九州の百名山と温泉を巡る山旅
2019年4月7日(日)~15日(月)
参加者: 男性1名 女性3名 計4名
阿蘇山 4月7日 天気:晴れ
コースタイム
羽田空港8:10=9:55熊本空港11:00=11:45火口西駐車場12:20―(5休)―13:45中岳(10休)―14:15高岳(5休)―(5休)―15:10中岳―16:00火口西駐車場==阿蘇くじゅうYH(泊)
山行経過
熊本空港でレンタカーを借りて出発する。火山規制で火口までは行けないとあきらめていたところ丁度規制が解かれて火口近くの駐車場に車を停める事が出来た。
砂漠のような砂千里を出発する。溶岩のゴツゴツした道を登り稜線に出て、火口からの噴煙がながめながら中岳へと到着する。さらに先の高岳へ向かうと、時折風向きにより火山ガスの臭いがする。
火口からの噴煙の凄さに圧倒されつつ、草木の全く生えない月面砂漠のような道を中岳へと戻り、さらに下り駐車場へと戻った
久住山 4月8日~9日 天気:晴れ
コースタイム
8日 宿泊先7:00=牧の戸登山口8:10―9:50扇ヶ鼻分岐―10:20避難小屋(10休)―11:15久住山山頂(5休)―11:45御池12:20―12:45中岳(5休)―(5休)―15:00法華院温泉(泊)
9日 法華院温泉8:50―坊がつる―10:10雨ヶ池越―9:20長者原登山口11:10=夢大吊橋=竹田城=17:00ゲストハウスランプ(泊)
山行経過
当初は長者原から登る周遊コースの予定だったが、前日の宿泊先ユースのご主人の厚意で牧の戸登山口まで送ってもらい縦走するコースになった。整備された道から登り始める。展望の良い道は阿蘇の噴煙や祖母山も見渡せる。
避難小屋でひと休みしてから久住山へと向かう。大きな山容に見えたがひと登りで山頂へと到着した。一度下って空池を眺めながら御池まで行き、池のほとりで昼食を取った。
中岳へ登った後は久住分れから下り、硫黄山の噴気を眺めながら坊がつる方面へと向かう。開けた草原状の道を下って法華院温泉へ到着した。ミヤマキリシマの頃は大勢の登山客であふれる法華院温泉だが、宿泊者は私たち4名と単独の男性の5名のみ。まったりと名湯を楽しむことが出来た。
翌日は、坊がつる賛歌で歌われた大船山を仰ぎながら広々とした草原を楽しみ、長者原自然研究路を歩き長者原へと到着した。の後、大釣橋、武田城を観光して祖母山の麓のゲストハウスに到着した。
祖母山 10日 天気:小雨のち曇り
コースタイム
宿泊先7:25=尾平鉱山登山口7:30―9:50分岐(10休)―(10休)―11:40宮原―12:35九合目小屋13:00―13:20祖母山(5休)―14:30宮原(5休)―15:40分岐(5休)―16:50旅行村=18:30高千穂峡YH
山行経過
朝から雨模様の中、雨具を見に着けて登り始める。吊り橋を渡り2つある宮原コースの林道コースを取るが、登山道を探しながらの道となる。途中ゆっくりペースの2人と別れて、SとKの2名で先を行く事にした。もう一つの登り口との合流点で道を間違えてしばらく下ってしまい、引き返す事になった。
樹林帯の急登を過ぎて宮原に到着する。雨は止んだが、稜線上は風が強くガスで展望がない。ヤセ尾根を慎重に越してぬかるんだ道を登って九合目小屋に着く。ここで昼食を取って山頂へと向かった。
祖母山の山頂は私たち2名だけだった。下りもぬれて滑る泥道に苦戦しながら、同じコースを下り登山口に着いた。天気も良くなかったためか、誰一人登山者に合わずに、まれな百名山となった。
11日 移動日 YH8:30=高千穂峡9:00=17:00うなぎ温泉(泊)
開聞岳 12日 天気:晴れ
コースタイム
宿泊先7:40=8:10登山口―9:15五合目(10休)―11:05開聞岳11:40―12:35七合目(5休)―13:10五合目(5休)―14:10登山口13:40=16:40霧島「みちや荘」(泊)
山行経過
桜とツツジが咲き誇るかいもん山麓公園の中を歩き、二合目登山口より登り始める。南国らしいシダの茂る山道を登り五合目に着くと景色が開け、海の向こうに屋久島もうっすら見える。この先は石が多く歩きにくい道で登りも急になってくる。
山頂をぐるっと巻くようについている登山道で、なかなか山頂に着かない。八合目を過ぎると東シナ海が足元に見えてくる。大岩をよじ登り山頂に着くと、錦江湾や桜島の大展望が待っていた。にぎやかな山頂でお昼のあと、来た道を戻り駐車場へ到着した。
韓国岳 13日 天気:晴れ時々曇り
コースタイム
宿泊先8:00=8:15韓国岳登山口―8:55大浪池休憩所(5休)―9:50避難小屋(10休)―11:10韓国岳山頂(10休)―12:10避難小屋12:45―13:50休憩所(10休)―14:50登山口=えびの高原=新燃荘(温泉)=17:20みちや荘(泊)
山行経過
石畳で整備された大浪池登山口より登りはじめる。まん丸の火口湖大浪池からは西側のコースを回り避難小屋に到着する。ここからは丸く見える韓国岳へ向かう。
階段状の急な道を登り、稜線に出ると噴煙の上がる新燃岳とそびえたつ高千穂峰の絶景が待っていた。ただ冷たい風が強く吹きつけて、みるみると体が冷えてくる。山頂に立つが寒いので直ぐに下ることにした。
下山は池の東側を歩き、伝説の大浪池と韓国岳の山の景色を楽しみながら登山口へ帰って来た。時間があったので、車でえびの高原まで足を延ばした。えびの高原から見える韓国岳は火口がパックリと口を空けた双耳峰に見えて、大浪池からの山容とは全く違っていて驚いた。
高千穂峰 14日 天気:曇り
コースタイム
宿泊先8:00=8:15高千穂河原登山口―(5休)―9:45御鉢―10:10高千穂峰山頂10:45―(5休)―12:15登山口=霧島神宮=15:30旅行人山荘(泊)
山行経過
石畳の階段を登り大きな鳥居をくぐり歩きはじめる。霧島古宮跡はここが神社だったことが感じられる。その後は溶岩の赤茶けた道となり、まるで富士山を歩いているような感覚となる。
恐ろしげな御鉢の脇を通る時は風が強くよろけてしまうほどで、やはりどんな山でも侮れないと思った。急なザレた道を登り山頂に到着する。雲が多いが展望があり、昨日登った韓国岳、鹿児島のシンボル桜島も見える。寒いので小屋でひと休みしてから、下山にかかる。
下りでは、続々と登って来る大勢の人達とすれ違った。今日が山開きだったとの事で、新聞社の取材を受けた。駐車場に着き車に乗り込んだ時、丁度雨が降ってきた。帰りは霧島神宮に参拝し、今回の山旅が無事に終わった事に感謝した。
移動日 15日 宿泊先=鹿児島空港14:50=16:35羽田
リーダーの感想
鹿児島出身のAさんの名ガイドのおかげで、九州百名山五座プラス一座をめぐる贅沢な山旅となりました。温泉と食事と山と堪能できました。
4月も桜と芽吹きの山が素晴らしくて感動しましたが、今度はやっぱり♪ミヤマキリシマ咲き誇る♪~頃に来たいです。
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