丹沢 水無川本谷沢
2018年5月15日(火)
参加者:男性2名、女性3名 計5名
戸沢出合8:51―F1-10m 9:23―F5-9m11:15―書策新道11:50~12:12(昼食)―F8 13:36―登山道14:47―塔ノ岳15:15~30―天神尾根―戸沢出合17:07
(登り5:47、下り1:37、距離8.5km、累積標高+1483m)
戸沢出合より出発。他の車も結構とまっていた。源次郎沢を堰堤の下で渡る。水は思っていたよりは多くないようだ。高い堰堤を木の根を掴んで簡単に越え、ゴーロの沢はつまらないので、できるだけ右岸を歩き685m付近より入渓。
少し行くとF1-10m。ここは左側水流際を登る。下部は思ったよりも飛沫が多い。カッパを着て登る。
アクアの沢靴がしっかり効いて楽に登ることができた。後続はロープで確保。初めての人もいるがテンションなしで登ってきた。一安心。続くF2-5mはTさんが右ルンゼをリード。頼もしい。
大岩滝を右から巻くとF3-8m。ここは右岩壁の上部をトラバースするルートと、釜をヘツッてルンゼを登るルートがある。上部ルートはスリングがあるが、高い所のトラバースが厳しいので釜をヘツりルンゼを登るルートを選択。今回は釜が深くて濡れそう。できるだけ釜に入り手を伸ばして下のスリングをつかみルンゼまでヘツル。後はホールドが多く楽に登ることができた。ここもロープで確保。次のF4-5m斜め滝は易しい左棚を斜上する。
4m斜滝を登ると核心部のF5-9m。右岩壁の上部に鎖が設置されており、下部はフィクスロープがあるが、結構立っているので難しい。Tさんがリード。途中に二ヶ所支点を取って危なげなく登った。ここはロープと鎖に頼らないで登ろうと思ったが結局フィクスロープを掴んで登ってしまった。Ⅲ級+との事。
三番目の核心部はF6-9mCS。ここは大岩の右岩溝を登る。スリングが有るがハングしているのでスタンスを決めて腕力を頼りに登る。フェルトの靴の場合は滑り少し苦労する。
金冷シ沢を過ぎるとF8-三段30mの巻き。ガレ沢を登りフィックスロープを頼りに二つ沢を越えるが、危なげなく通過。詰めは手前の1210mに右俣があり間違いやすい。予定の1230mの右俣に入ると裏返しになった標識があって間違っていないことが確認された。
すぐにF9-7mが出て来た。これを右から巻き踏み跡をたどると簡単にアカヤシオの咲いている尾根に出た。30分程で藪漕ぎもなく登山道に出て塔ノ岳、天神尾根を経由し戸沢出合に戻った。
水が多そうなので少し心配したが岩は滑らずしっかりスタンスを効かせて楽しく登ることができた。滝はどれも大きくマイナスイオンをたくさん浴びながらの沢登りでそう快であった。アカヤシオも咲いていてすばらしかった。メンバーの皆さんも厳しさも楽しんでいるように思われた。