ツ-ル・ド・モンブラン 
山行日:23年07月29日~08月10日
山 名:海外・ツ-ル・ド・モンブラン
区 分:個人
形 態:縦走
参加者:6名(男性:0名、女性:5名、会員外:1名)
コースタイム
7/29 東京成田22:30発QR095~ドーハ~7/30チュ-リッヒ14:20着
7/31 シャモニ-エギュードミディ展望台
8/1 ガイドと合流、ホテル8:30ークールマイユ-ル10:00ーベニの谷10:45ーセーニュ峠16:00エリザベッタ小屋17:30
8/2 小屋8:30―コンバル湿原10:40―シュクルイ湖12:00―クールマイユ-ル・パピヨンホテル16:00
8/3 ホテル8:35ーフェレの谷11:30―パピヨンホテル15:30
8/4 ホテル8:30ーボナッティ小屋下9:00―エレナ小屋14:30
8/5 小屋8:00―スイス側のフェレの谷13:45―トリアン・オ-ベルジュモンブラン小屋16:20
8/6 小屋7:45ーバルム峠11:10ールトウ-ル14:00―トレルシャン・ボエルン小屋15:10
8/7 小屋7:30―モンテ峠―シェズリ-湖12:00―フレジェ-ル小屋15:30
8/8 小屋7:30―ブレバン峠12:40―シャモニ・リツシュモンホテル15:00
8/9 ホテル9:00~チュ-リッヒ14:00ーQR09616:40発 ~ドーハ~8/10 東京成田18:55着
8/1 5時間/ 8/2 6時間/ 8/3 5時間/ 8/4 7時間/ 8/5 3時間/ 8/6 5時間/ 8/7 6時間/ 8/8 5時間
山行の過程
7/29 東京成田-7/30チュ-リッヒ到着-シャモニ-へ。
7/31 晴れ。
シャモニからリフトを乗り継ぎエギュ-ドミディ展望台。真っ白いモンブランは目の前にあった。モンブラン登頂を目指す人や雪渓をイタリア側まで歩く人や観光客で一杯。1時間待ちしてガラスの展望デッキまで階段を上がった。
8/1 晴れのち曇りのち夕方強風少雨
今日から8日間はガイドとツ-ルドモンブランコースを歩く。
シャモニからバスを乗り継ぎク-ルマイユ-ルからベニの谷バス停下車。ビサイユから登山口へ。カラマツ林を緩やかに登る。橋を渡り川へ出ると雄大な岩壁が次々と現れた。ヤナギランのピンク色群生やマウンテンバタ-カップ・アルプススノ-ベル・アルペンロ-ゼ・ハルリンドウ・オキナグサ・ワスレナグサなどなど次々に花が現れ中々前へ進めない。花畑の中を登りエリザベッタ小屋を目指す。ワタスゲが一杯咲くコンバル湿原を通りエリザベッタ小屋に到着後テラスでおにぎりの昼食。ダウンと雨具と水の軽身でスイスとイタリアの国境のセーニュ峠まで。途中牧草地に大きなカウベルを付けた乳牛が沢山いた。国境に着くと天候が怪しくなったので直ぐにピストンして小屋へ戻った。
8/2 晴れ
昨日来た道からコンバル湿原・シェクルイ峠・シェクルイ湖を越え下山。バスでク-ルマイユ-ルへ戻った。午後はク-ルマイユ-ルからゴンドラとチェアリフトを乗り継ぎメゾン・ビエイユ小屋へ。澄み渡る青空にモンブラン山群を見ながらテラスランチ。小屋のランチはサラダ前菜に三種パスタなどゆっくりと出てくる。この辺はピンク色の秋サフランの花が踏まれるように咲いていた。2時間程いて下山後ク-ルマイユ-ルホテルへ。
8/3 晴れ
ク-ルマイユ-ルホテルから登山口まで歩く。登山口からはグランドジョラスなどモンブラン山群を見ながらひたすら登る。空一面青空に聳え立つモンテビヤンコがきつい登りも励ましてくれる。モンテビヤンコ絶景地で30分の撮影タイム後、イタリア側のモンブランを見ながらベルト-ネ小屋テラスでゆっくりランチ。今日はチ-ズのリゾットが中心。午後はラックディ-峠からフェレの谷へ下る。途中ガイドの粋な計らいでハイジの草原で30分のお昼寝タイム。風も雲もない青空にモンテビヤンコ前で皆んな大の字。
その後グランドジョラスキャンプ場バス停まで下りバスでク-ルマイユ-ルホテルへ戻った。ク-ルマイユ-ル1200m~ベルト-ネ小屋2000m。
8/4 晴れ
ク-ルマイユ-ルから公共バスでフェレの谷へ。昨日下りた先の道からモンブラン山群を見ながら美しいバルコン道を登る。北極原産のチングルマを大きくした様なチョウノスケソウや紫のヒメイトシャジンや赤いサボテンの様なベンケイソウや悪魔の爪やアルペンロ-ゼが咲いている。フェレの谷を300mのぼりアルヌ-バまで下がり再び登り草原でサンドイッチのランチ。午後はエレナ小屋へ向かう。外は寒いけどモンブランの夕景きれい!
