icon 八ヶ岳主脈縦走 icon

権現岳→キレット→硫黄岳

赤岳下から権現岳方面を望む 

赤岳下から権現岳方面を望む

2017年9月2日(土)~3日(日)

参加者数:男性3名 女性3名 合計6名

 

icon コースタイム


9/2(土) 晴れ

美濃戸口駐車場7:30=タクシー=8:15立場川キャンプ場8:20-⑤-9:35千枚岩-⑩-⑤-12:00西岳12:50-⑤-14:00青年小屋14:05-編笠山ピストン-14:45青年小屋15:05-⑤-⑤-16:30権現小屋

(歩行距離10.5km 歩行時間6時間20分 行動時間8時間10分)

9/3(日) 晴れ

権現小屋6:00-権現岳ピストン-⑤-7:25キレット小屋7:35-⑤-⑩-9:25赤岳山頂9:35-10:00天望荘-⑩-11:20横岳11:25-12:00硫黄岳山荘12:30-12:50硫黄岳13:00-⑤-14:30赤岳鉱泉-⑤-16:00美濃戸山荘16:15-17:00美濃戸口

(歩行距離19.2km 歩行時間9時間 行動時間11時間)

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icon 山行経過


キレット小屋が取れず権現小屋泊となって、2日目がロングコースとなった。2年前の10月末に同コースを歩いたときは、権現小屋からでも15時には下山出来ていたので、今回は想定より時間がかかったが、標準時間内で下山出来た。

9月2日 美濃戸口に車を置いてタクシーで立場川キャンプ場へ。ゲート前からススキの茂った登山道を通って樹林帯に入る。森の中には網目のようにキノコ狩りの踏跡があり、迷い易い。西岳山頂では紫色が鮮やかなマツムシソウが咲き、白玉の木が実を付けている。秋も近い。

西岳頂上

西岳頂上

マツムシソウ

マツムシソウ

白玉の木(シロモノ) 

白玉の木(シロモノ)

コケモモ 

コケモモ

セリバシオガマ 

セリバシオガマ

青年小屋に向かう。途中、乙女の水で権現小屋での自炊用に水を補給する。水場から5分ほどで青年小屋に辿りつく。小屋の横の編笠山は、下半分は岩がゴロゴロした岩石帯で上半分はハイマツに覆われている。山頂はふたたび岩石帯で展望がよい。編笠山頂上までピストンしてから権現小屋へ。

青年小屋と編笠山 

青年小屋と編笠山

青年小屋 

青年小屋

編笠山頂上 

編笠山頂上

権現小屋手前のギボシ。傾斜のきついガレ場を落石に注意しながら慎重に登る。乙女の水で補給した水がズシリと重い。西ギボシを越えると更に東ギボシが現れる。トラバースして鎖で登る。

西ギボシのガレ場 

西ギボシのガレ場

東ギボシをトラバース 

東ギボシをトラバース

東ギボシの鎖場 

東ギボシの鎖場

権現小屋に到着。他に宿泊客は無く貸切。ビールで乾杯してから、ランプに火を灯し夕食の準備に取り掛かる。今夜のメニューは豚汁とうどん。窓越しに夕日に染まった山並みが見える。

ランプの宿 権現小屋 

ランプの宿 権現小屋

権現小屋から赤岳方面 

権現小屋から赤岳方面

権現小屋の夕暮れ 

権現小屋の夕暮れ

9月3日 権現小屋の上で分岐し、右へ行くと権現岳。ザックを置いて山頂までピストン。眼下に、昨日ピストンしたキレイな形の編笠山が見える。

権現岳のオベリスクと富士山 

権現岳のオベリスクと富士山

権現岳頂上 

権現岳頂上

権現岳から編笠山 

権現岳から編笠山

分岐まで戻り、いよいよキレットを下る。源冶梯子の洗礼、高度感満載の20m61段。一段一段慎重に下る。幾つかのピークを越えながらキレット最深部へ。

源治梯子

源治梯子

八ヶ岳北方面(阿弥陀岳・中岳・赤岳)

八ヶ岳北方面(阿弥陀岳・中岳・赤岳)

