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山行記録

~会山行や個人山行の記録~

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藤沢山の会

山行記録

icon 大菩薩:小菅川源流~牛ノ寝通り icon

2016年7月16日(土)濃霧

参加者数:9名

コースタイム

甲斐大和8:10=バス=8:51上日川峠9:00――10:00大菩薩峠10:10――10:30荷渡し場――10:40熊沢――10:55棚沢――11:15天狗棚沢――11:30崩壊地――11:55巡視道出口――12:07榧ノ尾山12:30――13:15狩場巡視道分岐――13:47大ダワ――14:10大マテイ山――14:30山沢入りのヌタ――15:10わさび田――15:22山沢川林道――15:45小菅の湯16:30=バス=17:50上野原

行動時間 6:45

*** 山行経過 ***

上日川峠BSから雨上がりの舗装道路を行き、富士見山荘を過ぎてようやく山道に入る。霧の中の笹原と大木の樹林が美しい。ひと汗かいて大菩薩峠に上がり、休憩所で一息入れてから大菩薩道に入る。

ほぼ水平の道を行き、ゆるく下るとほどなく荷渡し場の標識に出会い、ここから右手後方に分岐する巡視道に入る。山腹に石積みで守られた広い道が続いている。道はゆるやかに山腹を巻き、すぐに熊沢に出会う。

熊沢の左岸を下り、右岸に渡ってから少し下って右に進むと、水流のないシラベ沢に出会う。石積みの道で小尾根を越えると桟道が現れ、水流のない棚沢を過ぎると桟道が連続する。しかし、この桟道は濡れていてつるつる滑り、ほとんど使えない。

熊棚沢を過ぎ、天狗棚沢に出会って、沢に沿って下り、山腹を大きく巻いてゆくと崩壊地に突き当たる。ここを高巻きし、ほぼ平坦になった道を進むと、牛ノ寝通りの登山道に出る。出口に巡視道の標識がある。ここから登山道をわずか進み、榧ノ尾山に到達して昼食とする。ここは伐採されていて明るいが、この日は霧のため展望はない。

昼食の後、深い樹林におおわれた、ほとんど平坦な牛ノ寝通りを進む。ミズナラやブナ、モミの大木が霧を通してかすんで見える。牛ノ寝は知らないうちに通り過ぎ、狩場巡視道の標識を見てなおも進むと、大ダワの分岐に達する。ここから大マテイ山の北面を緩やかに登り、標識に導かれて山頂を往復した後、東面を回り込む。ナツツバキの白い花が地面に散らばっている。

やがて山沢入りのヌタの標識に達し、ここから北面の山道を下る。西に大きく回り込むとトチノキの巨樹が現れ、北に向かって小尾根を下り、大ダワから来る登山道を合わせて東に尾根地形を下ると、やがてわさび田が現れる。いくつもの木橋が沢にかかる庭園のような光景の中を下ってゆくと、やがて林道の末端に出る。気楽になって林道を下り、余裕をもって小菅の湯BSに着くことができた。

シラベ沢を越える石積み道 

シラベ沢を越える石積み道

トチノキの巨樹 

トチノキの巨樹

わさび田を行く 

わさび田を行く

桟道を恐々わたる 

桟道を恐々わたる

天狗棚沢を行く 

天狗棚沢を行く

*** リーダーの感想 ***

牛ノ寝通りは、深い広葉樹林におおわれ、梅雨時で展望がなくても楽しめるところである。今回は、ここに入るアプローチとして小菅川源流の巡視道を、下山ルートとして大マテイ山北面の山道を取ったが、アクセントとなりよかったと思う。

この日は一日中濃霧であったが、山奥深くの静かな山歩きを楽しむことができた。小菅川源流の巡視道は、よく整備されていてわかりやすく、問題なく利用できる。牛ノ寝通りは非常に歩きやすい。秋に紅葉を狙って訪れるのもよいかもしれない。

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Tag:大菩薩,ハイキング,日帰りハイク
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