南ア・甲斐駒ケ岳黒戸尾根
2018年8月10日(金)か11日 天候 晴
会員の参加者:男2名、女1名 計3名
10日(晴れ時々曇り)竹宇駒ケ岳神8:25―⑤―⑤―10:40笹ノ平分岐10:50―⑤―11:45昼食12:05 ―⑤―13:20刀利天狗13:30―14:20五合目14:30―15:40七丈小屋 行動時間 7時間15分 歩程時間 6時間15分
11日(曇り時々晴れ)七丈小屋5:30―6:30八合目6:35―⑤―7:55甲斐駒山頂8:10―(男性のみ)摩利支天―⑩―9:20甲斐駒山頂9:40―10:30八合目10:40―11:20七丈小屋(昼食)12:00―12:55五合目13:00 ―13:45利天狗14:00―⑩―15:35笹ノ平分岐―⑩―17:10竹宇駒ケ岳神社 行動時間11時間40分 歩程時間 8時間20分(男性は9時間20分
10日 序盤、標高が低いうちは湿度が高く蒸し暑かったので、短い休憩をこまめに取ってスタミナを温存した。それが功を奏し、笹ノ平分岐には予定より10分早く到着。その後、標高が上がるにつれて心地良い風が吹き快調に歩を進められた。刃渡り・梯子・鎖場などの難所もコースタイム通り通過して、七丈小屋には予定の10分前に到着できた。
11日 初め頂上付近は雲の中であったが、8合目に到着する頃から雲が切れ、青空のもと標高2,967mの頂上を踏むことが出来た。これに勢いを得て男性陣は摩利支天まで足を伸ばしたが、炎天下、山頂への登り返しに予想外に時間とスタミナを消耗した。七丈小屋には予定より10分遅れで戻ったが、体力回復のため昼食休憩を長く取り、30分遅れで出発。刀利天狗までは鎖場や梯子の難所が続くので、慎重にコースタイム通り下降。しかし、それ以降の長大な下りでは、曇天ではあったが湿度が高くてペースダウンし、予定より1時間遅れで下山した。
山頂にて
摩利支天にて
垂直梯子の下降
標高差約2,200mを登る長大で、途中には多くの梯子、鎖場もある手強いコース。しかし、急登と緩斜面の組み合わせが適度で歩きやすく、梯子や鎖場も良く整備されており、難易度はそれ程高くない。むしろこの時期、難敵は高温と多湿であり、特に標高の低い登山口から笹ノ平分岐までは要注意。今回、登りは短い休憩を頻繁に取りうまくクリアできたが、下りはさすがに疲労も重なってペースダウンした。
しかし、それも想定内であり、熟練のメンバーで、冷温帯(ブナ、ミズナラ、モミ)から亜高山帯(ダケカンバ、コメツガ、ナナカマド)、高山帯(ハイマツ、シャクナゲ、ミヤマハンノキ)の豊かな植生の変化を楽しみながら、充実した山行ができた。また、天候に恵まれて摩利支天にまで足を伸ばせたのも幸運であった。
交通費:往復310km ガソリン代4,650円、高速代6.900円 宿泊費:8,200円/人(七丈小屋 1泊2食)
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