丹沢・キュウハ沢~竜ヶ馬場東尾根
2018年1月4日(木)
参加者数:男性2名、女性1名 合計3名
コースタイム
1/4(木) 晴れ
塩水橋7:00 - 7:50キュウハ沢出合7:55 - 8:20キュウハ沢第5堰堤(飛行機のエンジン) - 8:45四町四反ノ沢出合 - (10) - (5) - (5) - 10:45竜ヶ馬場(一般道に合流) - 11:10丹沢山11:45 - 12:10堂平分岐 - (5) - 13:20天王寺峠 - (5) - 13:40本谷林道 - 14:00塩水橋
(行動時間7時間00分 歩行時間5時間50分)
山行経過
塩水橋に6:50に到着。人気の登山口なのか、この時間、駐車スペースはほぼ埋まっている。宮ヶ瀬湖寄り塩水橋手前の路肩に車を停めて林道に向かう。瀬戸橋で塩水林道(堂平方面)との道を分け直進する。やがて天王寺尾根ルートの丹沢山登山口の道標が現れる。ここより先に進む登山者は少ない。
約50分でキュウハ沢出合に到着。寿岳と書いてある手書きの札が置かれた路肩の段差を上がり踏跡を辿る。左の斜面をジグザグと登り、途中から寿岳方面とは踏跡を分け、直進してキュウハ沢右岸を辿る。2つ目の堰堤を超えたところで河原に降り立ち、渡渉して左岸に渡る。
左岸のステップを上がって第3堰堤を越え、第4堰堤に向かう。高さのある岩の斜面を慎重にトラバースすると、堰堤の手前で岩壁が垂直に切れ落ち前に進めない。少し後退し、比較的傾斜がなだらかな斜面を探して慎重に河原まで下り、左岸のステップから高さのある第4堰堤を越える。
そのまま左岸を辿ると第5堰堤の下に出る。堰堤の手前にはエンジンの慰霊碑があった。第二次世界大戦の戦闘機疾風に搭載されていたエンジンらしい(悲劇のエンジン誉)。第5堰堤を越えるとゴルジュとなり、左岸は断崖となる。途中から右岸に渡り、さらに上流に向かうと滝(F1)が現れた。
右壁からの滝越えを試みるが、岩肌がヌルヌルと滑り、断念して右岸の斜面を這い上がる。ロープの垂れ下がった岩壁をよじ登り、右岸の斜面を辿り、河原に降りると四町四反ノ沢出合に出た。正面に大滝が見える景観の良い場所だ。四町四反ノ沢を渡渉し、少し上流に遡ってから竜ヶ馬場東尾根に取付く。
樅の木と馬酔木の繁った踏跡の無い急坂をひたすら登る。1180m付近で美しいブナ林に変わり、1300m付近で熊笹に覆われた笹原が現れる。
笹原の中に一筋の踏跡がある。恐らく鹿の道だが他にルートは無く鹿道を辿る。やがて鹿柵に行く手を阻まれる。鹿柵と鹿柵の間の隙間を通って尾根側に抜け、鹿柵沿いに斜面を登り檜林を抜けると、竜ヶ馬場のベンチから少し丹沢側に上った辺りの一般道に飛び出た。
10時45分、丹沢山に到着。四町四反ノ沢から丁度2時間、設定したコースタイムを30分短縮した。丹沢山で昼食を摂り、天王寺尾根経由で下山した。塩水橋に戻ったのは14時00分、予定より1時間30分早い到着だった。
写真をクリックすると大きな写真を表示します。
リーダーの感想
塩水橋から蛭ヶ岳までのピストンが正月の恒例行事となっている。今年もいつものように計画したら、思いもよらず同行者が現れた。例年ならこの時期丹沢は雪で白く覆われているはずだが、今年は全く無い。それならばVルートでも歩いてみようかと、同じ塩水橋を起点としたこのコースに決まった。断崖のトラバース、竜ヶ馬場東尾根の踏跡の無い斜面の急登、ブナ林と笹原の美しい尾根など、丹沢に残された自然を堪能することが出来た。丹沢の奥深くに四町四反ノ沢出合のような素晴らしいところがあることを知る登山者は少ない。
参加者の感想
楽しい山行でした。大幅に遅れたり、皆さんの足を引っ張ることがなかったので安心しましたが、個人的には、急斜面のトラバースのバランス、脚力アップが課題と感じました。
費用
- 交通費
- ガソリン代、車代 800円/1人