奥秩父・天狗山~男山 シャクナゲの岩尾根縦走
2019年6月1日(土) 晴れ
参加者数:6名(男性3名、女性3名)
茅ヶ崎/藤沢6:00=9:15馬越峠9:30―(5)―10:30天狗山10:40―11:30垣越山(昼食)11:50―12:45男山13:05―巻道分岐14:20―(5)―16:10登山道合流16:15―16:25馬越峠
行動時間 6:55、歩行時間 5:50
馬越峠の路肩スペースに駐車、各自身支度をして軽い準備運動の後に登山開始。いきなりの10分程の急登は次第に傾斜が緩み、展望の開けた岩場に出て衣服調整。これより岩の多い尾根道になった。登山道の左右にシャクナゲの花が目に付くようになり、岩の感触と淡いピンクの花を楽しみながら高度を稼ぐ。やがて天狗山の山頂に到着、360度の展望が待っていた。
天狗山の展望を暫し楽しんでから男山へ。変化に富んだ岩の多い尾根道を下ると穏やかな広い鞍部の道になり、涼風に吹かれながらのピクニック気分。緩やかな尾根道を登って行くと垣越山の標識、山頂の岩が格好の椅子代わりになり、ここで昼食にした。
垣越山での昼食を終え男山へ向かう。シャクナゲと岩の尾根の樹間から時折男山が指呼の間に見える。シャクナゲを愛で岩の感触を楽しみ、やや長いロープの下がった土混じりの岩場を登り詰めると男山の山頂であった。
男山での展望を後に、歩き慣れた?元来た道を順調に下っていく。垣越山を通過し、男山・天狗山の中間点にて小憩。中間点よりピークを一つ越えた辺りから天狗山山頂を経由しない廃道になった巻道があるというので探しながら進んで行く。
廃道とはいえ巻道があるなら、往路とは別の楽しみがあり、所要時間も若干は短くなりそうだ。巻道は、朽ちた丸太の小径など最初は明確であったが徐々に不明確になってきた。シャクナゲの小枝を分け入り道無き道を行くと大きな岩頭に時折行く手を阻まれる。山慣れたメンバーの落ち着いた行動により1時間50分程のシャクナゲ漕ぎの格闘で一般登山道に合流した。川上村のヘルシーパークに立寄り入浴サッパリして帰路に着いた
ハイグレードハイクという低山の岩尾根を楽しむジャンルの山があるという。入門コースの岩尾根を捜しているとスリルの岩稜とシャクナゲの群生、そして山頂からのパノラマ展望という山が目に入った。天狗山~男山の岩尾根縦走は期待通りのスリルとシャクナゲとパノラマ展望の山であった。
アプローチの利便性から馬越峠からのピストンコースを取ったが、下山路に廃道の巻道が利用出来そうだということで廃道に入った。ところが想像以上に荒廃した廃道はシャクナゲ漕ぎと岩頭に阻まれての格闘になった。幸い山慣れたメンバーであったので「プチ冒険」として楽しむことが出来たが、廃道の利用にあたっては、事前の下調べ、メンバーの練度、山岳の大きさ等を十分に考慮しなければならないことを肝に銘じて置きたい。
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