一ノ瀬川 竜喰谷 
山行日:25年07月19日
山 名:奥秩父・一ノ瀬川 竜喰谷
区 分:個人
形 態:沢登
参加者:4名(男性:2名、女性:2名)
※※※ コースタイム ※※※
7月19日天気 晴れ:一ノ瀬川 竜喰谷
《7:30》石楠花橋付近駐車場着…《8:00》一ノ瀬川へ入渓…《8:20》竜喰谷出合滝(巻)…《8:40》幅広5m滝登攀…4mCS滝…《9:30》精錬場の滝登攀…《10:30》下駄小屋ノ滝12m登攀…末広がりのナメ滝…《11:30》(1200m地点)2段8m×10m滝~10m曲がり滝(高巻)…(休憩)…幅広4m滝…《13:00》(1250m地点)中ノ平沢出合…すだれ状幅広滝2段8m…大小屋沢出合…(1410m地点)長嵐沢ヤケト沢出合…CS4m滝…2段4m×10m滝…2条CS滝…《14:00》(遡行終了点)大常木林道木橋(脱渓)…(休憩)…《14:45》大常木林道下山…三ノワノ頭中腹道…《16:45》大常木林道…《17:00》石楠花橋付近駐車場着
距離約12㎞ 登降880m
※※※ 山行の過程 ※※※
・アプローチの一ノ瀬川林道は土砂崩れによる通行止めにて犬切峠経由の林道を迂回し、石楠花橋付近へ到着(+30分)。
・石楠花橋からまず本流の一ノ瀬川へ降りると予想以上の水量の多さに圧倒される。一ノ瀬川から竜喰谷出合はジャンクションフォール状の大滝になっており、この大滝落ち口の左岸を高巻して竜喰谷へ入渓。入渓初っ端から時間を要す(+30分)。
・竜喰谷出合よりすぐに現れる幅広5m。水流右をザイル出して登攀。今回の竜喰谷の遡行は全部の滝を登攀する意気込みで乗り込んだが…。
・4mCS滝も難なくやり過ごし、精錬場ノ滝8m、及び次の下駄小屋ノ滝12mはザイルを出してリーダーIさんリード。そしてルート上核心の10m曲がり滝の手前の2段8m×10m滝を目にすると、あまりの水量の多さにあっさり登攀を諦め、曲がり滝を含め右岸から大高巻に入る。
・核心の10m曲がり滝の高巻を終えると、ルート後半は適度な5m~8m程度の小滝が連続して現われ、快適な遡行が楽しめる。1350m付近の8m滝は、水量が程々であれば水流沿いを快適に登れそうであったが、水量の多いこの日は水を思いっきり浴びながらスタンスを探して(ザイル出して)登ることとなり、(巷は35度の酷暑なのに)(寒がりの)パーティ2名は水の冷たさに震え上がり、その後、陽の当たらない“谷”の遡行でさらに寒さに耐える始末。
・滝の多い竜喰谷だが、滝の間を奇麗なナメがつなぎ、遡行する我々を癒してくれる。そして川底にはところどころキラキラと光る粒が…。砂金!? (…後で歴史通のSさんが調べたところ雲母と判明)てっきり砂金と思いながらウキウキと遡行を続けると、大常木林道の木橋が現れ、ここで脱渓し、遡行を終了する。
・遡行終了後は、(記録によると)「トレランしたくなるような(歩きやすい)林道」をひたすら下山(…林道は尾根を大きく回り込む平行移動が多く、距離の割に標高下がらず、最後は少し食傷気味になり思わずショートカットしたくなる…)。
※※※ リーダーの感想 ※※※
車で通行予定だった一ノ瀬林道は崩落のため通行不可。再開通の目処は当面無さそうであった。石楠花橋付近の駐車場は5、6台は停められるが、我々のみであった。
前日降雨予報のため増水を心配しながらのスタートとなった。一ノ瀬川から竜喰谷への出合いは増水著しくとても徒渉できる状態ではないので開始早々巻きであった。その後も巻きと滝の登坂の繰り返しとなった。ベテランMさんに相談しながら滝の巻きか登坂を選択しながら遡上した。登坂の際はMさんかIがリードしロープをフィックスした。Sさん、Kさんはフィックスしたロープをアッセンダーで登った。Sさんはだいぶ沢登りにも慣れてきた様子でした。Kさんは2回目の沢登りだが危なげなく無難にこなせていました。ベテランMさんがいることで全体的に安心して遡上することができました。
スタートの遅れはありましたが、皆さん体力あり危険なく山行を終わらせることができました。キレイな沢を楽しく遡上することができました。