奥多摩・丹波天平~広葉樹のなだらかな稜線~
2016年10月27日(木)
会員の参加者数:男1名、女4名:計5名
個人山行
天候:晴
道の駅たばやま8:25~サヲウラ峠入り口8:40~山王沢乗越9:30/40~1200m付近10:25/35~サヲウラ峠11:20/30~丹波天平12:20~丹波分岐広場12:25/13:20~道の駅たばやま14:40
行動時間6:15、歩行時間4:50、歩行距離9.0km、累積標高差+975m、-975m
道の駅たばやまから舗装道路を進むとサヲウラ峠入り口、電気柵の張られた道を登ると樹林帯の登りが始まる。
山王沢乗越を越えると広葉樹の斜面をジグザグに登る道である。岩っぽいところ沢に向かいザレているところもあるが特に危険なところはない。
たどり着いたサヲウラ峠は飛竜山、三条の湯への道を分けるところ、ここからは広葉樹の林の中をたどる緩やかな道が続いていた。
緩やかに下って行く尾根道は展望を楽しめそうな所はないようである。小さなコブに立ち寄ったが木立の先からわずかに稜線が見えるだけ、北奥千丈のなだらかな稜線は見えているものの大菩薩やこれから続く牛ノ寝尾根や鹿倉山の稜線は木立の中であった。
丹波天平は木立の中の目立たないコブで気が付かなければ見落としてしまいそうなところである。丹波へと下る分岐は広場となっていて、切り株のベンチに腰を下ろしゆっくりと野点を楽しんだ。
丹波への下りも雑木林の中をジグザグに下る道である。登山口は丹波小学校の裏、校庭の中を抜けていくが道標もなくここから登るには迷いやすいところである。
丹波天平は「たばでんでいろ」と読むようで読みにくい地名である。山の平らなところを意味すると言う。笹尾根近くにも笛吹、人里、神戸など読みにくい地名があるがこちらは高麗など渡来人に由来する地名とか、奥多摩は読みにくい地名が多いところのようである。
サヲウラ峠入り口で作業をしていた人から「今朝も熊が出たから気を付けて・・」と声をかけられた。人に慣れた熊が多くなっているのか民家に近いところにも熊が出没しているようである。慌てて熊鈴をザックに付けて登り始めたが熊には会いたくはないものである。
丹波天平の広場で野点を楽しませてもらった。色付いた紅葉を楽しみながら山頂でゆっくりできるのも秋の山歩きの楽しみの一つである。
今年は暖かい日が続いているようで紅葉の盛りを見極めるのは難しい。すでに那須は紅葉の盛りを過ぎているというが丹波天平の標高は1350mほど、日差しのあるところでは赤く色付いたもみじもあったが紅葉の最盛期は11月中旬と言ったところのようである。
写真をクリックすると大きな写真を表示します。