8/5 晴れ
エレナ小屋からグランフェレ峠を越えてスイスへ。スイス側の放牧地を下りスイス側のフェレの谷へ。見晴らしの良いラ・フ-リ小屋で大勢の外国人登山客に混ざりランチを楽しんだ。羊や牛を見ながら牧草地をスイス側フェレの谷の川へ下山。迎えの車を待った。黄色いトリカブト・紫のトリカブト・ヤナギランなど色とりどりに群生してきれいだった。その後専用車でトリアンへ。
トリアンの町からミニハイキングコースでオ-ベルジュモンブラン小屋へ。
8/6 曇りのち強風みぞれ雪から曇り
トリアン村からスイスとフランスの国境にあるバルム峠を越えてフランスに戻る。途中少雨も止み谷と谷の間を大きな虹が橋を作りまさしくレインボーブリッジと喜ぶもその後
国境超えの峠では強風とみぞれが霰になりシャミヨン小屋へ駆け込み暖かいランチにホッとした。その後少し下りゴンドラでルトウ-ルへ下山。森の中を抜けトレルシャンへ。ボエルン小屋へ向かった。
8/7 晴れ
ボエルン小屋1400mからジグザグにモンテ峠へ上がり、シェズリ-湖を経由して2400mのラックブラン小屋へ向かった.途中角の大きなアイベックスやマーモットもいた。大きくモンブランを見ながら岩稜帯を歩く人気コースなので途中の鉄の梯子は大行列となった。更に進むと大きな湖シェズリ-湖の周りはぎっしりと大勢の人々で山小屋のトイレも並んだ。我らもシェズリ-湖畔でランチ。昨夜の雪で更に白さの増したモンブランと遠くのリレ-モンブラン山群を見ながら足元の雪渓に注意をしながら歩く。寒くなってダウンも羽織フレジェ-ル小屋1877mへ下った。フレジェ-ル小屋の夕食はチ-ズホンデュ。
8/8 晴れ
フレジェ-ル小屋からモンブラン山群を見ながら、赤い針峰群のパノラミックハイキングル-トを通りプランプラまでトラバース、ブレバンの峠まで急登。ブレバン峠から頂上までいくつかの梯子を越えて更に登る。モンブラン眺望の特等席と言われるブレバン頂上から心ゆくまでモンブランを眺めてロ-プ-ウエイで中間駅ブレバンのレストランテラスでまだまだモンブランを見ながらランチ。食後ゴンドラでシャモニ-に戻りホテルへ。
8/9 チュ-リッヒ空港-8/10ドーハ-東京成田
リーダーの感想
3年前の計画のリベンジ山行。世界中の山好きが動き山小屋予約がやっと8月に。幸い今年は雪解けが例年より遅かったそうで連日お花畑の中を歩く事が出来ました。お天気にもほぼ恵まれて2000m級の稜線から毎日モンブラン群を見ながら8日間の縦走素晴らしい体験でした。フランス・イタリア・スイスに連なるツ-ル・ド・モンブランの1/2コ-スを完歩。毎日美味しいお食事と素晴らしい景色に魅了されたこと、そして仲間と楽しい時間を過ごせたことに感謝です。