ヤビツ峠~大山北尾根、ヨモギ尾根~三ノ塔~鳥尾山~仲尾根
山行日:21年11月06日~07日
山 名:丹沢・ヤビツ峠~大山北尾根、ヨモギ尾根~三ノ塔~鳥尾山~仲尾根
区 分:個人
形 態:縦走
参加者:6名(男性:0名、女性:5名、会員外:1名)
コースタイム
11月06日天気:ヤビツ峠~大山北尾根、ヨモギ尾根~三ノ塔~鳥尾山~仲尾根
11/6(土)秦野駅7:44=(神奈中バス)―ヤビツ峠9:00ー⑤―10:40 大山山頂⑩ー11:40西沢の頭1094m(昼食)12:10―12:20ミズヒの頭―12:55(16号鉄塔913m)⑩ー13:10境沢の頭(分岐)―14:15地獄沢橋 ―14:45丹沢ホーム(泊)
11/7(日)丹沢ホーム7:50―8:00タライゴヤ沢渡渉地点―⑤―9:40蓬平⑳―⑤―11:10三ノ塔―11:50烏尾山(昼食)12:20ー仲尾根分岐ー草原⑩ー14:00戸沢山荘14:20―戸沢林道ー16:00大倉(神奈中バス)=渋沢駅
1日目歩行時間:4時間50分 行動時間:5時間45分 2日目:歩行時間:6時間40分 行動時間8時間10分
山行の過程
11月6日
秦野駅でヤビツ峠行きのバスは長蛇の列、7:44発の臨時便が何台も増発し、分かれて乗車し、最後のメンバーは20分遅れとなった。大山までは、階段からレストハウスの脇を通りイタツミ尾根を登る。大勢の人とすれ違うが、鹿柵をアルミの脚立に登って越え、北尾根に入ると登山者が急にいなくなる。モノレールの軌道を左に見ながら進み、右側のネクタイ尾根を確認し、軌道をまたいで進む。
岩場のやせ尾根から西方向に変わり、コルから登ると1094mの西沢の頭に木札に山名あり、ここで昼食後、ミズヒの頭で方向変わりコンパスを合わせ16号鉄塔方面へ下降、913m境沢の頭分岐で壊れた道標の下に地獄沢方面と書いた印あった。広い尾根と黄色、オレンジ、黄緑の色彩が素晴らしく綺麗だった。その先は急な階段があり、県道に降りると、左方面の地獄沢橋と反対方向に藤熊川沿いを進み、吊り橋を渡ると立派な建物の森の家で、時間あるので中の展示品を見学し、つり橋の下の沢に降りて、翌日のヨモギ尾根への渡渉地点を確認する。
宿泊の丹沢ホームは、他の客は渓流釣りの人たちで、別棟1階が貸し切りで使え、2部屋続きを利用した。夕食は魚定食のイワナの塩焼きや、朝取りのキノコ等が美味しかった。薪ストーブを囲み、オーナーから丹沢ホームを作った話や、丹沢の歴史を聞けてたのも良かった。夜中に雨が降ったが明け方にはやんで一安心。
11月7日
オーナーが、ヨモギ尾根を登る私達のために渡渉地点にアルミの橋をかけてくれたおかげで、靴を脱がずに渡れた。尾根末端から取りつき、ひたすら尾根を登り、806m近くでやっと緩やかになる。ヨモギ平の手前右斜面下に、自然保護部員に聞いていた1本のブナの巨木が見つけられて良かった。壊れかけた入口の鹿柵を入ると、左手下にボスコキャンプ場からの道があり、平らで広いヨモギ平に到着。広葉樹の紅葉と、背後に大山、左手奥に江の島も見え、本日のハイライトコースを堪能する。
作業用のモノレールが現れ、1000mを過ぎると紅葉はおしまい、急登を上がると、赤い帽子とマントのお地蔵さんの前に出て表尾根の稜線に着いた。三ノ塔へは行かずに、烏尾山に向かうも急な下りで、ロープに梯子あり緊張するが、岩の間や登山道脇のリンドウ、ウメバチソウ等の花が多く、和ませてくれた。
烏尾山荘前で昼食後、少し先の左手下に看板あり、仲尾根に入る。ススキや藪の中にしっかりしたトレースがあり、やせ尾根と急な下りとなるが、950mから緩やかになり、草原あり、大倉尾根の展望も良い。850mで分岐あり、まっすく行きそうな方はロープが張ってあり、左側に進む。浮石や落ち葉の急下降を慎重に戸川林道まで下り、作治小屋の前で休憩する。大倉へは1時間半、お喋りしているうちに着き、渋沢駅行きのバスにすぐに乗車できた。
リーダーの感想
丹沢ホームに泊まり、当初2日目は、送迎が可能な塩水橋まで行き、ブナ美林の堂平から丹沢山を考えたが、大倉尾根の下で暗くなる可能性もあり、ヨモギ尾根コースに変更した。
大山北尾根、ヨモギ尾根も静かで紅葉が見頃で、地図読みの練習もできた。表尾根に出て、烏尾山に向かうコースも予想外に花が多かった。仲尾根の下りは、やせ尾根で気が抜けない緊張感があったが、一人一人が初級バリエーションコースを頑張って歩いたことや、丹沢ホームでの仲間との語らい、オーナーの温かさにも触れた山行になったと思う。