花の宝庫 佐渡金北山
山行日:22年05月21日~23日
山 名:越後・佐渡金北山
区 分:募集
形 態:ハイキング
参加者:4名(男性:2名、女性:2名)
コースタイム
天気:5月21日晴れ、5月22日晴れ、5月23日小雨のち晴れ
5/21 東京駅6:08=とき301=8:12新潟=新潟港9:40=佐渡汽船=10:47両津港=レンタカー11:30=11:45トキの森公園12:45=13:30昼食・買物14:30=15:30乙和池15:50=16:00佐渡金山16:45=17:40民宿かわぐち(泊)
5/22 民宿8:30-原生林と杉巨木群トレッキング ~外海府ルート~(新潟大学演習林内の巨木ガイドツアー)-9:00関地区入山ゲ-ト=9:15登山口―12:10大王杉入口(昼食)12:40-15:45登山口=16:20岩谷山竜眼の池=16:35民宿16:45=17:05大野亀17:30=18:00民宿(泊)
5/23 民宿6:30=8:00栗ヶ沢登山口8:20-9:25横山登山口合流点⑩-10:20神子岩―⑩-11:15栗ヶ沢分岐-11:30金北山⑩―12:30/950m地点(昼食)12:50-13:00神子岩13:10―13:55横山登山口合流点―⑩-14:40栗ヶ沢登山口=15:30新穗湯上温泉16:30=両津港17:55=佐渡汽船=19:02新潟港=タクシー=新潟19:37=とき346=東京21:52
5/22 ツアー所要時間約8時間、 5/23 行動6時間20分、歩行5時間20分、
山行の過程
5/22 新潟大学演習林内の幻の杉の巨樹を訪ねる1日16人限定のガイド付きツアーに参加。ガイドのO氏と我々4名のプライベートツアーとなった。洞爺湖サミットで紹介された金剛杉やNHKの巨樹番組で取り上げられた蛸杉を始め連結杉、大王杉、関越の仁王杉など樹齢500年を超える異形の天然杉の巨樹が次々と現れメンバーから驚嘆の声が上がる。花もカタクリやオオイワカガミ、オオミスミソウ(雪割草)といった定番ははもちろんサルメンエビネ、クマガイソウ、オオサクラソウ、ザゼンソウ、シロバナスミレサイシンなど珍品も見られた。O氏のガイドもツボを押さえたもので、充実したツアーとなった。
ツアーで見られた花たち
ツアー終了後、車で20分ほどのトビシマカンゾウ咲く大野亀の景勝を楽しんだ。
5/23 前夜からの雨は朝になって止むかと思われたが、山では小雨が降り続いていた。予定通り8:00に栗ヶ沢登山口に到着し、雨支度をして登山開始。花が多いと評判の登山道だが残念ながら盛りは過ぎていた。その代わり雨に濡れ霧がかかった幻想的なブナ林や天狗岩の風衝地のヤマツツジが美しかった。栗ヶ沢分岐で稜線に出る。荷物をデポして空身で山頂往復。予定よりペースが早かったのでアヤメ池まで行きかけたが、泥濘がひどいということなので引返しそのまま下山した。下山後は新穂湯上温泉で濡れた体を暖め、両津港へ向かった。
リーダーの感想
”花と巨樹の佐渡島”をテーマに、一般人は立ち入り禁止の新潟大学演習林のガイド付きツアー(原生林と杉巨木トレッキングコース~外海府コース~)と最高峰である金北山登山を組合わせた山行を計画した。ガイド付きコースは高価(1人1万円)だが、このツアーでしか見ることのできない見事な杉の巨樹たちや貴重な花々が見られ十分その価値はあった。一方、金北山は花の盛期を2週間ほど過ぎていたが、それでもなおそこここに興味深い植生が見られ、花の名山の面目を感じた。野生のトキとの邂逅や乙和池、大野亀などの佐渡の素晴らしい自然を体感できた事も大いなる喜びであった。また、宿の民宿かわぐちは巨木ツアーの出発点ということで選んだのだが、地魚や山菜をふんだんに使った夕食や、弁当と地酒のサービスなど満足できる宿でお奨めである。