icon 熊野古道「小辺路」 icon


icon 山行日:25年05月11日~16日

icon 山 名:近畿・熊野古道「小辺路」

icon 区 分:個人

icon 形 態:ハイキング

icon 参加者:7名(男性:2名、女性:5名)

 
熊野本宮大社拝殿 

熊野本宮大社拝殿

 

icon コースタイム


5月11日~5月16日 天気:晴れ時々曇り  熊野古道「小辺路」

11日 曇り

小田原駅8:07=新幹線=10:27新大阪=難波11:15=高野山12:42=中の橋ー奥の院ー中の橋=金剛峯寺ー16:00西門院宿坊

12日 曇り後晴れ

宿坊8:30ー9:40薄峠9:50ー10:54大滝ー13:10水ヶ峰ー14:47平辻の地蔵ー16:20林道出合=16:30野迫川温泉ホテルのせ川

13日 晴れ

ホテル7:40=大股登山口8:10ー9:00避難小屋9:15ー10:05桧峠ー11:15伯母子峠11:50ー12:10伯母子岳12:20ー13:11上西家跡ー14:20水ヶ元茶屋跡14:35ー16:20伯母子岳登山口=16:50農家民宿山本

14日  晴れ

民宿7:30=三浦口7:40ー8:16吉村家跡ー10:00三浦垰10:20ー11:00出店跡ー12:10矢倉観音堂12:45ー13:36西中バス停ー14:10玉垣内バス停14:20=14:30昴の郷ー15:00十津川温泉ホテル山水

15日 晴れ

ホテル7:40=柳本橋(つり橋)7:50ー8:28果無集落8:40ー10:05観音堂10:15ー10:55果無垰11:05ー12:20七色分岐12:50ー13:36八木尾バス停ー14:05道の駅本宮14:20ー14:47三軒茶屋跡ー15:40熊野本宮大社16:40=17:00下湯民宿湯の里

16日 晴れ

民宿8:20=下湯バス停8:32=9:42新宮神倉神社前ー10:12ゴトビキ岩ー10:29熊野速玉大社ー11:45新宮駅10:59=16:12名古屋17:31=18:38小田原=藤沢

11日 行動時間:3:00 歩行距離:4km  12日 行動時間 7:50 歩行距離:17.9km (累計)登り957m 下り1,088m 13日 行動時間:8:25 歩行距離:13.6km (累計)登り1,029m 下り1,329m 14日 行動時間:6:45 歩行距離:13.4km (累計)登り1,007m 下り1,143m 15日 行動時間:8:20 歩行距離:15km (累計)登り1,193m 下り1,278m 16日 行動時間3:00 歩行距離:4km

 

 

 

icon 山行の過程


11日 曇り

小田原駅新幹線ホームに集合して、高野山ケーブルで高野山に着いた。バスで奥の院口に向かい、奥の院を散策した後、バスで金剛峯寺に行き参詣した。宿泊の西門院は金剛峯寺から15分程の位置にある。

特急こうや 

特急こうや

高野山奥の院 

高野山奥の院

金剛峯寺石庭 

金剛峯寺石庭

満開のツクシシャクナゲ 

満開のツクシシャクナゲ

街中でカモシカと遭遇 

街中でカモシカと遭遇

西門院 

西門院

 

12日 曇り

高野山から熊野本宮大社へ向かう参詣道「小辺路」の出発だ。本日の行程は、高野山から大股への18kmのロングコースであるが、高低差の少ない緩やかなアップダウンである。

昨夜の雨もあがり、しっとりとした道を高野山金剛三昧院を巻くように歩くと直ぐに女人道との分岐に至。緩やかなアップダウンを進み薄峠を下るとまもなく高野龍神スカイライン出合である。ここから水ヶ峰分岐までスカイラインを歩き、続いて林道を平辻まで歩く。平辻過ぎの大股バス停への分岐を進むべきであったが、宿舎との連絡に誤解が生じて案内看板に沿って林道を進み、川べりで宿舎の迎えの車に乗った。

女人堂分岐 

女人堂分岐

薄峠 

薄峠

高野槙の植林帯 

高野槙の植林帯

満開のヤマツツジ 

満開のヤマツツジ

水ヶ峯分岐 

水ヶ峯分岐

野迫川温泉ホテルのせ川 

野迫川温泉ホテルのせ川

 

13日 晴れ

宿舎の車で大股バス停まで送ってもらう。桧峠・伯母子峠越が今日の醍醐味だ。大股バス停前の川原樋川を渡ると伯母子岳登山口になっており、桧峠までの急登が始まる。伯母子岳分岐で伯母子岳へのコースも考えたが、計画どおりに峠に向かった。伯母子峠から三浦口に下る道に紐で遮ってある、通行止めの表示文字は無いが、いかにも通行止めを現している。安全を期して、迂回路である伯母子岳に登る。伯母子岳から下ってきた外国人は、山頂には表示は何も無かったので峠へ下って来たが、彼も伯母子岳へ登り返した。確かに山頂には何も表示は無かった。山頂から護摩壇山や風景が広がり、登り返しを愉しんだ。伯母子岳を下り伯母子峠への分岐に着くと伯母子峠への道には「通行止」の表示板が掲げられていた。上西家跡を経て水ヶ元茶屋跡まで緩やかに下るが、ここからは急坂の連続になる。伯母子岳登山口の三田谷橋に16:20に着く。伯母子峠までは予定より1時間早い到着であったが下山は予定より1時間遅れた。民宿に三田谷橋まで向かえに来ていただいた。

