icon 飯豊連峰縦走 icon


icon 山行日:25年08月24日~26日

icon 山 名:東北・飯豊連峰縦走

icon 区 分:グループ・沢&HGH

icon 形 態:縦走

icon 参加者:4名(男性:2名、女性:2名)

 
飯豊山山頂にて 

飯豊山山頂にて

 

icon コースタイム


8月24日~26日飯豊連峰縦走 天気24日晴れ、25日晴れ午後一時的に雨、26日曇りのち晴れ

1日目(8月24日)歩行時間8時間52分 休憩1時間48分 合計10時間40分 距離13.6km 登り2022m下り529m

大日杉小屋4:52→ザンゲ坂5:24→長之助清水6:00→滝切合7:28→地蔵岳8:06→目洗い清水9:49→御坪10:28(昼食)→切合小屋12:47→草履塚13:27→御秘所14:07→一ノ王子15:14→本山小屋15:30

2日目(8月25日)歩行時間7時間20分 休憩1時間46分 合計9時間6分 距離13.6km 登り890m 下り1116m

本山小屋5:08→飯豊山5:23→御西小屋7:19→天狗の庭8:56→烏帽子岳11:09→梅花皮岳11:57→梅花皮小屋12:17(昼食)→北股岳13:30→門内岳14:27→門内小屋14:31

3日目(8月26日)歩行時間4時間44分 休憩21分 合計5時間5分 距離7.5km 登り264m 下り1722m

門内小屋5:16→胎内山5:33→地神山6:10→地神北峰6:41→丸森峰7:25→夫婦清水8:33→飯豊山荘駐車場10:22

1日目:歩行時間8時間52分、2日目:歩行時間7時間20分、3日目:歩行時間4時間44分

 

icon 山行の過程


8月23日 大日杉小屋までの道路が、直前の7月23日に通行止め解除により、大日杉登山口から”飯豊山”を目指すことにした。

大日杉小屋は駐車場から近くにあり、また管理人が居た為温水シャワーを使用できまました。

8月24日 快晴 大日杉登山口からまずは、”地蔵岳”を目指すことに。

大日杉小屋の管理人の方から、ザンゲ坂近くにスズメ蜂の巣があるため注意する様忠告を受け、注意しながら登る、ザンゲ坂からが急登の始まりである。樹林帯の中をひたすら登ることに途中鎖が出てきた、結構長く足を掛ける岩場が粘土質ですこし滑るところも

ありました。目指す”地蔵岳”に向かって登る道の左側にはこれから進む稜線が見えてきて、やったとの思いでまずは”地蔵岳”に到着。これから左側に直角に折れる方向に進んで2番目の水場である”目洗い清水”で水分補給登山道から足場が悪いところを少し下ったところに水場がありましたが、水量は僅かで少し時間が掛かった。種蒔山・切合小屋から御秘所の切立った岩場を超えて進むと、やっと”本山小屋”の姿を見せてくれました。

”本山小屋”のテント場の横を抜けて”本山小屋”に到着。

8月25日 快晴 ”本山小屋”から”飯豊山”へ、そして長く伸びる稜線の美しさに圧倒され、お花畑と残雪のコントラストを 堪能しながら御西小屋に進み、連峰最高峰の”大日岳”を望む。そして、アップダウンを繰返し”門内小屋”に到着。ここも、他の利用者がいなく貸切りとなった。

8月26日 ガスガス 最初は歩き易い登山道だったが、丸森尾根への分岐から下山することに、登山道は細い崖になったり、岩場が顔出し始めました。他の山なら〝鎖”または”梯子”が有っても不思議でない箇所が多く有りました。慎重に下山し”飯豊温泉”に到着して、3泊4日の縦走山行を無事終了しました。

 

icon リーダーの感想


今年の夏は暑い、飯豊の夏も暑かった。今まで半世紀以上、山を歩いて来てどんな山でも稜線に出れば涼しくなるのだが飯豊は山頂でも暑かった。私の山人生で一番、暑い山行だった。

・大日杉登山口から切合小屋までは登山口の標高が600mと低いので、今の時期は非常に暑いです。涼しい早朝の時間帯から出発したのですが歩きだして20分で全身汗だくになりました。最初のピークである地蔵岳までの標高差は約940mありますので、こまめな水分補給と休憩を心掛け、あせらずじっくり登る必要があります。今回、私はスポーツドリンクのアクエリアスで水分補給をしました。また適切な休憩と休憩時にエネルギー補給にも心がけました。

