Vハイク:大洞岩~百蔵山~扇山
1月7日
参加者:男性2名、女性3名 計5名
猿橋8:18=バス=8:30宮古橋BS 8:40──9:30大洞岩9:40──送電鉄塔──(5)──11:25P.907──11:50百蔵山12:10──(5)─(5)──14:05扇山14:15──14:40犬目丸──15:10登り返す──(5)──16:10八幡神社──16:30不老下BS17:31=バス=17:56上野原
(行動時間 7時間50分)
宮古橋BSから道路を少し戻り、日露戦役記念碑の横の急な石段を登る。踏み跡は日の丸の立っている墓地へと導いていく。この辺りで大洞岩の尖った円錐形のピークを目にする。道形はなくなり、頂上の大岩に至るまでは、岩や木の根に掴りながらの急登に緊張する。大岩の縁を回って大岩の上に立った。素晴らしい展望であったが、富士山に雲が掛かっていたことが残念だった。
大洞岩から尾根通しに下って行くと道路に出た。送電線鉄塔を過ぎ、三叉路で右に曲がるとコンクリートの切れ目がある。そこがP.907を目指す登り口だ。初めは踏み跡があるが、やがてなくなり、緩やかな傾斜の植林の林はどこでも歩ける。やがて右寄りを歩いていたメンバーの2人は右側の尾根にのり、左側の予定の尾根にのった3人と別れてしまった。二つの尾根は標高700mで合流するので連絡を取り合い、標高820mで全員が合流した。灌木の藪をかき分けて、P.907に到着した。
その後は登山道を辿って百蔵山に達した。風もなく穏やかな日差しを浴び、山座同定をしながら昼食をとった。
百蔵山頂上からは順調に歩行し、大久保山への長い上りはゆっくり歩き、扇山に達した。百蔵山同様広々した山頂に、私たち以外の人影はなかった。
扇山から三境、犬目の分岐を過ぎ、犬目丸と思しきピークを過ぎ、荻ノ丸までの道は起伏もあまりなく歩き易い登山道である。道はそのまま安達野集落に下りて行く。金毘羅社まで下りた時に間違いに気付き、60m登り返して、荻ノ丸の肩まで戻る。ここからが今日後半のVルートだ。地形図に破線はあるものの、落葉が積もっていて道形は見えない。尾根は末端に行くにつれて勾配はきつくなる。標高500m前後で廃れた林道と山道が現れたが、道が巻いているので目指す八幡神社には遠くなると思い、灌木の生えた急勾配を藪漕ぎして、神社の裏手に下り立った。道路を不老下まで歩き、最終バスを待った。
大洞岩へは西側から登ったので急登だったが、東側の林道から尾根通しで登れば楽だと思われる。P.907への登りで2組に分かれてしまったのは、斜面が緩やかで隊列を組まなかったことに起因する。グループ山行である以上、全員が同一行動とるように肝に銘じたい。後半の荻ノ丸からのVルートは地形図上の破線は実際にはあまり踏まれていない道と思われ、また何らかの情報もなく難しかった。大洞岩に登って展望を愉しんだこと、百蔵山扇山山稜の末端から末端まで踏破できたことが収穫だった。
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