大股からスタート 

大股からスタート

萱小屋(避難小屋) 

萱小屋(避難小屋)

美しいツクシシャクナゲの大株 

美しいツクシシャクナゲの大株

桧峠 

桧峠

伯母子峠 

伯母子峠

伯母子岳山頂 

伯母子岳山頂

コバノミツバツツジ 

コバノミツバツツジ

三田谷への激下り 

三田谷への激下り

農家民宿山本 

農家民宿山本

 

14日 晴れ

車で三浦バス停まで送ってもらう。三浦峠まで600mの登りである、民家に囲まれた道を進み舟渡橋を渡ると程なく登山道になる。吉村家跡防風林の巨木辺りから三十丁の水まで急登となる、水は冷たくて旨い。三浦峠は広くて休憩施設も整っている。この峠から西中大谷橋まで下るが、西中から十津川温泉昴の郷までは殆ど平坦な舗装道路となっている。西中の玉垣内バス停から昴の郷まで体力温存のためバスを利用した。昴の郷から上湯川沿いを宿舎まで歩いた。

舟渡橋からスタート 

舟渡橋からスタート

棚田の畦道を行く 

棚田の畦道を行く

吉村家の防風林(樹齢500年の大杉) 

吉村家の防風林(樹齢500年の大杉)

三十丁の水 

三十丁の水

山また山 

山また山

三浦峠 

三浦峠

矢倉観音堂 

矢倉観音堂

十津川温泉へのトンネル 

十津川温泉へのトンネル

旅のお楽しみ 

旅のお楽しみ

 

15日 晴れ

車で昴の郷近くの柳本橋(吊橋)まで送ってもらう。果無峠を越えて熊野本宮大社への行程である。いかにも参詣道らしい道を上ると果無集落に着く、集落と言えるのかな?と思うような数軒しかない里山風景だ。小さな田があり田植えの準備をしている。十津川は「米養生」と言う言葉あるように田を見ることは殆ど無いように思う。歩きを進めると「天水田」の立て札があるが耕作はしていない、とは言え二つ目の田だ。観音堂で休息の後最後の登りで果無峠だ。峠からシャクナゲに覆われた下り道となっている、本宮到着時間が気懸りなので、七色分岐まで昼食はお預けとした。

八木尾の林道出合から三里橋の道の駅「ほんぐう」を経て三軒茶屋跡登り口までは舗装道である。三軒茶屋跡で中辺路と合流して、いかにも本宮への参詣道らしい緩やかな階段状の道を進むと本宮だ。

本宮から宿舎の下の湯民宿「湯の里」へバスで向かった。

柳本橋からスタート

柳本橋からスタート

果無峠(はてなし峠)への急坂

果無峠(はてなし峠)への急坂

果無集落のおもてなし 

果無集落のおもてなし

棚田 

棚田

モチツツジ 

モチツツジ

果無観音堂 

果無観音堂

果無峠 

果無峠

本宮の町が見える 

本宮の町が見える

道の駅「ほんぐう」 

道の駅「ほんぐう」

三軒茶屋跡で「中辺路」と合流 

三軒茶屋跡で「中辺路」と合流

完踏! 

完踏!

八咫烏(やたがらす) 

八咫烏(やたがらす)

熊野本宮鳥居 

熊野本宮鳥居

湯の峰温泉下の湯「湯の里」の露天風呂 

湯の峰温泉下の湯「湯の里」の露天風呂

 

16日晴れ

下の湯からバスで新宮神倉神社前に行き、ゴトビキ岩を訪ねた後熊野速玉大社に参詣して、大ナギに小辺路無事踏破のお礼をして新宮駅に向かった。全日好天に恵まれ、温泉で疲れを癒やして弁当とドリンクを持って特急南紀に乗った。

熊野速玉大社 

熊野速玉大社

神倉神社のゴトビキ岩 

神倉神社のゴトビキ岩

新宮城址 

新宮城址

 

icon リーダーの感想


2024年5月の「会ハイク熊野古道中辺路」での「きりの里高原」の休憩所から彼方に「果無山地」を望み、来年はこの「はてなし」と言うハイカラな山地の小辺路を歩こう、と考えていた。小辺路は峠越えが幾つもあり、参詣の登山道と思われたので、バス利用など無理の無い行程とした。好天に恵まれたこと温泉で疲れを癒やしたことなどもありメンバーが最後まで元気だった。

伯母子峠で通行止?と思われる紐で遮られていた際は、安全を期して迂回路に向かった、下ると通行止の表示が掲げられていた。不十分な表示方法であったが、安全策を執った。

 

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