西上州:高反山~帳付山・天丸山ハイグレハイク
2019年11月3日(日)~11月4日(月)
参加者数:3名(男性3名)
11/3 晴れ
二宮6:30=9:00道の駅上野9:40-10:50鉄塔-⑤-⑤-11:50高反山(昼食)12:15-⑤展望台で写真撮影―12:40東稜・林道分岐(東稜探索)-14:20道の駅
行動時間 4:40、歩行時間 4:00
11/4 晴れ
野栗沢龍神の滝キャンプ場6:40=7:20天丸橋駐車場7:30-8:10帳付山登山口⑤-9:30馬道のコル⑩-⑤-11:15帳付山(昼食)11:40-13:00馬道のコル⑤-13:25天丸山分岐―13:55天丸山⑤-14:25天丸山分岐⑤-16:20天丸橋駐車場
行動時間 8:50、歩行時間 7:50
11月3日
道の駅「上野」に駐車し、高反山南稜へ向かう。一般登山道を右に見送りコース図頼りに南稜の末端の古いロープから取付く。急登40分程で送電線鉄塔に到着。尾根道は落葉の堆積する急傾斜で滑りそうだ。急登を続けると岩壁に行く手を阻まれるが、岩壁右に巻くとトラロープがあった。
岩壁を高巻くように岩とブッシュの間を抜け、傾斜が落ちて平坦地に出ると桧峠への分岐標識があった。アップダウンの少ない紅葉の尾根道が続き、やがて正面が開け小高い所に高反山の山頂標識らしきものが見えてきた。
高反山は日帰りの範囲であるが、翌日に帳付山&天丸山を予定していたので野栗キャンプへ向かう。野栗沢温泉「ヴィラせせらぎ」で汗を流し、夕食の鍋にビール、ホットワインにホットウィスキーを楽しみ早々にシェラフに入った。星空の綺麗な夜であった。
11月4日
キャンプ場から社壇乗越へ向かう。天丸橋の先で崖崩壊の土砂や岩が道路上に堆積して通行困難、天丸橋に戻って駐車、林道上野大滝線を社壇乗越まで歩く。馬道に入ると落葉の堆積した紅葉のトラバース道がコルへと続いている。
馬道のコルから帳付山への道は次第に痩せ尾根になり、踏み跡程度の尾根道は岩の部分が増え、展望の開けた帳付山展望台に出た。展望台からは岩稜の核心部になり、地図に危険表示のある5m固定ロープ箇所を過ぎると岩場が少なくなり、暫しの急登で帳付山に到着した。
帳付山の山頂にて昼食、西端の岩場に出ると大きく視界が開けていた。累々たる山並みの展望を暫し楽しんだ後に、次の目的地天丸山に向かうため馬道のコルへ元来た道を引返す。天丸山往復1時間は日没ギリギリの行動になるが、猛者二人は当然行くんでしょ!という顔をしている。天丸山南面の岩場50mは本山行の核心部、期待以上の岩場登攀を十分に楽しんだ。
50mの岩場のクライムダウンも中々興味深い。天丸山分岐で一息入れ、天丸橋下降点に向う。赤テープを頼りに下って行くと次第に沢らしくなり、不明瞭な踏跡さえ崩壊して最後の難関となっていた。行く手を阻む崩壊箇所の突破して天丸橋に無事到着したのは日没寸前の4時20分だった。お決まりの下山後日帰り入浴は、昨日と同じヴィラせせらぎ、汗と疲れを流し帰路に着いた。
薮岩魂ハイグレードハイクの世界の初級コースにしては変化に富んで充実の山行だった。馬道の紅葉のプラムナード、帳付山の痩せ尾根と岩稜歩き、天丸山の50mの岩場登降、これで終わったかと思ったら天丸沢の崩壊と流木箇所の通過まであった。また、五葉ツツジ(アカヤシオ)の紅葉と枯葉が目に付いた。花期に再訪出来れば最高であろう。
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