icon 伊豆・天城八丁池~戸塚峠・小岳をめぐる icon

2019年4月27日(土) 天候 曇ときどき小雨・あられ~雪(雷)・雨・晴

ヘビブナ 

ヘビブナ

会員の参加者数:男1名 女3 :計4名

*** コースタイム ***

icon 平塚駅6:00(自家用車)=7:55水生地8:10-下り御幸歩道経由―⑤―⑤―10:40八丁池10:50-12:05戸塚峠(昼食)12:30-13:10小岳(ヘビブナ)13:20-13:50戸塚峠・皮子平(天城一のブナ)14:05-⑤-15:45八丁池―下り御幸歩道経由―⑩-17:10水生地17:25=19:20平塚駅        (歩行時間 7時間35分)  (行動時間 9時間)

下り御幸歩道を登る 

下り御幸歩道を登る

ヤドリギ 

ヤドリギ

1,000m付近からはブナとヒメシャラの樹林帯に 

1,000m付近からはブナとヒメシャラの樹林帯に

フカフカの落葉の登山道を進む 

フカフカの落葉の登山道を進む

新緑の森 

新緑の森

八丁池が近付くとアセビのトンネルに変わる 

八丁池が近付くとアセビのトンネルに変わる

*** 山行経過 ***

10連休初日で混雑を予想していたが、天気が雨模様ということもあり水生地下の駐車場には車が無く、林道を水生地まで乗入れて駐車できた。八丁池までの標高差550mの登りは「下り御幸歩道」を、植物観察しながらゆっくりと進んだ。標高1,000mあたりからはブナとヒメシャラの樹林帯となりフカフカの落葉の道が心地良い。八丁池近くなるとアセビのトンネルとなった。 予定よりも30分ほど遅れて霧に包まれた幻想的な八丁池に到着。池の畔は可愛らしいマメザクラの花が満開であった。ここから戸塚峠までの4kmは標高1,200mくらいをわずかに上下する水平道。ブナの巨木が文字通り林立する素晴らしい森の中を快調に進んだ。戸塚峠のベンチで昼食後、ヘビブナのある小岳1,360mへの登りにとりかかる。途中の道標が間違った方向を指していて多少混乱したが40分で本日のハイライトの「ヘビブナ」に到着。写真では何度も見ていたが、その奇怪な姿にしばし茫然とする。この時点で予定より40分遅れ。急いで戸塚峠に引返し、そこから筏場への道に少し入った皮子平の天城一の大ブナを見に行く。苔むした道を行くとやがて霧の中に巨大なブナが姿を現した。推定幹周5m超、樹高30m近くのまさに「天城の主」であった。

霧の八丁池 

霧の八丁池

池の畔のマメザクラ 

池の畔のマメザクラ

戸塚峠への水平道を行く 

戸塚峠への水平道を行く

小岳への急登 

小岳への急登

ヘビブナの標識あり 

ヘビブナの標識あり

ヘビブナ 

ヘビブナ

戸塚峠に戻り八丁池に戻る途中から、それまで小雨程度でもっていた天気が悪化して、あられが降り出し雷鳴も聞こえてきた。八丁池での休憩はスルーし、予定していた「上り御幸歩道」を最短時間で下山できる「下り御幸歩道」に切替えて急ぎ下山。時ならぬ雪と雷に追われるように来た道を駆け下りた。落雷を避けるためできるだけ巨木の傍には近寄らぬように注意を徹底。おかげで、一時は40分ほど遅れていたコースタイムを逆に5分ほど縮めて無事に水生地に到着。その頃には雷雲は去り、雲間からうっすらと日が射していた。

間から失礼します 

間から失礼します

皮子平への苔むした道 

皮子平への苔むした道

霧にたたずむ「天城の主」の大ブナ 

霧にたたずむ「天城の主」の大ブナ

ムンク的なヒメシャラ 

ムンク的なヒメシャラ

雪と雷に追われて下山を急ぐ 

雪と雷に追われて下山を急ぐ

無事生還 

無事生還

*** リーダーの感想 ***

天気予報は曇りときどき雨、登山適応度Bということで実施したが、下山時に思わぬ雪と雷に遭遇して少し肝を冷やした。しかし、下山道を最短ルートに変更し、事故もなく全員無事に下山できた。メンバーの的確な反応に敬意を表したい。  天城峠~八丁池~戸塚峠~小岳・万三郎岳の天城縦走路はブナとヒメシャラの巨木の樹林帯を歩く快適な道で、八丁池、「天城一の大ブナ」、「ヘビブナ」など見どころも多く、マメザクラの花やアセビのトンネルも楽しめる。道程は長いが、難しい所はなく歩きやすい良いコースである。今回はガスの中を歩いたが、霧に包まれたブナ林もまた幻想的で趣があった。ただし、天城のもうひとつの名物であるシャクナゲは、まだ花の時期ではないが株そのものがこのコースには意外なほど少なかった。また、登山道脇の草花もこの時期はほとんどタチツボスミレだけで、バラエティは少ないように感じた。

*** 費用 ***

交通費:ガソリン、93km×往復、高速料金880円×往復 (合計一人1000円、車両手当一人1000円)

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Tag:伊豆・箱根,ハイキング,伊豆、箱根
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