富士周辺・ミシマバイカモを訪ねて
2015年8月1日(土)
参加者:男2名、女8名:計10名
晴れ(猛暑)
三島駅10:00 =バス =10:15柿田川湧水公園前BS -10:20柿田川湧水公園13:00 - 13:30源兵衛川沿いでミシマバイカモ観賞14:00 解散 (行動時間 4時間)
柿田川湧水公園はたまたまこの日は「湧水まつり」の人で賑わい、各種のテントが並ぶ。 ここに出展されていた「柿田川自然保護の会」の方の案内で、まず第一展望台に行き、富士山の湧水(ここの湧水量は忍野八海の10倍ほどとのこと)やミシマバイカモを観賞。柿田川のミシマバイカモはほぼ盛りを過ぎており、かつ展望台からは米粒ほどの大きさにしか見えない。ここでは、催されたお茶会にも参加させていただき、島田の銘菓「黒大奴」とお茶の御相伴に預かる。 水場に移動し、親子連れに混じり、足湯ならぬ冷たい足水につかり、清流に棲むサワガニやヒガシカワトンボ(ニホンカワトンボ)を見つけ、子供のようにはしゃぐ。 その後、第二展望台へ。ここでも大東紡の取水井戸跡から涌き出る湧水やミシマバイカモを観賞し、その後、飲水場で柿田川湧水の水を味わい、昼食、そして13時まで自由行動。 13時からは炎天下、30分ほどアスファルト道を歩き源兵衛川に。ここではキャノン主催の撮影会が行われており、大勢の人が清流の水生生物や鳥を撮っていた。 源兵衛川の「水の苑緑地」から少し下流にミシマバイカモの群生地。こちらは柿田川と異なり、ミシマバイカモは真っ盛り、白い花を水中に、あるいは川から顔を出して咲かせていた。丁度、川にかかる橋におられた方によると、地元の方がミシマバイカモのヘドロを洗い流す活動を行っており、ミシマバイカモが元気に光合成できるようにしているとのこと。こういった活動はなかなか気づかれないが、地道な活動により素晴らしい自然が保護されていることを改めて認識する。
今回は自然保護部の新たな試み。猛暑の日に山ではない街中の散策と自然観察だったが、幸い誰も熱中症にかかることもなく、自然保護活動によって再生したミシマバイカモを観賞することができた。 源兵衛川の清流の花、ミシマバイカモは丁度真っ盛り。緑の中に白く群生する姿を見ることができた。 もう少し、この川でのんびりと花を眺め、地元の方の話などを聞く時間をとれば、更に自然保護部の会山行としての意味合いが深まったのでは、が反省事項。
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