山梨 鈴庫山~赤岩御殿 バリエーションハイキング
2018年6月17日(日火)
参加者:男性2名、女性7名 計9名
塩山駅8:30=山梨交通バス=9:20柳沢峠9:35--10:10柳沢ノ頭10:15--10:30ハンゼノ頭10:35-10:55鈴庫山11:00--11:50NTTアンテナ―12:10藤谷ノ頭(昼食)12:35--13:00赤岩御殿分岐--13:15赤岩御殿13:20--13:35赤岩御殿分岐--14:10棒杭14:15--14:20二ケ引ノ頭(ルートミス)14:35--14:50 1220m点--15:10林道--16:10未舗装の道--16:15大山石尊社--16:20笛吹の湯
(行動時間:6時間45分 歩行時間:5時間55分)
塩山駅から落合行バス(土日運行)に乗り、柳沢峠で下車。梅雨時期の貴重な晴れ間のせいか登山客が多くバスは満員であった。
柳沢峠は三窪高原散策の拠点で、市営駐車場も広くトイレも整備されている。駐車場脇の登山道から柳沢ノ頭を目指し出発。前日の雨のせいか木の階段が濡れていて滑る。竹森林道を2回横切り、尾根の少し左寄りの林間を進み、35分程で二等三角点のある柳沢ノ頭に到着する。
レンゲツツジは満開の時期が過ぎ、ところどころに赤い花が残っている程度。ハンゼノ頭に向かう途中、大きなゴミ箱が設置されていたが、誰が回収に来るのか・・、と考えている間に鈴庫山分岐のコルに降り、そこから一登りで明るく開けたハンゼノ頭に到着する。
ハンゼノ頭は登山者で賑わっていて、お互いに記念写真を撮り合う。鈴庫山分岐まで戻り鈴庫山へ向かう。100mほどの下りは、枠だけ残った木の階段が続き歩きづらいがミズナラの新緑が美しい。
鈴庫山手前の急登を登りきると、眼前に甲府盆地の眺望が開け、しばし取り巻く山々の景観を楽しむ。来た道を引き返し、1630m付近から左の巻路に入り、30分程でNTTアンテナの立つ尾根に合流する。
北に向かって緩やかなアップダウンの尾根を進むと30分で藤谷ノ頭に到着する。藤谷ノ頭は、山頂が分かりづらく、通り過ぎないように気を付けたい。
富士山の姿を楽しみながらの昼食の後、赤い鉄の杭から西に向かって境界尾根に入る。尾根は踏み跡もあり歩きやすく境界杭に沿って進み、1550m付近の赤岩御殿分岐から南西に向かう。15分程で頂上が伐採された明るい赤岩御殿に着く。木々の間から南アルプス方向が望めしばし山座同定を楽しむ。
赤岩御殿分岐まで引き返し、緩やかな尾根を下って行く。途中1460mでは北尾根に入りやすいので注意を要する。35分程で3等三角点のある棒坑に着く。
さらに5分程で二ヶ引ノ頭に着くはずが見落とし道なりに進んでしまい、北に30~40m程下って進路間違いに気が付く。コブ状の二ヶ引ノ頭まで戻り、急傾斜を西へ向かって下る。このあたりは白樺林が広がり、白い幹と新緑のコントラストに癒される。1270m付近も尾根が左右に張出しており、慎重に進路を選ぶ。1220mのコブから右手北尾根を60mほど下り林道に降り立つ。林道を南に戻ってゲートの手前から境界尾根に再度入る。970m付近は進路がわずかに北西に向いており、西に向かう意識が強すぎたせいか進路選択に時間を要した。
後は西に向かって下り、760m付近で林道を横切り、さらに50mほど下って未舗装路に降り立った。大山石尊社の鳥居を右に見て5分程で笛吹の湯バス停に着いた。笛吹の湯で汗を流し、タクシーで塩山駅へ移動した。
梅雨時期であったが、晴天に恵まれた。富士山をバックにレンゲツツジの写真を撮りたいと思っていたが、今年は花期が早く多くは既に散り、見ごろを過ぎたツツジがわずかに残る状態であった。それでも鈴庫山からの甲府盆地の景観は素晴らしく、4時間かけて電車・バスで来た甲斐があった。
藤谷ノ頭から西に延びる境界尾根は変化に富んでおり、わずかな地形の読み・判断ミスが進路間違いになりやすく、地図読みの勉強になるいいコースだった。松浦本で☆3つに設定している意味が、歩いてみて分かった。