西上州:大津~三ツ岩岳縦走
2019年11月26日(火) 曇り
参加者数:3名(男性3名)
大仁田ダム下駐車場9:40-10:40大津入口(尾根取付き点)-11:40稜線三角岩(昼食)12:05-12:10中央峰-12:25北西峰-12:45中央峰-12:50北峰-13:15大津東峰13:20-14:05南西鞍部14:10-14:55三ツ岩岳15:00-(竜王大権現)-15:45大仁田ダム下駐車場
行動時間 6:05、歩行時間 5:25
ダム下の駐車場から林道をダム上に向い、烏帽子橋を通過すると車道の路面は流失し目印の丸木橋は流されていた。踏跡の流失した大岩のゴーロを登って行くと赤ペンキの大岩が目に入った。
尾根への取付きは倒木だらけの沢を若干登ってから左斜上するようであるが、倒木がひどく早々に尾根上に向けて直登。尾根の上部は露岩を縫う急登になり、やがて稜線の三角岩に到着した。
三角岩から5分程で中央峰を通過し、北西峰を見落とし北峰に向った積もりが北西峰に向っていた。鞍部から登り返す岩峰は結構緊張させられる岩登りだった。
北西峰にて東峰と北峰を確認、北西峰の厳しい岩場を下り中央峰を経て北峰へ向かう。北峰の登りも厳しいものと想定したが容易だった。北峰山頂にも立木に小さな山頂標識が掛かっていた。
北峰から痩せ尾根を下りナイフリッジをワイヤーを利用して通過、東峰正面は登れそうな所が見えなかったが、左に回り込んでロープの下がったルンゼを登り大津の主峰東峰山頂に到着した。
大津東峰の山頂にて一息入れて、待望の懸垂下降地点に向かう。懸垂地点の立木に捨縄の残置ありこれを利用、上部3m程は垂直で鞍部までは10m程の岩場を下った。三ツ岩岳への縦走は地図に無い痩せ岩稜を辿り、やがて穏やかな尾根道になり南西鞍部の一般登山道に合流した。
南西鞍部から一般登山道を三ツ岩岳に向う。第二鞍部からコース分岐を経て三ツ岩岳山頂に到着、周囲にアカヤシロの枯葉が目立ち花期の華やかさを思う。山頂は降りてきた雲で既に展望は無く早々に竜王大権現コースを下った。
薮岩魂ハイグレードハイクの世界の中級コース、山高地図には「読図力あるヤブ岩経験者のみのコース、三ツ岩岳への縦走は要ロープ」とある。台風の爪跡と思われる車道の崩壊、丸木橋の流失に始まり、多くの岩頭を持つ“多頭⇒大津”の多くの岩峰登りは期待に違わぬ充実の山行であった。
西上州の秋の山々は岩と紅葉と温泉が揃ってこその楽しみではあるが、今回は雨天崩れの急遽の実施で温泉の定休日の確認を怠たり定休日だった。今回も五葉ツツジ(アカヤシオ)の枯葉が目に付いた。花期に再訪出来れば最高であろう。
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