熊野古道「中辺路」
山行日:24年05月19日~24日
山 名:近畿・熊野古道「中辺路」
区 分:会山行
形 態:ハイキング
参加者:6名(男性:02名、女性:4名)
コースタイム
5月19日 曇り 雨(紀伊田辺) 8:00小田原駅=新大阪=13:35紀伊田辺ー闘鶏神社ー熊楠顕彰館ー16:00美吉屋旅館 歩行距離:2.0km 行動時間:2:00
5月20日 晴れ 美吉屋旅館6:30―紀伊田辺駅バス停6:50=7:35滝尻バス停ー7:40滝尻王子―10:05高原10:30―11:55十丈王子―14:10道の駅熊野古道中辺路―14:56箸折峠-15:10近露王子―16:30継桜王子―16:45民宿つぎざくら 歩行距離:17.2km 行動時間:9:10 歩行時間:7:30 累計上り:1,384m
5月21日晴れ 民宿つぎざくら7:30―8:30小広峠ー草鞋峠9:15―迂回路起点9:30―蛇形地蔵(迂回路終点)11:20―11:30湯川王子―12:08三越峠―12:40道の川集落跡―発心門14:00―16:10熊野本宮大社16:40=バス=17:10湯の峰温泉―17:15民宿やまね 歩行距離:22.3km 行動時間:9:10 歩行時間:7:30 累計上り:1,137m 累計下り:1,507m
5月22日晴れ 湯の峰温泉バス停8:00=バス=8:25大斎原―熊野本宮大社前バス停9:40=バス=10:02請川バス停ー請川登山口10:20―11:30万才峠分岐―百間ぐら12:10―12:30林道トイレ広場―13:11小雲取山―14:05桜茶屋跡1―13:10小和瀬渡し場跡ー15:40小口自然の家 歩行距離:15km 行動時間:7:00 歩行時間:5:30 累計上り:994m 累計下り:990m
5月23日 曇り 小口自然の家7:00―9:45越前峠―10:45地蔵茶屋跡―12:15舟見茶屋跡12:40―13:50那智高原公園―14:25青岸渡寺・那智大社―15:17那智大滝―15:30大門坂―16:00バス停16:34=バス=16:50紀伊勝浦駅バス停―17:00民宿わかたけ 歩行距離:17.9km 行動時間:9:00 歩行時間:7:20 累計上り:1,470m 累計下り:1,441m
5月24日曇り 民宿わかたけ8:10―紀伊勝浦駅8:24=8:50新宮駅9:00―9:20熊野速玉大社ー10:23神倉神社・ゴトビキ岩―浄泉寺―11:40新宮駅12:45=名古屋=18:38小田原18:40 歩行距離:5.6km 行動時間:2:40 歩行時間:1:10 累計上り:105m 累計下り:105m
歩行距離 19日:2km 20日:17.2km 21日 :22.3km 22日:15km 23日:17.9km 24日:2km
山行の過程
05.20 滝尻王子~継桜王子
滝尻王子から急登と表示されているが、それ程の急でもなく、その区間距離も長くはない。多少のアップダウンはあるが、歩行は容易である。高原霧の里休憩所にほぼ予定時間の到着であったので、歴史的遺産を見ながら歩き、予定時間に宿舎に到着した。
05.21 継桜王子~湯の峰温泉
距離が長い行程であり、本宮大社から湯の峰温泉へは急峻な大日越があるので、状況によってはバス利用を想定していたが、時間的な余裕が無くなったのでバスを利用した。
行程には見るべき歴史的遺産が多く、休息の取り方にミスがあり時間を費やした。
05.22 湯の峰温泉~小口
この行程は距離が短いので、以前の本宮大社跡地である大斎原(おおゆはら)にバスで行き、本宮大社前から登山口のある請川バス停までバスを利用した。
アップダウンを繰り返しながら予定時間に小口に到着した。
05.23 小口~紀伊勝浦
大門坂の登り口から紀伊勝浦は市街地になるので、バス利用も想定していたが、疲労も蓄積し、時間的に余裕が無くなったので、バスを利用した。
円座石(わろうだいし)辺りから越前峠まで結構急で長い登りである。越前峠からもアップダウンを繰り返し、さすがに「大雲取越」と言う地形である。
那智大社・青岸渡寺・那智滝では風景や御朱印に思いのほか時間を費やした。
畳の大門坂を下って、計画した中辺路を歩き終えた。
05.24 新宮駅~熊野速玉大社・神倉神社
速玉大社から神倉神社へ回り、500段の階段を上ってゴトビキ岩に行き、新宮駅に戻った。
リーダーの感想
紀伊田辺から滝尻王子、熊野本宮大社、那智大社を経て紀伊勝浦に至る「熊野古道中辺路」計画では、田辺と勝浦での前後泊と道中三泊としたが、小口宿泊は欠かせない地点であり、距離と所要時間から他二泊も容易な行程ではないが妥当だったと考えている。熊野本宮から宿泊地の湯の峰温泉へは大日越を計画していたが、疲労程度と時間的制約でバスを利用した。大日越も体験したいところであるが、状況で判断しても良いと考えている。
湯の峰温泉からバスで熊野本宮大社旧社地の大斎原へ行き、本宮前から小雲取越し登山口の請川橋までバス利用したが、大斎原を訪ねたのは良かったと思っている。
那智滝(大門坂)から紀伊勝浦まではバス利用も想定していたが、当初からバス利用計画が妥当だったと思う。
メンバーの一人は、速玉大社と神倉神社・ゴトビキ岩は体調を考慮して断念したが的確な対応だったと考えている。長丁場ではそれぞれが体調管理を行い的確な対応が不可欠であろう。
南方熊楠の顕彰館を訪ねれれたのも有意義であった。
中辺路は古からの熊野詣での様相を想起させ、今なおその趣を漂わせている。その古道を会ハイクとして体験できたことを幸に思う。好天に恵まれたのはヤタガラス様のお導きであろうか!