道志 高柄山
2015年12月26日(土)
会員の参加者:男2名 女4名 計6名
天候 晴れ
上野原=タクシー=8:54犬嶋神社9:10――10:13矢ノ根峠――11:02新矢ノ根峠――11:50高柄山12:20――13:05大丸13:15――13:30?p.742――大丸北尾根――14:24千足分岐点14:42――15:15四方津 (行動時間 6時間05分)
秋山の犬嶋神社までタクシーで行き、神社裏の階段を上がって尾根に取り付く。尾根には刈払いされた道があるが、あまり手入れされていないようで、まばらに笹が生えている。尾根は、はじめ緩やかで歩きやすいが、370mあたりから急坂になる。手がかりになる立ち木もあまりない急斜面を苦労して登り、450mまで来ると東西に伸びる尾根の上に出てほっと一息つく。この尾根にははっきりした踏み跡があり、以後この踏み跡をたどる。あたりは冬枯れの雑木で覆われ、冬の太陽に照らされて明るく気持ちが良い。480m圏のいくつもの小ピークを次々と越え、p.500のピークを越えて2つ目のコルが矢ノ根峠である。ここには峠を左右に越える道形はあるが、峠を示す表示板はない。
矢ノ根峠から急坂を登って小ピークを越える。右側に古いロープが張られていて、かつては登山道であったことをうかがわせる。もう一つ小ピークを越えて右に折れると、あずま屋が建つ新矢ノ根峠に出る。ここからはよく整備された登山道を進み、高柄山頂上に着く。頂上からは北東に生籐山を中心に笹尾根のパノラマが展望できる。頂上で昼食を済ませ、さらに登山道を進み大丸まで来る。
大丸から北西に川合に向う道を下り、林道を横切ってすぐに登山道と分かれて北に向かう踏み跡に入り、小ピークに上る。ここがp.742である。ここから北東に伸びる広い尾根に入る。踏み跡はないが、ヤブは薄く、冬枯れの雑木に覆われていて明るい。急斜面を下り、北に向きを変えて緩やかになった尾根を進む。550mで右の尾根に入りさらに尾根を下って380mまで来ると、前方が開けて生籐山が望める。ここから左に広がる緩斜面を横切り、崖縁で笹をくぐり抜けると、鉄塔が建つ丘の上に出る。目の下に千足の人家が見える。ここから車道を下り、ゆっくりと四方津駅に向った。
犬嶋神社から矢ノ根峠を巡る尾根にははっきりした踏み跡があり、ほとんどが雑木林に覆われていて気持ち良く歩ける。高柄山への変わった登路として価値がある。大丸北尾根は、あまり知られておらず、ほとんど歩かれていない様子であるが、特に悪場もない広い尾根であり、ほとんどが雑木林で覆われていて気持ちが良い。大丸へのルートとして推奨できる。このコースのグレードは健脚B(上級向き)である。
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