丹沢・ 四十八瀬川　勘七ノ沢 

２０１９年9月1日（日）　天候　晴後曇り

会員の参加者数：男３名 女０：計３名

 県民ノ森駐車場8:11―二俣8:36―小草平ノ沢出合8:48―F5-13m 10:44―A830mゴルジュ(待機)11:29～12:05―A878m昼食12:24～42―A935m右支沢12:54―A1090m大倉尾根13:43―堀山の家14:03―二俣15:03―県民ノ森?15:30 歩行時間6:25、距離7.9km、標高差565m、累積標高881m

大倉尾根の西側を流れる沢で、登りがいのある滝が二ヶ所あり楽しめる沢である。県民の森?は思ったほど車がおらず後二台ほど駐車できた。八月は天気が悪い日が多く中止せざるを得ない日が多かったが、今日は天気が良く気持が良い。二俣から入渓し堰堤を越して小草平の沢へ入り込まないよう注意して左俣に入るといきなりF1-7m、右壁Ⅳ級を登る。ここが第一の核心。

ロープを付けて山型の窪みをスタンスとして右斜めに登る。ホールドが小さいのでスリングを掴んで登った。スリングを掴むと易しい。 　後続の皆さんは昨年に比べて技術があり、みんなテンションなしで登ってきた。頼もしい。 　F2-7mは右側のルンゼを登る。難しくない。大堰堤②を越して釜をへつって行くとF3-7m。下のへつりが少し難しいが左岸壁は楽しく登れる。白ナメを過ぎてF4-二段3+14m。下段3mを登って上段14mのルンゼまでのトラバースが少しいやらしい。トラバースでは滝の飛沫がかかり気持ちが良い。ルンゼの登りはホールドがしっかりあり易しい。ロープもある

堰堤を五ヶ所越して行くと第二の核心F5-13m。高さがあるが、左壁にハーケンが五ヶ所あるので安心して登れる。ロープを着けてテラスをトラバースし流れの左側を登るが、テラスの上が出ておりかがんでバランスを取りながら通過しなければならないので少し緊張する。出ている岩の下にハーケンがあるのでここに支点を取り登って行く。途中のハーケンには皆スリングが通してありクイックドローが入らないのでやむを得ずスリングに支点を取った。自分としてはスリングを捨てたかったが止めておいた。どうしたものだろうか。テラスからはしっかりしたホールドがある。皆さんも楽勝で登ってきた。 　いよいよ最後の滝場のゴルジュ。3m滝入り口の滝①、3m倒木の滝③、2mナメ滝④などを登って行く。3m滝⑦は左側が登りやすい。4mトイ状滝⑧は釜に入ってから突っ張りで登ると易しい。堰堤の下のF6-6m黒滝は、左側のルンゼが登りやすい。

ゴルジュで体が冷えたので日向で昼食。沢で食べる昼食はいつもおいしい。F7-4m、F8-四段7mは、ゴルジュで楽しんだので各々左側や右の岩を登った。ゴーロの坂を登ると935m二俣。この後は面白い所がないので予定通りこの支沢に入り尾根を詰める。結構急坂で水も流れておりナメ滝となっている。1035m　二俣で右尾根に登る踏み跡があった。1050m付近までのぼり他に踏み跡を調べたがなかったので戻って右の踏み跡を登った。1070m付近よりトラバースの踏み跡をたどり1090mで登山道に出た。F1-7m、F5-13m、ゴルジュと楽しめる所が多く、詰めも長くなく満足の沢であった。

始めから緊張感のある勘七ノ沢はいつ行ってもそれなりに楽しい。ゴルジュも突っ張りがあったりして面白い。940mから支沢に入って踏み跡をたどり尾根に取り付くコースはルートになったようで比較的簡単に尾根に登ることができた。九月に入って三週間ぶりに沢を登ることができて充実した一日であった。

ガソリン代676円(52km,130円)、車代520円、計1196円(300円/人)

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