icon 横岳(杣添尾根) icon


icon 山行日:20年08月01日

icon 山 名:八ヶ岳・霧ヶ峰・横岳(杣添尾根)

icon 区 分:個人

icon 形 態:ハイキング

icon 参加者:5名(男性:1名、女性:4名)

 

icon コースタイム


08月01日天気:曇り、横岳(杣添尾根)

平塚駅5:30=7:45横岳登山口駐車場8:00-8:30貯水池⑩-(杣添尾根)-⑩⑩-11:40 2600m展望台⑤-12:45三叉峰?(昼食)-奥の院・横岳(花観察)13:50-14:15三叉峰⑤-15:10 2600m展望台⑩-⑩⑩-17:20貯水池-17:45駐車場17:55=野辺山駅=(買物・夕食)=21:00平塚駅

行動9時間15分、歩行7時間35分

 

icon 山行の過程


標高2830mの横岳に日帰り登山できる杣添尾根。登山道入口の駐車場は休日にはすぐ満杯となるとのこと。地元に滞在中のIさんに朝7時過ぎから場所取りをしていただき、登山道入口のすぐ脇に駐車することが出来た。予定より30分早く登山を開始。別荘地を縫うように進み、貯水池から本格的な登山道となる。既に1800mを越えているのでコメツガ、シラビソの亜高山帯林の急な登りが続く。コースタイムでは三叉峰(2825m)までの標高差1000mを3時間30分で登ることになっているが、そう簡単にはいかない。2600mからはハイマツ帯を切開いた尾根道(新道)を行くが、ハイマツの切株が無数に飛出していて歩きにくいし、無残なハイマツの姿はどう見ても環境破壊と思え気持ちが良くない。最後の急坂を喘ぎながら登り4時間30分以上かけてようやく三叉峰(2825m)に到着。昼食後、奥の院・横岳山頂付近のお花畑を楽しんだが、ガスが晴れず眺望が今一つだったのが残念。下山は快調に進んだが、駐車場に着くと我々の車だけがポツンと残っていた。

貯水池 奥の看板右が登山口 

貯水池 奥の看板右が登山口

シラビソの森を行く 2200m付近 

シラビソの森を行く 2200m付近

ダケカンバの巨木も混じる 2300m付近 

ダケカンバの巨木も混じる 2300m付近

 
シラビソとオオシラビソの美林 2400m 

シラビソとオオシラビソの美林 2400m

2500mを越えてそろそろ森林限界 

2500mを越えてそろそろ森林限界

三叉峰から空身で奥の院、横岳山頂へ 

三叉峰から空身で奥の院、横岳山頂へ

横岳山頂より赤岳(左)と阿弥陀岳 

横岳山頂より赤岳(左)と阿弥陀岳

稜線西側 行者小屋が見える 

稜線西側 行者小屋が見える

梯子と岩場を降りる 

梯子と岩場を降りる

icon リーダーの感想


3000m近い山はやはり甘くない。岩場の急登、高山病等々、それなりに覚悟が必要であると再認識した。しかし、日帰りで3000m級を登ることのできるこのコースは素晴らしく、亜高山帯に広がるシラビソ林やダケカンバ林の白い森はこの上なく美しかった。ただし、高山帯に入ったあたりのハイマツの無残な伐採による新道作りは環境破壊であり大いに疑問だ。稜線のお花畑は盛期は過ぎていたが、タカネシオガマ、チシマギキョウ、コマクサなどの可憐な花が美しかった。また花は終わっていたが貴重なウルップソウやアルプス随一と思われるチョウノスケソウの大群落が見られた。これらの花の盛期にまた訪れたい。

 

icon 費用


1人当たり ①車代1,000円 ②高速代 1,610円  ③ガソリン代1,260円  合計3,870円

 

icon 杣添尾根と横岳の花々


ベニバナイチヤクソウ 

ベニバナイチヤクソウ

シャクジョウソウ 

シャクジョウソウ

ミヤマダイモンジソウの花(葉はイワカガミ) 

ミヤマダイモンジソウの花(葉はイワカガミ)

タケネツメクサの見事な株 

タケネツメクサの見事な株

ミヤマミミナグサ 

ミヤマミミナグサ

コバノコゴメグサ 

コバノコゴメグサ

ムカゴトラノオ 

ムカゴトラノオ

オヤマノエンドウ 

オヤマノエンドウ

ムシトリスミレ 

ムシトリスミレ

コマクサ 

コマクサ

チシマギキョウの花(葉はイワウメ?) 

チシマギキョウの花(葉はイワウメ?)

タカネシオガマ 

タカネシオガマ

チョウノスケソウ 

チョウノスケソウ

タカネサギソウ(ラン科) 

タカネサギソウ(ラン科)

キソチドリ(ラン科) 

キソチドリ(ラン科)

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