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山行記録

~会山行や個人山行の記録~

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藤沢山の会

山行記録

icon 会津日光・燧ヶ岳と会津駒ヶ岳 icon


2016年10月13日(木)~15日(土)

燧ケ岳から至仏山と尾瀬ヶ原を望む 

燧ケ岳から至仏山と尾瀬ヶ原を望む

参加者数:男3名、女2名

コースタイム

icon 10/13(木)曇り

辻堂駅6:20=車=11:15尾瀬御池ロッジ(昼食)12:00-12:30上田代-13:15天神田代-13:35裏燧橋13:45-14:30兎田代-15:00三条ノ滝15:10-15:55平滑ノ滝14:00-16:17温泉小屋(泊)

(歩行時間 3:52  行動時間 4:17)

icon 10/14(金)快晴

温泉小屋5:00-5:30下田代十字路5:40-(5)-(10)-(15)?-10:10燧ヶ岳柴安嵓(昼食)10:45-11:10爼嵓11:15-12:35熊沢田代12:45-13:32広沢田代-14:36御池15:00=車=15:35民宿駒口(泊)

(歩行時間 8:06、 行動時間 9:36)

icon 10/15(土) 快晴

民宿駒口5:15=車=5:30-5:40木階段登山口-(5)-7:26水場7:31-(5)-9:10駒ノ大池9:15-9:35会津駒ヶ岳(コーヒーブレーク)10:05-10:37中門岳10:47-11:15会津駒ヶ岳分岐-11:30駒ノ大池(昼食)11:45-12:45水場12:50-(5)-13:50木階段登山口

(歩行時間 6:55、 行動時間 8:35)

山行経過

icon 10/13(木)

圏央道が東北道に繋がり尾瀬御池への入山が大分楽になった。御池の食堂にて昼食、身支度して出発。姫田代、上田代、横田代、西田代、天神田代と草紅葉の湿原を次々に通過して裏燧橋にて小憩。暫く燧裏林道を行く。滑り易い木道が続きブナ林の紅葉に見惚れて何度かスリップ。

兎田代の段吉新道分岐に着くと三条ノ滝展望台は本日から通行止めの看板、三条ノ滝方向からの登山者あり「滝は見えます」とのことで滝経由の道を取った。滑り易い下り道を展望台分岐へ、やはり展望台までは下りられず途中からの観瀑になった。

姫田代 

姫田代

兎田代 

兎田代

三条ノ滝 

三条ノ滝

平滑ノ滝を経由してグチャグチャ道を一路温泉小屋へ、なだらかな木道を行くとやがて温泉小屋に到着。山小屋にしては立派な出湯の宿の一夜を楽しんだ。

icon 10/14(金)

温泉小屋道は廃道になり、見晴新道も相当悪いとの小屋番の助言もあり、出発を1時間繰り上げ5時出発。ヘッドランプの光に透ける霧振る靄の中を赤田代から下田代十字路へ。辺りは徐々に明るくなり幻想的な夜明けを迎えた。

此処より紅葉のブナ林の中の木道を行くと道は急登になり、ヌカルミを避け根曲竹の切株に注意しながらの悪路を辿ることになった。それでもヌカルミは適度に凍っていて助かる。旧道らしきゴーロの沢筋に出ると歩き難いが乾いた道になった。頂上間近とみて元気な若手T氏がコーヒーの準備のため頂上へ先行。急なゴーロの沢筋から左手の尾根筋に取り付くと視界が開けた岩尾根になり暫くして燧ヶ岳山頂に到着。双耳峰の高い方の柴安嵓の山頂にて360度の展望とコーヒーを楽しみながら昼食を取った。

見晴への カヤトの尾瀬ヶ原 

見晴への カヤトの尾瀬ヶ原

這松と露岩の道 

這松と露岩の道

燧ケ岳紫安グラに到着、富士山を遠望 

燧ケ岳紫安グラに到着、富士山を遠望

双耳峰の柴安嵓から俎嵓を経由し、足元に広がる尾瀬沼の向こうに日光連山の最後の眺めを心に焼付け一路御池の駐車場へ下る。グチャグチャの急な下りは北側で凍っていてビチャビチャ手前で助かった。途中、熊沢田代と広沢田代の湿原で振り返る燧ヶ岳は逆光に笹が輝き印象的であった。御池の駐車場には靴洗い場があり、しっかり靴を洗って桧枝岐温泉集落の民宿駒口に向った。

双耳峰の俎グラに到着 

双耳峰の俎グラに到着

振り返ると本峰 紫安グラ 

振り返ると本峰 紫安グラ

笹の燧ケ岳を後に 

笹の燧ケ岳を後に

icon 10/15(土)

登山口の駐車スペースで身支度中の夜明けを想定して5時15分宿を出発。ところが土曜日とあって駐車場は既に満杯、相当下に下ることを覚悟したが、7~80?程下ったところに運良く1台分の空きスペースがあった。登山口は急な木製階段から始まり、急登が続くかと恐れたが程々の傾斜で一安心。色付き始めた木々を楽しみながら2時間弱で水場の下り口の広場に到着。辺りのブナ林は黄葉の真っ只中で、紅色が少ないが見応えがする。

これぞ盛りのブナの紅葉

これぞ盛りのブナの紅葉

ブナの紅葉を行く

ブナの紅葉を行く

適度の傾斜の樹林の道を行くと目の前が開けゆったりとした山容の会津駒が現れた。これより若干で駒ノ大池、傾斜の緩い丘を行くが如き登山道が会津駒へと続いていた。此処で健脚のT氏にコーヒーの準備のため頂上へ先行して貰う。僅か20分の行程ながら熊笹に覆われた会津駒山頂に着いた時には既にコーヒーの準備は出来ていた。次々と山頂を訪れる多くの登山者で落ち着かないがゆっくりとお茶を楽しむ。

駒ノ池に映る逆さ会津駒 

駒ノ池に映る逆さ会津駒

会津駒山頂から燧ケ岳 

会津駒山頂から燧ケ岳

草紅葉の絨毯 

草紅葉の絨毯

駒から中門岳へは起伏の少ない丘陵状の道が続くが、木道が老朽化して傾いている箇所も多い。周囲の景色に見惚れていると足を取られる。中門大池に着くとこの辺り一帯を中門岳というとの山頂標識がありベンチに腰を下ろした。中門岳からの下り(最初は駒に登り返すが)は、温泉とソバに誘われ順調に登山口に到着、無事に下山の握手を交わし桧枝岐村の燧ノ湯へ直行、「裁ちそば本家六代目まる家」のソバを食らって帰路についた。

*** リーダーの感想 ***

燧ヶ岳と会津駒ヶ岳は全く異なる山態の山であるが、登山口が桧枝岐であること、温泉と紅葉の山旅が楽しめそうであることから一つの山行として計画した。今年の紅葉は冷え込みの遅れで期待出来そうもなかったが、ブナの紅葉が真っ只中で好天気に恵まれ、温泉と紅葉を満喫出来た。

注意点と言えば、日の当たらない木道は苔生して濡れていれば滑り易いこと、燧ヶ岳の登山路は大岩ゴロゴロのグチャグチャ道で大変歩き難いこと、会津駒の登山日は土曜日であったので駐車場が満杯であったこと、などであろうか。

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Tag:尾瀬・日光,ハイキング,小屋泊
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