icon 剱岳~立山三山縦走 icon


icon 山行日:25年07月26日~28日

icon 山 名:北アルプス・剱岳~立山三山縦走

icon 区 分:グループ・沢&HGH

icon 形 態:縦走

icon 参加者:6名(男性:2名、女性:3名、会員外:1名)

 

icon コースタイム


7月26日~28日、晴れるも27日は雷雨あり:剱岳~立山三山縦走

 

1日目(7月26日)歩行時間:4時間4分 休憩50分、合計4時間54分、距離5.2キロ登り521m、下り413m

扇沢市営無料駐車場-扇沢駅7:30=(電気バス→ケーブルカー→ロープウェイ→トロリーバス)=9:54室堂(昼食)→10:05ミクリガ池→雷鳥沢キャンプ場→13:20山乗越・劔御前小屋14:10→(40分)→14:48劔沢キャンプ場(テント泊)

 

2日目(7月27日) 歩行時間:9時間53分、休憩2時間40分、合計11時間40分、距離8・9キロ、登り1,060m、下り1,322m

劔沢キャンプ場4:40→5:10剣山荘→5:50一服剣→6:50前剣→平蔵のコル→タテバイ→8:30剱岳8:55→9:25ヨコバイ→9:38カニのタテバイ→10:30前剣→12:00剱沢小屋→12:45剣沢キャンプ場(テント撤収、昼食で1時間50分)14時40分→15:30劔御前小屋→16:20雷鳥沢キャンプ場(テント泊、温泉)

 

3日目(7月28日) 歩行5時間50分、休憩2時間10分、合計8時間、距離10キロ、登り858m+雷鳥沢キャンプ場~室堂バスターミナル、下り868m

雷鳥沢キャンプ場4:15→6:15真砂岳6:25→7:05富士ノ折立7:25→7:43大汝山休憩所→7:55大汝山→8:10大汝山休憩所→8:25雄山8:55→9:30一の越山荘→10:45雷鳥沢キャンプ場(テント撤収、昼食)12:20→13:10室堂13:45(買物)= アルペンルート = 15:15扇沢15;25 = 車(途中で夕食&温泉)= 中央道、圏央道= 20:45茅ヶ崎駅

 

1日目:歩行時間:4時間、2日目歩行時間:約10時間、 3日目5時間50分

 

icon 山行の過程


7月26日(土)から28日(月)まで2泊3日のテント泊で「剱岳~立山三山縦走」に行って来た。

冬山テント泊装備よりは軽かったが炎天下の20キロの荷物は重く辛かった。初日の「劔沢キャンプ場までの4時間(標準時間)を歩けなければ冬は行けない。」と頑張った。

劔御前小屋の辺りで急に雲行きが怪しくなって土砂降りの夕立となり45分間、屋根の下に退避した。登山道が洪水になり退避した小屋の土間まで水が入って来たが我々は濡れる事も無く雷雨をやり過ごせた。多くの登山者は雨具をつけても靴の中までびしゃ、びしゃに濡れて気の毒だったが我々は今回も運が良かった。

雪渓を横切りやがて剱沢キャンプ場に着くと眼前の剱岳の絶景、そして満点の星、地面も平らで1,000円、最高のキャンブ場である。

2日目は荷物をデポしで剱岳に向かった。剱岳はそれほど登山者も多くなく、デポで行ったので(デポでもヘルメット、ハーネスを装備、ロープ、ギヤを持参)登り、下りとも快適、カニとのタテバイ、横ばいの岩場を適当なスリルで楽しめて貰えた。

剱岳山頂では立山三山だけでなく、北アルプスの山々や 遠くは八ヶ岳、富士山、南アルプスまで180度の絶景が広がった。昨年の早月尾根~剱岳(1泊2日ピストン)は初日が雨、2日目がガスガスで何も見えなかったがお天気次第でまさに地獄と天国である。山頂では労山の神奈川県連の登山学校で一緒だったと北村さんという女子に声をかけられた。山に行けば誰かに会える、8年振りの再会である。

そして雷鳥親子が至近距離の1m位で見られた。それも複数個所にいて口ばしの赤い雄鳥も数羽いた。立山、剱岳の雷鳥は人なつこく逃げない。

剣沢キャンプ場には12:45に下山しテント撤収、雷鳥沢キャンプ場にテントを移動、雷鳥荘の温泉で汗を流し生ビールで乾杯した。くれないに染まる峰々を眺めながら至福の時である。そして2日目のテン場は九州からソロで来た女子の来訪もあり夜遅くまで山談義に盛り上がった。

3日目は真砂岳から富士ノ折立、大汝山、雄山の立山三山縦走である。室堂一帯は勿論、後立山連峰の山並みや黒部湖の景色を眼下にまた遠望しながら歩ける。朝、4時過ぎに出発し午前中の下山をめざした。

このルートは3,000m級初心者のルートでルートは優しいが絶景で歩けお花畑も広がる。室堂平から一の越山荘は凄い人出だったが我々はそこを通らない。

3日間とも渋滞に煩わ去れることなく歩けた。気になった点は監視員からも「注意するように。」との事だったが室堂手前のみくりが温泉付近の硫黄臭がかなりキツくて、風向きが悪いと咳き込むほどだった。

要注意である。

 

icon リーダーの感想


剱岳は別山尾根は今回が3回目で昨年の早月尾根ピストン、「点の記」の長次郎雪渓と5回を登頂していて昨年の北方稜線の撤退も含めチャレンジして来た。今回の計画は(他のヤマレコ記録、何人とも比較しても)かなり完璧、完成度の高い山行に出来たと思っている。雷雨を回避出来たし剱岳だけでなく立山三山も大渋滞に捕まることなく行けた。雷鳥に沢山出会えたお花も沢山咲いていた。「面白かった。」と剱岳初登頂を難なくクリア出来た仲間を誇りに思う。反省点は乗り物の乗り継ぎに時間がかかった。扇沢駅7時30分に乗って(4つバスやケーブルを乗りかえるが)室堂に着いたのが9時30分だった。帰りも黒部ダムで前のバスが出た直後で対策が要である。3日間とも快晴でとてもいい天気でしたが、午後からガスが多くなってきており「立山周辺は午前中に行動するに限る 。」とまさに教訓通りです。

 
剱沢キャンプ場からの剱岳 

剱沢キャンプ場からの剱岳

室堂から立山連峰を望む

室堂から立山連峰を望む

剱沢キャンプ場手前の雪渓

剱沢キャンプ場手前の雪渓

剱沢キャンプ場からの剱岳

剱沢キャンプ場からの剱岳

前剱頂上

前剱頂上

5番鎖場から平蔵のコルに向かう

5番鎖場から平蔵のコルに向かう

9番鎖場“カニのたてばい”

9番鎖場“カニのたてばい”

剱岳山頂にて

剱岳山頂にて

剱岳山頂からの大パロラマ

剱岳山頂からの大パロラマ

前剱への下山

前剱への下山

雷鳥沢キャンプ場から立山連峰を望む

雷鳥沢キャンプ場から立山連峰を望む

真砂岳頂上

真砂岳頂上

大汝山頂上

大汝山頂上

富士ノ折立から剱岳を望む

富士ノ折立から剱岳を望む

雄山頂上

雄山頂上

雷鳥の親子に癒される 

雷鳥の親子に癒される

トウヤクリンドウ (リンドウ科) 

トウヤクリンドウ (リンドウ科)

チシマギキョウ (キキョウ科) 

チシマギキョウ (キキョウ科)

 

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Tag:北アルプス,縦走,劒沢キャンプ場から、目の前に剱岳と夜は圧巻の星空を堪能する。
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