湘南鷹取山岩稜通過実技訓練
2018年6月9日(金)
参加者数:男性9名、女性9名 合計18名
コースタイム
- 6月9日(土) 晴れ
- 8:00 JR東逗子駅…8:45湘南鷹取山
- 岩トレ装備準備
- 9:30 故町田氏追悼式
- 10:00 訓練開始 三点支持の岩場登下降訓練
- 11:00 緩傾斜岩稜固定ロープ通過訓練
- 12:30 昼食
- 13:00 懸垂下降訓練
- 15:00 訓練終了…16:00 東逗子駅解散
山行経過
三点支持の岩場登下降訓練は、トップロープにより確保して、足の置き方、姿勢、手足の範囲などを意識して登下降する実技体験を実施した。
緩傾斜岩稜通過訓練は、緩傾斜岩稜に固定したロープをプルージック結びで自己確保してカラビナゲートを潜らせながら登下降する実技体験を実施した。急傾斜岩稜訓練は、訓練場所がバッティングしたガイド講習グループとの関係で、子不知ゲレンデからコの字裏に変更した。子不知ゲレンデは高度感のあるゲレンデで初心者訓練には若干レベルが高く例年全員が訓練体験をすることが出来なかったが、コの字裏に変更したことにより全員が2~3回の懸垂下降訓練を体験することが出来た。
鷹取山公園にて
山行内容と望ましい岩稜通過実技参加回数
- 登山路にハシゴ・鎖場・ロープ・<危>等の表示のあるコースの山には行かない
- ⇒ 参加不要
- 中級向きのハシゴ・鎖場・ロープ・<危>等の表示のある近郊の山に行くことがある(雨山峠・鍋割峠周辺、檜洞の大笄・小笄など等)
- ⇒ 1回は是非
- 上級向きのハシゴ・鎖場・ロープ・<危>等の表示のある2000m級以上の山に行く(八ヶ岳や谷川、北ア、中ア等の鎖場等のあるコース)
- ⇒ 2~3回以上
- 熟達向きの岩稜縦走(西穂から奥穂、奥穂から槍、剱岳の稜線、五竜から鹿島、不帰嶮など)
- ⇒ 5~6回以上
- なお、この実技の繰返し訓練によって次の山行が可能になります。
- ①沢登りでの滝の登攀と高巻きからの懸垂下降
- ②破線Vコースの要ザイル箇所の通過
- ③雪に埋もれたクサリ場・ハシゴ場などの通過
- ④凍結斜面や急な雪面の通過
リーダーの感想
中級山岳以上の熟達者向きと言われるコース以外にも、岩場・クサリ場に出会う山は多い。易から難へと色々な登山コースを体験することによって多くの者は力を付けていくことになる。こうした講習会的な訓練に参加しても直ちに実力が身に付くものではないが、こうした訓練に参加した経験は、実際に岩場・クサリ場に出会ったときに、不安の解消や少しの自信に繋がるものです。不安の無い安全な岩場・クサリ場の通過が出来るよう、このような訓練に多くの会員の参加を期待したい。なお、この実技トレ山行は、故町田氏が講師予定の山行であったので、追悼山行として追悼の式を実施した。参加者を始め献花代を御寄附頂いた皆様に、岳友として心より感謝したい。
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