天狗池と槍ヶ岳
2019年9月23日(月)~25日(水)
会員の参加者数:男5名 女4:計9名
9/23(月) 晴れ時々曇り(強風)、 八王子7:29=あずさ1号=9:38松本10:10=松本電鉄=10:40新島々10:55=アルピコバス=12:10上高地バスターミナル(昼食) 12:50-13:55明神⑩-14:45徳沢⑩-15:40横尾山荘(宿泊)
9/24(火) 晴れのち曇りのち小雨(風なし)、 A班:横尾山荘6:10 ―7:00一ノ俣⑤-7:30槍沢ロッジ8:05-9:05大曲⑩-⑩-10:10天狗原分岐⑩-⑤-11:20天狗池(昼食)12:00-⑤-13;20大曲⑤-14;15槍沢ロッジ(泊)
B班:槍沢ロッジまで同じ- 8:35ババ平⑤-9:05大曲-10:00天狗原分岐⑤-10:35坊主の岩小屋⑩-11:05(昼食)⑳-12:40槍ヶ岳山荘(泊) (歩行時間 5時間35分)
9/25(水) 晴れ(風なし)、 A班:槍沢ロッジ6:00―8:25横尾⑮-8:45徳沢⑮-9:55明神⑤-10:40河童橋(昼食、入浴、散策)上高地バスターミナル14:05=アルピコバス=15:10新島々15:25=松本電鉄=15:55松本16:30=あずさ28号=18:30八王子
B班:槍ヶ岳山荘4:45-5:15槍ヶ岳⑳-6:00槍ヶ岳山荘6:35-7:15(朝食)⑮-8:15天狗原分岐-9:00大曲-⑤-10:20槍沢ロッジ⑩-⑤-12:00横尾(昼食)⑳-13;15徳沢⑩-14:20明神⑤-15:10上高地バスターミナル16:40=アルピコバス=17:45新島々18:00=松本電鉄=18:30松本18:40=あずさ32号=20:35八王子 (歩行時間 8時間50分)
23日 上高地バスターミナルの出発が予定より20分遅れとなったが、横尾までの平坦な遊歩道を快調に歩き3時間足らずで横尾山荘に着いた。
24日 一ノ俣の手前で木の間に槍の穂先が見えて歓声が上がる。横尾から1時間20分で槍沢ロッジに到着。A班は余分な荷物をロッジにデポして出発。この頃から槍ヶ岳の方向に雲がかかり始める。A班は大曲、天狗原分岐と順調に進み、天狗原へのトラバース道に入る。しかし槍の穂先は雲の中だ。天狗池から戻って来た登山者に“逆さ槍”は見えたかと尋ねると答えは否。メンバー全員気落ちするも、赤い実をたわわにつけたウラジロナナカマドの群落に励まされて天狗池へのゴロ場を登る。天狗池に到着した途端、何と槍の穂先の雲が見る見るうちに取れていくではないか!天狗池に映るナマ“逆さ槍”を眺めながら、奇跡とも思える幸運に浸ったランチタイムとなった。天狗池からの下山時には小雨がパラつき出したので急ぎ足で槍沢ロッジに引返し、計画より45分早くチェックインした。
班はA班にやや先行して天狗原分岐に到着。トラバース道を行くA班を見送りながら槍ヶ岳へと向かったが、山頂にはガスがかかり小雨も降り出したので本日は槍ヶ岳山荘までとし、翌朝山頂にアッタクすることとした。
25日 A班は6時にロッジを発ち10時40分に上高地到着。バスの時間まで秋晴れの上高地を楽しんだ。B班は頃合いをみて暗い中出発、「槍穂先」に立つと丁度晴天の暁光の中に360度の大パノラマが広がり、初秋の北ア連山から富士の遠望までをも満喫することが出来た。その後は余韻に浸りつつ上高地に向けひたすら歩を進め、10時間半の実動を終えた。
台風17号が日本海を通過するため上高地周辺は23日、24日に強風が予想された。しかし雨の確率は高くなく、25日は好天となる予報であったので、B班の槍ヶ岳登頂は取りやめ、24日は全員が槍沢ロッジに泊って可能ならば天狗池まで行くということに計画を変更して実施した。ところが幸運にも台風が早めに通過したため、24日は朝から好天で心配された風も収まった。そこで当初の予定通りA班は天狗池往復して槍沢ロッジ泊り、B班は槍ヶ岳を登頂して槍ヶ岳山荘泊りとすることとした。B班の槍ヶ岳登頂は25日朝にずれ込んだものの、両班とも目的を達成できて充実した山行となったことは喜ばしい。 紅葉を期待していたが、例年より2週間ほど遅れているとのことで、稜線近くの草紅葉も今一つであった。しかし、登山道脇の散りゆくノコンギクやゴマナに深まりゆく秋を感じた。また、オコジョやニホンザルとの予期せぬ遭遇も楽しい思い出となった。
交通費 八王子~松本 往復 12000円(特急あずさ) 松本~上高地 往復 4550円(松本電鉄・バスセット券) 宿泊費 横尾山荘 10000円(1泊2食) 槍ヶ岳山荘 10300円(同上 B班) 槍沢ロッジ 10300円(同上 A班) 合計 36850円
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