまた一歩登ることができました。
一本終えたときにはもう喉がカ~ラカラ、確保してくださった方はご自分の訓練はさておき、初心者に指導してくださったり、また、大事な道具を快く貸してくださった仲間に感謝します。
O本
臆病な私は、岩壁をよじ登っている自分の姿を想像することもなかったし、憧れることもなかった。
例会で教育部長の「縦走であっても岩場や鎖場はあり、岩登りの基本を学ぶことは必要だ」という発言が心に残った。それでも、迷いに迷っている私に、道具を快く貸してくださり、「懇切丁寧に教えるので、大丈夫です」とのことば添えがあり、参加を決断する事が出来た。
広沢寺の岩壁は思ったより大きかった。ヘルメットや、ハーネスを着けることも、何もかもが初めてあった。ロープをつけて、「とにかく自分で何でもいいから登ってごらん」と言われたのがよかった。「案ずるより産むが易し」足と手を交互に一つ一つ動かしているうちに、なんと一番上までたどりつけた。「まさか」という不思議な気持ちのまじった驚きだった。
ロープの準備や撤収、寒い中ひたすら確保をして助言アドバイスをしてくださる人たちのおかげで、岩トレの貴重な経験が出来たことを、しみじみ有難いと思った一日だった。
伊勢原駅~広沢寺 バス 500円