女峰山
山行日:23年06月17日~18日
山 名:尾瀬・日光・女峰山
区 分:募集
形 態:ピークハント
参加者:5名(男性:1名、女性:4名)
コースタイム
6月17日天気:晴れ
6/16:平塚10:30=圏央道・東北道・日光宇都宮道路=14:30登山口下見=15:20ホテルファミック日光駅前(泊)
6/17:宿4:20=4:35霧降高原P4:55-5:25小丸山⑩-⑩-6:55赤薙山⑩-8:05赤薙奥社跡⑩-9:05一里ヶ曽根⑩-9:30水場⑩-⑩-10:45女峰山(昼食)11:20-12:20水場⑩-12:45一里ヶ曽根⑤-13:35赤薙奥社跡⑩-14:30赤薙山⑩-15:30小丸山⑩-15:55駐車場=(入浴・食事)=21:20平塚
12.8km 行動11時間、歩行8時間30分
山行の過程
前日に霧降高原ビジターセンターと登山口を下見していたので、スムースに準備できて予定よりやや早く出発できた。スタートはキスゲ平に設けられた1445段の階段。咲き始めたニッコウキスゲの黄色とカラマツソウの白のアンサンブルや満開のサラサドウダンとベニサラサドウダンを楽しみながら登り切った所が小丸山(1601m)で、ここから登山が始まる。前衛峰の赤薙山(あかなぎやま2010m)まではササの草原で視界が開けた眺めの良い尾根道だ。山頂近くからは白いヒメイワカガミの群生が現れる。
ここから岩混じりのシラビソ・コメツガ・ダケカンバの亜高山樹林帯の厳しいアップダウンとなる。赤薙奥社跡(2206m)から一旦50mほど下ったコルから2209mのピークに登り返し尾根は北西に方向を変える。しばらく歩きやすい平坦な尾根道が続き、満開のアズマシャクナゲや花盛りのミツバオウレンとイワカガミを愛でながら進むと一里ヶ曽根(2295m)。目指す女峰山はまだ遠いが、くっきりとその優美な姿が望める。50mほど下ったコルには水場があり、たっぷりと水を補給して最後の登りに取り掛かる。登り返した2318mのピークからは進路を南西に取り、ハクサンシャクナゲの咲く小ピークを2つ越えてやっと女峰山山頂(2483m)に到着。山頂からは360度の展望で、西には男体山、大真名子、小真名子、太郎山の「日光ファミリー」とその向こうに日光白根山が鎮座している。
ゆっくり昼食休みのあと、来た道を下山。途中何度かの登り返しは、暑さと疲労感で苦しかったが、日光連山最難関を踏破した満足感と共に、15:55に登山口の霧降高原ビジターセンターに無事下山した。
リーダーの感想
女峰山は遠い山である。標高1330mの霧降高原からひたすら登る事6時間、途中2200-2400mのピークをいくつも越えて山頂を極められたこと。そして、何度も登り返しのある下山路を暑さと疲労感に耐え、5時間余りをかけて無事降りてこられたことの満足感は大きかった。梅雨の中休みの好天に恵まれた幸運と、苦しい登山を励ましてくれたニッコウキスゲを始めとする可憐な花々に、そしてまさに「命の水」と言うべき一里ヶ曽根のコルの水場に助けられて無事踏破できたことに感謝だ。同行の健脚女性4人の頑張りも素晴らしく、特に最後のビジターセンター(ソフトクリーム販売中)への階段の下りの猛スピードにはとてもついていけなかった。