谷川岳と巻機山、1泊2日で花の百名山2つ 
山行日:25年07月12日~13日
山 名:越後・谷川岳と巻機山
区 分:募集
形 態:ピークハント
参加者:5名(男性:2名、女性:3名)
コースタイム
7月12日:天気曇り、天神尾根コース、7月13日:天気晴れ、井戸尾根コース
7月12日(土):平塚駅南口6:20=10:00谷川岳ヨッホ=天神平10:35-⑤-11:20熊穴沢避難小屋⑩-⑩-12:40肩の小屋13:00-13:10トマノ耳・オキノ耳13:35-⑩-14:30熊穴沢避難小屋⑩-15:20天神平=谷川岳ヨッホ15:50=16:50南魚沼民宿(泊)
7月13日(日):民宿5:10=桜坂駐車場5:30-⑤-6:40五合目⑩-8:00七合目⑩-9:10ニセ巻機山⑤-9:25避難小屋⑩-10:05御機屋⑮-巻機山山頂-10:55牛ヶ岳⑩-12:00避難小屋⑮-12:30ニセ巻機山-七合目⑩-五合目⑩-15:10桜坂駐車場=(入浴・食事)=21:00平塚駅
7月12日:6.5Km、行動4時間45分、歩行3時間40分、 7月13日:12.8km、行動9時間40分、歩行8時間
GPSfile
山行の過程
7月12日:圏央道の渋滞により谷川岳ヨッホの到着が1時間15分遅れた。しかし、快調に歩を進めて約2時間で肩の小屋に到着。昼食後、トマの耳、オキの耳(CLはトマの耳で荷物番)を巡り当初の予定通り15:20に天神平に降りた。
7月13日:5:30に桜坂駐車場を出発。左手にヌクビ沢コースを見送り、井戸尾根コースに入る。はじめは気持ちの良い広葉樹の森の中を歩く。950mから5合目(1128m)までは急斜面が続くが、若いブナ林を通る風が心地良い。
七合目(1564m)までは比較的緩斜面だが道のりは長い。正面に昨日登った谷川岳から一ノ倉岳・茂倉岳、その奥に万太郎山、千ノ倉岳、平標山と続く谷川連峰が一望だ。ここから足場の悪い急登を150mほど登ると八合目、木道の整備された草地を登り詰めてニセ巻機山(1861m、九合目)に出る。向かいには谷をはさんで割引岳から巻機山に至るなだらかで大きな稜線がそびえる。一旦避難小屋(1800m)まで木道を下る。途中、ワタスゲの群落が白い絨毯の様に斜面を覆い見事だ。
避難小屋から巻機山本峰へ30分ほど登りを頑張って稜線に出た所が御機屋(おはたや)でそこに巻機山山頂の標識がある。しかし、本当の山頂(最高地点1967m)はそこから東に15分ほど歩いたピークなのでそちらに向かう。途中、ワタスゲに囲まれた池塘が点在して雲上の楽園のような稜線歩きを楽しむ。真の山頂から稜線をさらに20分ほど足を伸ばすと牛ヶ岳(1962m)だ。途中にニッコウキスゲやハクサンフウロ咲くお花畑が広がる。牛ヶ岳までの稜線漫歩で満足度が高かったのと、ロングトレールの疲労感もあったので、割引岳ピストンは割愛して下山にとりかかることにした。避難小屋からニセ巻機山に登り返し、炎天下の3時間に及ぶ長い下り。かなりグロッキー気味となったが、雪渓を渡る涼風やブナ林の木陰に助けられながら、割引岳ピストンをカットした分、1時間30分早く15:10に桜坂駐車場に無事下山した。
リーダーの感想
谷川岳は巻機山のための足慣らしとして実施した。交通渋滞に巻き込まれて時間が押していたが、予定時間内に2つのピークを極めて下山出来たことは喜ばしい。
巻機山は、事前情報でヌクビ沢コースは雪渓の状態が不安定で通行禁止ということだったので、井戸尾根コースをピストンすることとした。距離13km弱、累積標高差1470mのロングトレールだ。途中のブナ林やニセ巻機山のワタスゲの大群落も素晴らしかったが、ハイライトは巻機山本峰の稜線歩きだった。池塘が点在し、お花畑がそこここに展開するまさに雲上の楽園であった。