icon 鬼面山・箕輪山・安達太良山 icon


icon 山行日:22年10月17日~18日

icon 山 名:東北・鬼面山・箕輪山・安達太良山

icon 区 分:個人

icon 形 態:縦走

icon 参加者:7名(男性:3名、女性:4名)

 
安達太良山とくろがね小屋 

安達太良山とくろがね小屋

 

icon コースタイム


天気:10月17日晴れのち曇り、18日晴れ

10/17:野地温泉ホテル8:00-⑤-9:05鬼面山⑩-⑤-10:42箕輪山⑩-笹平分岐-11:52鉄山避難小屋(昼食)12:26-12:37鉄山⑩-13:25安達太良山-13:30乳首-13:35安達太良山⑩-峰の辻-14:30くろがね小屋(泊)

10/18:くろがね小屋7:35-⑤-9:03八幡滝?-屏風岩?-11:20塩沢登山口12:05=福島交通バス=12:39二本松駅(昼食)14:02=14:27郡山駅=やまびこ214=16:16東京

10/17:8.5km 行動6時間30分 歩行5時間16分、10/18:4.2km 行動3時間45分 歩行2時間40分

 

 

 

icon 山行の過程


10/17:宿の朝食を30分早めて7:00にしてもらったので予定通り8:00に出発できた。心配された雨も無く天気は上々。土湯峠までは気持ちの良いブナ林を行く。送電線が走る笹原の向こうに紅葉を纏った鬼面山と箕輪山がそびえる。鬼面山の中腹から振返ると磐梯山が大きい。

野地温泉ホテル

野地温泉ホテル

ブナの登山道

ブナの登山道

土湯峠から鬼面山と箕輪山

土湯峠から鬼面山と箕輪山

振返ると磐梯山

振返ると磐梯山

 

鬼面山から箕輪山へはいったん70mほど下り、錦繍の北尾根を登る。箕輪山の登り下りは泥濘がひどいとのことだが、好天続きでこの日はそれほど難儀せずに歩けたのは幸いであった。1時間30分ほどで安達太良山系最高峰の箕輪山山頂(1728m)を踏む。ガスがかかって残念ながら眺望は無い。

鬼面山山頂

鬼面山山頂

箕輪山への錦繍の尾根

箕輪山への錦繍の尾根

紅葉の主役コミネカエデ 

紅葉の主役コミネカエデ

ミネカエデ 

ミネカエデ

ヤマモミジ 

ヤマモミジ

しばし見惚れる

しばし見惚れる

箕輪山山頂直下

箕輪山山頂直下

 

山頂から南尾根を下った鉄山とのコルが笹平で、ここから東に僧悟台を経て塩沢温泉に下る道を分ける。もし強風で鉄山から先の歩行が難しいようであれば、このルートで馬返しまで下り塩沢登山道をくろがね小屋に登り返すプランBも考えていたが、予報に反して風は弱かったので鉄山へと向かった。鉄山避難小屋で昼食とするが、この頃からガスが濃くなり、風も強まった。鉄山山頂では視界が無く、安達太良本峰への道を誤りかけたが、折よく居合わせた単独行者のアドバイスで山頂の西へ回り込む正規ルートを進むことが出来た。風も弱まり、馬の背からは東側の視界が開けてモザイクのような紅葉に包まれたくろがね小屋が見えた。牛の背から安達太良本峰へと進み、ザックをデポしてガスに霞んだ山頂の乳首(1699.7m)をピストンした。峰の辻経由で14:30にくろがね小屋に到着した時には霧雨が降り出していた。

鉄山への道

鉄山への道

馬の背から見る紅葉のモザイク

馬の背から見る紅葉のモザイク

安達太良山山頂(乳首)へ

安達太良山山頂(乳首)へ

安達太良山山頂

安達太良山山頂

 

10/18:前夜の雨も上がり、朝、小屋から望む鉄山の紅葉が青空に映えていた。くろがね小屋から塩沢温泉までは2時間もあれば降りてしまう。塩沢温泉から二本松へ行くバスの始発が12:05なので、7:30に小屋を出発するが、途中大休止を挟みながら存分に紅葉を楽しんで倍の4時間近くをかけて下山した。湯川に沿って歩くこのコースは渡渉あり、危いへつりありで中々に面白い。ハイライトは紅葉真っ盛りのダイナミックな八幡滝と屏風岩から見下ろす渓谷美であった。

朝のくろがね小屋

朝のくろがね小屋

鉄山の紅葉のパッチワーク

鉄山の紅葉のパッチワーク

塩沢登山口へ

塩沢登山口へ

圧巻の紅葉を愛でる登山道

圧巻の紅葉を愛でる登山道

危いへつり 

危いへつり

徒渉 

徒渉

ロープ場 

ロープ場

八幡滝 

八幡滝

紅葉のシャワー

紅葉のシャワー

錦繍の湯川渓谷

錦繍の湯川渓谷

屏風岩から

屏風岩から

見おろす湯川渓谷の紅葉

見おろす湯川渓谷の紅葉

笑ってしまう

笑ってしまう

凄い紅葉です

凄い紅葉です

ほんとうの空 

ほんとうの空

 

icon リーダーの感想


名湯「野地温泉」を出発点に、紅葉の鬼面山から安達太良山系最高峰の箕輪山を越え、鉄山・安達太良本峰をめぐって、これまた山中の秘湯「くろがね小屋」に投宿し、仕上げは”死ぬまでに見ておくべき紅葉”とものの本に紹介された湯川渓谷を下って塩沢温泉に下山する、温泉と紅葉三昧の山旅を企画した。天気予報が芳しくなかったため、いくつかのサブプランも準備したが、幸い予報は良い方向に外れて、雨風に会うことなく予定通りのコースを歩けたことは幸運であった。ことに最終日は晴天に恵まれて、高村智恵子の言う「ほんとうの空」のもと湯川渓谷の錦繍の渓谷美を心行くまで楽しんだ。平日の山行で天気予報も良くなかったため、くろがね小屋は空いており、コースではほとんど人と会うことも無く紅葉真っ盛りの安達太良山を我がパーティーが独占した奇蹟の山行であった。

 
 

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Tag:東北,縦走,
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