icon 甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根) icon


icon 山行日:20年07月22日~07月23日

icon 山 名:南アルプス・甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)

icon 区 分:個人

icon 形 態:ピークハント

icon 参加者:2名(男性:2名、女性:0名)

 

icon コースタイム


天気:7月22日曇り、23日雨、 甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)、距離18.9km、累積標高2488m

7月22日:辻堂駅北口4:05=6:00尾白川渓谷駐車場6:15~竹宇駒ケ岳神社~(10)~8:40笹ノ平(5)~(10)~11:00刀利天狗(10)~12:10五合目(10)~13:30七丈小屋(15)~14:40八合目御来迎場(10)~16:00甲斐駒ヶ岳山頂(10)~(10)~17:45七丈小屋 7月23日七丈小屋5:25~6:15五合目(5)~(10)~8:00刀利天狗(10)~9:10笹ノ平(5)~竹宇駒ヶ岳神社~10:45駐車場=(入浴)=13:45辻堂駅

7月22日:行動11時間30分、歩行10時間、 7月23日:行動5時間20分、歩行4時間50分

 

icon 山行の過程


7月22日:本日は曇り、翌日は雨の予報だったので、できれば本日中に頂上に到達して七丈小屋まで戻る計画として、出発を2時間早めた。6時15分から登山を開始したが、さすがに黒戸尾根は長く、七丈小屋の到着は13時30分となった。小屋のスタッフから17時の食事時間を18時に遅らせても良いという承諾をもらい、荷物をデポして、山頂まで往復4時間をさらに歩くこととした。一人は八合目御来迎場までとしたが、残る一人は16時に山頂に到達。累積標高差2,300mを一気に登り切った喜びもつかの間、直ぐに下山路を辿り17時45分に小屋に戻った。小屋はコロナ対策のため完全予約制で、この日はスタッフ1名、宿泊客4名であった。

 
竹宇駒ヶ岳神社 780m 

竹宇駒ヶ岳神社 780m

吊橋. 

吊橋.

笹ノ平 1470m 

笹ノ平 1470m

 
刃渡りを通過 1950m 

刃渡りを通過 1950m

刀利天狗 2050m 

刀利天狗 2050m

シラビソの森を行く 2100m付近 

シラビソの森を行く 2100m付近

 
 

7月23日:予報通りの雨の中5時25分に小屋を出発。濡れた鎖場や梯子を慎重に降りながらも、5時間余りで無事下山した。

 
屏風小屋跡 2150m 

屏風小屋跡 2150m

吊橋と梯子 

吊橋と梯子

鎖場を登る 

鎖場を登る

垂直の梯子を上る 

垂直の梯子を上る

七丈小屋(2370m)にザックをデポして山頂を目指す. 

七丈小屋(2370m)にザックをデポして山頂を目指す.

岩にしがみつくウラジロヨウラク 

岩にしがみつくウラジロヨウラク

 

icon リーダーの感想


自身3回目の黒戸尾根。今回のテーマは標高780mの竹宇駒ヶ岳神社から2,967mの駒ヶ岳山頂までの植生の変化を観察すること。翌日の雨を考慮すると、初日のうちにせめて高山帯に入る八合目御来迎場までは行こうとパートナーと申し合わせて出発。アラカシやクヌギ、コナラが生える暖温帯林からモミ、ツガの中間帯林、ブナ・ミズナラの冷温帯林、コメツガ、シラビソ、ダケカンバの亜高山帯林、そしてハイマツの高山帯へと標高が上がるにつれて変化する植生を確認できた。小屋スタッフの好意で時間的な余裕が与えられて山頂を踏めたことも有難かった。また、ハードな行程を、しかも下山時は雨という悪条件の中で、難なくクリアしてくれたパートナーに感謝したい。

 
クチバシシオガマ 

クチバシシオガマ

積雪で幹が曲がったダケカンバ 2400m 

積雪で幹が曲がったダケカンバ 2400m

八合目御来迎場 2650m 

八合目御来迎場 2650m

鎖場 

鎖場

2800mピークの剣 

2800mピークの剣

2900mピークの巻道から覗く山頂 

2900mピークの巻道から覗く山頂

2900mピークの駒ヶ岳神社本社 

2900mピークの駒ヶ岳神社本社

駒津峰への分岐から見下ろす摩利支天 

駒津峰への分岐から見下ろす摩利支天

甲斐駒ヶ岳山頂 2967m 

甲斐駒ヶ岳山頂 2967m

 

icon 参加者の感想


ブナ林が、丹沢よりも標高が高いところに拡がっているのが意外だった。逆に高山植物の種類は 少ない気がした。 8合目では甲斐駒に特徴的な花崗岩地質を心ゆくまで観察した。マグマが地下深く固まり、表面 の堆積岩を貫き露出、甲斐駒の雄姿を造っている。 天候を見定めた日程としたリーダーの的確な判断に感謝。また、チャレンジしたい山である。

 

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Tag:南アルプス,ハイキング,南アルプス,甲斐駒ヶ岳
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