西丹沢・信玄平~城ヶ尾峠~屏風岩山
2018年12月29日(土)
参加者数:男性3名、女性1名 合計4名
コースタイム
12月29日(土) 晴れ
大室生神社-7:55二本杉峠8:05-8:35千鳥橋-9:05地蔵平9:10-10:40信玄平10:50-11:30城ヶ尾峠11:55-12:15大界木山-12:50モロクボ沢ノ頭12:55-13:05畦ヶ丸避難小屋13:30-13:55大滝峠上-14:30屏風岩山14:35-15:30二本杉峠15:35-16:15大室生神社
(行動時間:9時間15分 歩行時間:7時間45分)
山行経過
大室生神社前の道路を左に進み、カーブの先の分岐から登山道に入る。間伐され杉林を抜け斜面の巻道を進むと1時間程で二本杉峠に到着する。道標は、北に屏風岩山、南に権現山の表示があるが、道標には無い登って来た上ノ原登山口と反対側の西斜面を下る。踏跡は不明瞭だ。一旦、沢まで降り、ガレ沢を辿るとやがて右岸に踏跡が現れる。
斜面を辿る大杉歩道は落ち葉が積もっている。歩く人は少ないようだ。何箇所か崩落している悪場があり慎重に通過する。清水沢の沢音が徐々に大きくなり、東から流れ込む沢を渉り杉林に入る。赤松林の横を通過すると千鳥橋に飛び出る。大又沢林道を辿り30分程で地蔵平に到着した。左手に関東大震災の慰霊碑が見えたが、通過して先を急ぐ。お地蔵様が出迎えてくれる。横に「祈安全登山」と書かれた表示板が立掛けてある。
広々とした集落跡に出る。ここから信玄平へは、いくつかルートがあるようだが、集落跡の横を流れる地蔵沢を渡渉するルートを選択する。石が滑って跳べない。堰堤下まで沢を辿るが渡れる場所がなく、意を決して浅瀬を渡る。スパッツのおかげで靴の中までの水が侵入することは無かった。
斜面を駆け上がると踏跡がある。踏跡を辿り地蔵沢右岸の巻道を進む。崩落している箇所があり、左の斜面を高巻いて通過する。何度か崩落個所を通過したところでコースミスに気付く。地蔵沢を渉ったところで尾根に向う経路を見落としてしまったようだ。1時間程地蔵沢右岸の巻道を辿り、比較的なだらかな斜面を見つけて駆け上がる。20分程急坂を登り信玄平手前の尾根道に出た。信玄平から旧東海自然歩道と道を分け、左の斜面の巻道を辿る。やがて目の前に急坂が現れる。右の巻道は城ヶ尾峠に出るが途中崩落している。真っすぐ進めば城ヶ尾山に出るが急登である。巻道から城ヶ尾峠へのルートを選択する。崩落が3箇所あり、予想以上に崩落が進んでいる。
城ヶ尾峠で昼食を取り、畔ヶ丸に向う。大界木山、忘路峠、モロクボ沢ノ頭と辿り、1時間程で畦ヶ丸避難小屋に到着した。ここまで、誰にも出会わなかったが、避難小屋には若い男女の先客がいた。これから権現山に向うという。
畔ヶ丸避難小屋から大滝峠方面に向う。大滝峠上で一軒屋避難小屋方面には向かわず屏風岩山への踏跡を辿る。踏跡にはピンク色のリボンがあり判り易い。屏風岩山の山名板が見当たらない。以前は手造りの表示板があったような気がするが。屏風岩山を過ぎるとリボンがなくなりルートファインディングが難しくなる。最初の尾根の分岐を右に進み、次の分岐は左に進む。そのまま進むと、「二本杉峠」と書かれた手作りの道標があり安堵する。尾根の踏跡を辿り750mのコルで右の巻道に進むと二本杉峠にでる。朝来た道を辿り、上野原登山口に向う。
リーダーの感想
過去に2度同じコースを歩いていてコースを間違えたことが無かったので、2万5千分の1の地形図を持たずに出かけてしまった。地蔵平から信玄平に向うルートでコースミスし、屏風岩山でコースを見失いかけた。一度歩いた経験があるからといって準備を怠ってはいけないというのが、今回の教訓だった。一方で、コースミスのおかげて新らたなバリルートを歩けたことは収穫だった。