会津日光・至仏山 山スキー
2016年4月26日(火)
会員の参加者:男1名、女2名 計3名
天候:快晴
茅ヶ崎6:00=車=9:30鳩待峠駐車場9:45――11:50オヤマ沢田代――12:20小至仏山北のコル12:50――13:25至仏山13:50――14:20小至仏山東面1880m圏14:30――15:15登山道1950m点――16:10鳩待峠駐車場=車=茅ヶ崎
(行動時間:6時間25分)
新設の鳩待峠駐車場に車を留め、雪のない鳩待峠登山口から至仏山に向かう。10分ほど歩くと解けかけの雪道になり、30分ほどで雪がつながるようになるので、シールを貼ったスキーで登りだす。
ようやく山スキーの気分である。早くも下山してくるハイカーと次々にすれ違う。やがて右手にまだ白い至仏山が見えるようになる。
1900mまで上がると展望が開け、尾瀬ヶ原の向こうに燧ケ岳が全貌を現す。尾瀬ヶ原にはまったく雪がなく、燧ケ岳の残雪もわずかである。
小至仏山の東面を巻くトレースを進み、北のコルに上がって昼食とする。東に燧ケ岳から奥日光、白根山、皇海山の稜線がくっきりと見てとれる。
昼食の後、稜線を行くトレースを辿って至仏山南峰の岩稜に上がり、岩稜を越えて至仏山頂上に達する。北の平ヶ岳から西へと続く、越後駒ケ岳、谷川連峰の展望が広がる。
ゆっくりと展望を楽しんだ後、シールをはがして滑降に移る。頂上から南東にワル沢に向かって程よい傾斜の斜面が広がっているので、これを下ることにする。この日は気温が高く、雪は相当に緩んでいて重いが、雪崩の心配はない。
ノートラックの斜面を150mほど滑り、あまり高度を落とさずに右に巻きながら下り、小至仏山東面の1880m圏まできてシールを貼りなおし、登り返す。
はじめほぼ水平に南に向かうが、沢地形に突き当たったので直上して樹林帯に入り、ほどなく登山道に合流する。後は、登山道に沿って下るのみであるが、灌木に邪魔されてかなり手間取り、最後は雪解けの進んだ道を歩いて鳩待峠に下り立った。
この週から鳩待峠への道路が通行できるようになるので、近場の山スキーエリアである至仏山に行くことにした。今年はまれに見る少雪で鳩待峠付近には雪がなく、至仏山から山ノ鼻に下るルートは滑降できないということで、至仏山往復コースとした。
天候に恵まれ、旬は過ぎてはいたが、春の山スキーを楽しむことができた。この日は、スキーやボードの人よりも多くのハイカーが登っていたが、ここは手軽に春山を楽しむことができるエリアである。
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