キレット下りルートを振り返る

キレット下りルートを振り返る

アキノキリンソウ

アキノキリンソウ

最後のピークを下りキレット小屋に到着。

ツルネ 

ツルネ

キレット小屋への下り 

キレット小屋への下り

キレット小屋 

キレット小屋

ここからはキレットの登り返し。長い岩稜を、ルートを確認しながら慎重に登る。振り返ると、富士山と権現岳。壮大な景観が広がる。権現岳がカッコイイ。

ルンゼ状の岩稜を登る 

ルンゼ状の岩稜を登る

岩稜の急登が続く 

岩稜の急登が続く

大天狗・小天狗 

大天狗・小天狗

権現岳方面パノラマ 

権現岳方面パノラマ

真教寺尾根への道を分け、文三郎尾根トラバース道との分岐を過ぎると赤岳頂上山荘が見える。竜頭峰を左に巻いて山頂へ。

文三郎尾根トラバース道分岐 

文三郎尾根トラバース道分岐

竜頭峰と赤岳頂上山荘 

竜頭峰と赤岳頂上山荘

中岳・文三郎尾根方面分岐 

中岳・文三郎尾根方面分岐

山頂は狭く登山客で混み合っている。記念写真を撮って横岳方面に下る。プロペラが印象的な天望壮脇を通過して横岳へ。

竜頭峰越しに権現岳と南アルプス 

竜頭峰越しに権現岳と南アルプス

赤岳頂上 

赤岳頂上

赤岳頂上山荘 

赤岳頂上山荘

赤岳から横岳方面 

赤岳から横岳方面

赤岳天望荘を通過し横岳へ 

赤岳天望荘を通過し横岳へ

赤岳を振り返る 

赤岳を振り返る

二十三夜峰、日ノ岳と通過し、鉾岳手前を西側に下ってトラバース。鎖を登って、稜線に這い上がる。石尊峰、三叉峰を越えて奥ノ院へ。

鉾岳手前を西側に下る 

鉾岳手前を西側に下る

鎖を登って稜線へ 

鎖を登って稜線へ

三叉峰 

三叉峰

赤いハシゴを越えると横岳の主峰奥ノ院。眼下に大同心・小同心の迫力のある展望が広がる。岩稜を下り硫黄岳山荘へ。

横岳山頂手前のハシゴ 

横岳山頂手前のハシゴ

奥ノ院(横岳頂上) 

奥ノ院(横岳頂上)

岩稜下って硫黄岳へ 

岩稜下って硫黄岳へ

迫力の大同心・小同心 

迫力の大同心・小同心

硫黄岳山荘で昼食を摂り、7つのケルンに導かれて硫黄岳頂上へ。

硫黄岳山荘

硫黄岳山荘

7つのケルンに導かれて

7つのケルンに導かれて

硫黄岳頂上 

硫黄岳頂上

コマクサ 

コマクサ

イワベンケイ 

イワベンケイ

ロボット雨量計跡の脇を通って赤岩の頭に向かう。ハイマツの尾根、岩クズの尾根を下り、広い白ザレに出る。峰の松目方面との分岐から赤岳鉱泉に下る。

ロボット雨量計跡 

ロボット雨量計跡

赤岩の頭方面へ下る 

赤岩の頭方面へ下る

岩クズの尾根 

岩クズの尾根

峰の松目分岐から硫黄岳方面パノラマ 

峰の松目分岐から硫黄岳方面パノラマ

 

icon リーダーの感想


半日でめまぐるしく変わる天気予報と台風での雨天予想、出発前は毎日、情報分析をしながら迷ったが天候不順の中、最高のお天気に恵まれた。特に、難所のキレットを晴で通過出来たのは、当初計画から1日伸ばして実施した、この山行の天候判断に自分にご褒美をあげたい。キレットが初めての人が多かったので、スリリングな岩場、鎖場、痩せ尾根、梯子を楽しんで貰えた。登山客が赤岳周辺に集中、混雑していたが上手くかわせた。中央道の帰りの渋滞がひどく、藤沢駅23時となってしまった。今後は対策が必要。

 

icon 参加者の感想


私にとっては2度目の泊まりの山行。山の会に入って縦走が目標だったので、楽しみました。 キレットをずっと場所の名前と思っていたが実物を目の前にしてただただ凄いなぁと1つ1つクリアすべく集中していたなか、携帯の地震アラームの音!安全な場所まで移動して携帯を開けると、「長野県伊那市で地震発生。避難勧告指示。」? すぐにテスト通報と知り安堵したものの、今まで山に居るときに地震が起きたら?と言うことは考えもしなかったので、また1つ課題ができました。お天気や景色にも恵まれ楽しかったですが、色んな道を歩く事で新たな課題を見つけることの出来た山行でした。

 

icon 費用


icon 宿泊費
山小屋 5,500円
 
自炊の食材、ガス代 650円/一人
icon 交通費
ガソリン代、高速料金、タクシー代 3,000円/一人
 
車代(謝礼) 2,000円/一人
icon その他
帰りの温泉&食事 1,300円/一人
icon 合計
12,600円/一人

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