丹沢・地蔵尾根~蛭ヶ岳~源蔵尾根
2018年1月7日(日)
参加者数:男性5名、女性1名 合計6名
コースタイム
1/7(日) 快晴
日陰沢橋7:35 - 7:50孫右衛門滝ゲート - 8:25広河原 - 8:35岩水沢出合(地蔵尾根取付き)8:45 - 9:25馬酔木平 - (5) - 10:45地蔵平10:55 - 11:55蛭ヶ岳12:25 - (5) - 13:40臼ヶ岳13:45 - (5) - 14:35金山谷乗越(源蔵尾根分岐) - (5) - 16:00広河原 - 16:35孫右衛門滝ゲート - 16:50日陰沢橋
(行動時間9時間15分 歩行時間8時間00分)
山行経過
日陰沢橋に車を停めて、神ノ川林道を辿る。孫右衛門滝ゲートは閉まっている。孫右衛門トンネル、小洞トンネル、曲橋、大栂橋、檜皮橋と通過し、約50分程で広河原に到着。
右カーブ手前から彦右衛門谷左岸の斜面を下って第2堰堤上まで降り、ステップで堰堤を下りる。堰堤下を通って彦右衛門谷の右岸に移動し、草藪を抜けて神ノ川の河原に降りる。
神ノ川の左岸を辿るとやがて大岩が現れ、奥には魚止滝が見える。岩水沢出合に着いた。大岩を右から回り込むと対岸の岩壁に赤いテープが巻かれた立木があり、白い手書きの札がぶら下がっている。白い札には「地蔵おね」と書かれており、岩壁には1本のロープが垂れ下がっている。
神ノ川を渡渉し岩壁に取付く。垂れ下がっているロープや木立につかまりながら垂直な壁をよじ登って行く。大きな岩がゴロゴロした斜面を登りきると、岩と落ち葉の急坂に変わり、落石に気を付けながら高度を上げる。40分程で急登が終わり、平坦な尾根に出る。馬酔木平に着いた。
ワイヤーケーブルが放置された造林小屋跡を過ぎると再び急坂となり、30分程で岩の突き出たやせ尾根に変わる。第1峰、第2峰は左から巻いてかわし、折り返して斜面を登ると剣の刺さった第3峰の頂上に出た。
剣の刃渡り、カニのよこばい、吹上屏風とアップダウンを繰り返しながら地蔵尾根の奇岩を通過して行く。鹿落しを通過すると1240m付近で展望が開け、背後に檜洞丸と富士山が見える。鹿落しから30分ほどで地蔵平に到着した。
地蔵平で10分休憩し、鹿柵に沿って蛭ヶ岳方面に尾根伝いに下ると正面に新たな鹿柵が現れ、その鹿柵に沿って斜面を下ると一般登山道に出る。蛭ヶ岳の北肩から、雲ひとつ無い美しい富士山を眺め、予定より約1時間早い11時55分に頂上に到着した。
蛭ヶ岳で昼食を摂って、西尾根から金山谷乗越に向かう。眼下に神ノ川林道の白い檜皮橋が見える。臼ヶ岳のベンチを右に折れて、急坂を下って登り返すと金山谷乗越に辿り着いた。鉄の桟道を通り木の階段を登り返すと源蔵尾根の分岐がある。
左カーブの立木に結びつけられた源蔵尾根の手書きの札を確認し、斜面を下る。崩壊地の横を慎重に通過すると、やがてブナ林となりなだらかな歩きやすい径に変わる。馬酔木の繁った尾根を通り、檜林の斜面を下って彦右衛門谷の第3堰堤の上に出た。神ノ川林道を50分程歩き、ほぼ計画通りの16時50分に日陰沢橋に到着した。
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リーダーの感想
北丹沢でよく歩かれているコースのようだ。地蔵尾根も以前に比べると踏み跡が明瞭になり、巻道も出来て歩きやすくなっている。取付きから、いきなり垂直の岩壁をよじ登り、岩がゴロゴロした急斜面を這うように登るので、初めての人は圧倒されるかも知れないが、馬酔木平を過ぎると、剣の刃渡り、カニの横ばい、鹿落しなど、何れもミニチュアながら変化の富んだ岩尾根歩きを愉しむことが出来る。一人で歩いていると誰にも出会うことが無い静かな尾根だが、みんなでワイワイと賑やかに登るのもまた楽しい。
費用
- 交通費
- ガソリン代、車代 1,200円/1人