・事前情報で「御沢分れからの雪渓コースは、残雪豊富で滑落の危険」、また「種蒔山手前の登山道を覆っている残雪のところは、滑落の恐れがある。」との事で「残雪の上を歩かずに、上部を高巻き、残雪の手前、左上の方向に踏み跡がある。」の情報でしたがまるっきり雪が無く肩透かしでした。

・切合小屋の缶ビール(スーパードライ)のレギュラー缶は800円,ロング缶は千円、水場は沢の水を小屋の前に引いていました。少しぬるい。

・標高1,740mに位置する切合小屋から標高2,105mの飯豊本山までの標高差は365m。その先の唯一の岩場である「御秘所」の通過がありますが、高度感はあまりない。一ノ王子の水場は使用できる状態になっていました。2ヵ所のパイプからとても冷たい水が豊富に出ています。山頂直下の良質な水場です。

・本山小屋はぬるいビールが1000円で管理人は「ストックのキャップを売りつけたり「話声が高い。」とか管理しようとする意識が出て微妙にうるさい。だが水場は本山小屋から少し遠いが岩から染み出ている良質の清水でした。

・本山小屋から山頂までは10分ほどで飯豊本山は素晴らしい展望でダイヤモンド飯豊山も撮れました。、本山小屋に宿泊するか、一ノ王子にテン泊すれば、良い眺めを堪能することができます。

・飯豊本山から御西岳にかけては、この山域最大のお花畑が広がっています。チングルマやニッコウキスゲがそこかしこに群生しています。もちろん、固有種であるイイデリンドウも見ることができました。そのほか、ハクサンフウロやヨツバシオガマ、ミヤマキンポウゲなどなど、この季節ならではの高山植物の花々を楽しむことができた。

・御西小屋の前にはベンチがあり、近くにはトイレもあって良い休憩ポイントとなっています。水場も近く清水が滾々と湧いていました。下の雪渓に熊がいるというので見に行きましたが見当たりませんでした。

・御西小屋から天狗岳を経て烏帽子岳に至る稜線歩きは、滑落の危険が伴ういくつもの残雪の斜面を通過する必要があるとのことで、今回の縦走でもっとも心配していたのですが、いずれの場所も雪がありませんでした。

・烏帽子岳以北の縦走路では、残雪の上を歩くことはありません。すべて夏道になっています。

・梅花皮小屋のそばの治二清水は、冷たくておいしい水が豊富に出ていました。門内小屋の水場は少し遠いがここもいい清水でした。

・門内小屋は、門内岳直下に位置していて、素晴らしい展望が楽しめます。また、ここで販売しているビールは残雪でキンキンに冷やされていてオススメです。値段も冷たいビールが500円と格安です。門内小屋から飯豊温泉登山口までの下山はかなり急坂で初めは面白かったが飽きてきました。

中津川口・大日杉小屋(泊)から入山し本山小屋泊、門内小屋泊を経て35㌔を飯豊温泉下山口まで縦走したが何事も無く飯豊連峰の雄大な景色と咲き誇る高山植物の数々を堪能できたいい山であった。

計画は縦走の長さ、暑さ対策、虫対策、水場、避難小屋、通行止めの道路等諸々、全てが予測通りであった。飯豊は遠い、なかなか来れなかった飯豊連峰、人の触れ合いや自然、最終日は「山にもっといたい。山を降りたくない。」と思いながら10時20分に下山した。

 
大日杉小屋(前泊) 

大日杉小屋(前泊)

ザンゲ坂から急登が始める 

ザンゲ坂から急登が始める

主稜線が見えてきた 

主稜線が見えてきた

縦走路遠望

縦走路遠望

姥権現・・・安全登山を祈願

姥権現・・・安全登山を祈願

御秘所と呼ばれる岩稜通過

御秘所と呼ばれる岩稜通過

飯豊山に沈む夕陽

飯豊山に沈む夕陽

飯豊山山頂

飯豊山山頂

本山小屋(1日目泊)にて

本山小屋(1日目泊)にて

2日目の縦走路遠望

2日目の縦走路遠望

おお!イイデンリンドウ発見!

おお!イイデンリンドウ発見!

連峰最高峰の”大日岳”を望む

連峰最高峰の”大日岳”を望む

北股岳(中央左)と烏帽子岳(中央右)

北股岳(中央左)と烏帽子岳(中央右)

門内小屋(2日目泊)

門内小屋(2日目泊)

これから進む丸森尾根(正面に)確認

これから進む丸森尾根(正面に)確認

丸森尾根の急降下 開始

丸森尾根の急降下 開始

丸森尾根の急降下 鎖もロープもなし

丸森尾根の急降下 鎖もロープもなし

 

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